日本ハンセン病学会雑誌
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68 巻 , 2 号
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  • 長澤 俊彦
    1999 年 68 巻 2 号 p. 67-70
    発行日: 1999年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    Hansen病の末梢神経障害に血管炎が関与しているか、とすればどのようなタイプの血管炎か、そのpathogenesisはどのように考えたらよいのか、について血管炎の立場から1)血管炎症候群の分類、2)血管炎症候群と末梢神経障害、3)Hansen病の末梢神経障害と血管炎、の3項目について考察を試みる。
  • 中谷 比呂樹
    1999 年 68 巻 2 号 p. 71-75
    発行日: 1999年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    らい予防法廃止後3年が経過したので、法廃止の趣旨・理念を胸に刻み、新たな課題へ対応しつつ、廃止法を誠実に履行している行政の姿勢について述べる。また、今後の課題についても言及する。
  • 佐藤 隆夫, 橋本 重夫
    1999 年 68 巻 2 号 p. 77-82
    発行日: 1999年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    神経細胞が生きている限り,神経線維が切断されても中枢断端からsproutingを極めて活発に萌芽するので,切断部分での適切な処置,そして末梢効果器に機能が保存されている条件下に,末梢神経線維の再接触が達せられるならば,形態的,機能的な修復が可能である。ほとんどの実験的,臨床的努力は切断部分の処置による有効なsproutingの萌芽と末梢への再支配を目的としたものである。その関係の論文も極めて多い。このうち移植を含めた外科的方法は現在臨床の主流であるが,多くの問題点を伴っている。これに替わる方法として実験的には切断端をtubeにて包むtubulationが盛んである。tubeの材料もきわめて種々のものが古くから試みられてきている。幾つかの理由により我々はsilicone tubeを用いることに基本をおき,筋細胞への神経再支配を検索してきた。その臨床応用の実際については,ごく最近にいたり,末梢神経損傷患者にsilicone tubeを用い,従来のmicrosurgeryの方法と比較して遜色ない結果が発表(G.Lundborgら,1997)されている。一方で,ハンセン病患者の末梢神経障害に対する外科的治療はほとんど行われていない現状のようである。しかしJ. H. Pereiraら(1991)は1.5から7年間の知覚障害をもった10例の患者に対し,神経断端に氷結変性させた自家縫工筋移植を行って7例の患者において手や足の知覚や発汗の回復を得たと報告している。このことは筋移植より容易に操作が可能なsilicone tubeをハンセン病患者に応用できる可能性を示唆している。本reviewでは神経再支配の所見とハンセン病患者への臨床応用の可能性について述べた。
  • 儀同 政一
    1999 年 68 巻 2 号 p. 83-86
    発行日: 1999年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    抗らい菌活性を有するクラリスロマイシン(CAM),ロキシスロマイシン(RXM),ミノサイクリン(MINO),ホスホマイシン(FOM),フシジン酸(FA)は、抗炎症作用を示す。CAMとRXMはラットカラゲニン浮腫を、MINOはラットアジュバント関節炎を抑制する。またステロイド剤が免疫抑制作用を示すのに対し、CAM.RXM,MINO.FOMは免疫調節作用を示す。FAはcyclosporin Aに類似した作用を示し、免疫抑制作用がある。これら抗らい菌薬の免疫薬理学的作用を考慮し、炎症制御作用を持つCAM,RXMと抗炎症作用を持つFA,MINOを新たな併用薬として効果的に組み合わせることで末梢神経障害を抑制する多剤併用療法の可能性を検討した。
  • 湯浅 洋
    1999 年 68 巻 2 号 p. 87-90
    発行日: 1999年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    Successful “Leprosy Elimination Programme” since 1991 managed to reduce global case load to nearly 1/10 in 10 years. However, this rapid fall of case detection/incident rate. This means that even after year 2, 000, control effort of leprosy as an infectious disease must be sustained, while adequate control / care of leprosy as a deformity / disability causing disease need more attention.
  • 矢島 幹久, 成田 稔, 山田 宣孝, 浅野 伍朗
    1999 年 68 巻 2 号 p. 91-96
    発行日: 1999年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
  • 與儀 ヤス子, 遠藤 真澄, 田中 貴志, 審良 静男, 岡村 春樹, 野間口 博子
    1999 年 68 巻 2 号 p. 97-108
    発行日: 1999年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    NF-IL6ノックアウトマウスの腹腔内あるいは両後肢足底内にらい菌感染を実施し、田中等4)により見出された殺菌・排除機構がらい菌ではどのように働くかについて検討した。NF-IL6ノックアウトマウスの腹腔内に接種されたらい菌は腹腔網内系組織や雄性生殖器内で増菌が認められた。後肢足底内接種でもらい菌感染後期に緩慢な増殖像が認められた。感染後1ヵ月目の腹腔マクロファージの培養上清中にはIL-1α、TNFα、NO2-産生、また、対照ワイルドマウスよりも強いIL-12の産生を認めた。加えて、培養脾細胞上清中からは感染経過に伴い対照ワイルドマウスよりも強いIL-2産生を認め、NF-IL6ノックアウトマウスのらい菌感受性能は、ヌードマウスと免疫正常マウスとの中間型を示した。このようなNF-IL6ノックアウトマウスに特異的ならい菌増殖像とサイトカイン産生能との解離した結果は、NF-IL6遺伝子を介したマクロファージによる殺菌・排除機構に起因するものと推察されたが、リステリアやサルモネラ感染とは異なり、らい菌感染の場合、菌増殖による死亡例も認められず長期の観察が可能であったことから、らい菌の宿主からの殺菌・排除には、マクロファージが重要な役割を演ずるが、加えて、Thlサイトカインを産生するT細胞を介した免疫機構もマクロファージと相互制御的に協同作用する事により同様に重要な役割を担っているものと考えられた。
  • Mwanatambwe MILANGA, Lukumuena O. KASHALA, Ilunga MBAYO, Mikihisa YAJI ...
    1999 年 68 巻 2 号 p. 109-116
    発行日: 1999年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    The Democratic Republic of Congo(DRC, former Zaire) in central Africa remains the foremost country for leprosy in Africa, with a total of 4877 registered cases, of which 4573 are new cases since 1997. These numbers are well above the regional average. About 94% of these patients are under multidrug therapy (MDT) coverage in the Congo, which ranks 8th in coverage rate among the surrounding nine nations. Available data on anatomo-clinical profile and bacillarity are provided, with reservations on the use of these data drwn due to relatively small sample sizes. The seroprofile of the disease was reviewed with regard to the association of other immunity impairing infections like HBV infection and the recently highly incident retroviral epidemics (HIV-1, TTLV-1. and HTLV-2).
    The leading role of non-governmental organizations is cited for improving leprosy patient conditions and also for future prospects, where the necessity of coordinated strategies with the government is emphasized. Recommendations for new trends and steps relevant to improving existing and future leprosy control strategies are put into perspective.
  • 神 優美子, 花田 未保子, 須藤 喜代子
    1999 年 68 巻 2 号 p. 117-122
    発行日: 1999年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
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