日本ハンセン病学会雑誌
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70 巻 , 3 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 野間口 博子, ジャハン ニルファール, マンダル チャンドラ, 與儀 ヤス子, 川津 邦雄, 義澤 雄介, 岡村 春樹, 牧野 正彦
    2001 年 70 巻 3 号 p. 113-119
    発行日: 2001年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    IL-12およびIL-18によるマウス腹腔内培養細胞におけるらい菌の殺菌に及ぼす効果について検討した。IL-12およびIL-18の同時作用が、NKおよびT細胞の関与によりIFN-γの産生を促進し、それがNO依存性らい菌の殺菌につながることを明らかにした。さらに、IL-12およびIL-18の同時作用は、宿主細胞の障害をも誘導した。
  • 林 眞一, 山根 利之, 奥山 洋美, 山崎 英俊
    2001 年 70 巻 3 号 p. 121-126
    発行日: 2001年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    Embryonic stem (ES)cells are pluripotential cells, and enable us to study mechanisms of cell differentiation. Gene disruption of ES cells by homologous recombination is to be clear the function of targeted genes. Recently, it has been reported that bone marrow hematopoietic stem cells have a potential to differentiate into neuronal cell, muscle cell, liver cell, epidermal cell, and also epithelial cell lineages. Moreover, cloned animals from somatic cell nuclei were produced.
    Here, we show osteoclastogenesis, and endothelial cell-genesis from single ES cell, and discuss the possibility for organogenesis in vitro. Furthermore, we would like to summon to understand usefulness and dangerousness of the regenerative medicine.
  • 中村 昌弘
    2001 年 70 巻 3 号 p. 127-133
    発行日: 2001年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    1882年、Kochによって結核の原因としての結核菌が発見され、培養、動物移植も達成されたが、らい菌はその9年前(1973年)にHansenによって発見されたにも拘わらず128年を故る現在においても、そのin vitro培養は未だに不可能である。そして、今や、らい菌培養の研究は不毛の研究として、細菌学の領域より忘れ去られようとしている。
    一方、らい菌のマウス足蹠内増殖、アルマジロヘの移植は達成されているので、細菌としてのらい菌の増殖能力の欠如についての疑問は全く存在しないし、らい菌が抗酸菌のカテゴリーに属するものであることは疑う余地もない。
    それでは何故らい菌は培養できないかの理由について、本報において、次の点について考察を加えることにする。
    1.長期間の培養による培地の老廃化のためか
    2.らい菌のカタラゼー欠損のためか
    3.らい菌の細胞壁の脆弱性のためか
    以上の、らい菌が培養できない理由の中で最もその可能性の高いものは、細胞壁の脆弱性によるものではないかと思われる。従って、らい菌の細胞壁を強靭にすれば、無細胞系で増殖する可能性は得られるものと推察される。
  • 中田 登
    2001 年 70 巻 3 号 p. 135-140
    発行日: 2001年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    Mycobacterium lepraeゲノムDNAの全配列が決定され公開された1)M.lepraeゲノムに関する研究は1980年代から行われており、guanine+cytosine含有率が約58%であること、ゲノムサイズが他のマイコバクテリアと比べて1/2~3/4と小さいことなどが知られていた。その後、多数のM.leprae遺伝子がクローニング、シークエンシングされたが、ゲノムシークエンシングに関する最初の報告は1993年に行われ、4つのcontig上に合計約2.8Mbのコスミド断片がマップされていた。最近公開されたゲノムシークエンスでは以前のものと比較して遺伝子マップが大きく修正されている。M.lepraeゲノムシークエンスから直ちにハンセン病治療に関して有益な情報が得られるわけではないが、M.lepraeゲノムの全体像が明らかになったことにより、ハンセン病治療、およびM.leprae研究に新たなアプローチへの道が開かれたと言える。以下、筆者らの行ったM.lepraeのkatG領域に関する分析を含めて、M.lepraeのゲノムや個々の遺伝子に見られる特徴的な構造について述べる。
  • 木村 隆
    2001 年 70 巻 3 号 p. 141-144
    発行日: 2001年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    ハンセン病ニューロパチー患者10例(T群6例、L群4例)の生検生検末梢神経試料を形態学的に観察した。光学顕微鏡では、神経周膜は高度に肥厚していた。Schwann細胞は減少しており、再生像を伴わない神経変性を認めた。病変の軽度な例では神経周膜下浮腫がみられた。
    電子顕微鏡では、病変の高度な例で神経周膜のbasal laminaはほぼ完全に消失していた。神経周膜に光顕的にほとんど異常のみられない例でもbasal laminaの分裂がみられた。このようなbasal laminaの異常は病型を問わず、ハンセン病ニューロパチーに共通してみられた。今回の検討により、神経周膜の障害がハンセン病ニューロパチーの特徴であることが明らかとなった。
  • 石井 則久
    2001 年 70 巻 3 号 p. 145-149
    発行日: 2001年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    The Leprosy Prevention Law was abolished at the end of March, 1996. Since medical insurance for leprosy started in April, 1996, dermatologists in clinics have to take care of leprosy patients. However, dermatologists have not learned enough about leprosy, and only a few of them are familiar with it.
    Japanese patients newly diagnosed with leprosy in Japan have decreasing, and patients who come from foreign countries to work in Japan have more important in leprosy control. Therefore, it is important to educate dermatologists about leprosy.
    Recently, diagnostic guides including information about network systems have become available in book stores. It is possible to obtain all kinds of information about leprosy from the network systems.
  • 後藤 正道
    2001 年 70 巻 3 号 p. 151-155
    発行日: 2001年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    ハンセン病の治療は、(1)普通の細菌感染症よりも殺菌に時間がかかる、(2)化学療法が「らい反応」を誘発して症状を悪化させることがある、(3)「らい反応」に対しては早急な対策が必要となる、(4)病気に対する社会の偏見に注意する必要がある、等の特徴を持つ。そのため、治療を行う際にはいつも、(A)殺菌と感染源対策、(B)障害の予防、(C)合併症と後遺症の予防と治療、の3つの治療目的を考慮に入れておくことが重要である。1982年から開始されたWHOのMulti-Drug Therapy (MDT)はこれらの治療目的をバランスよく満足させ、途上国の現場において受け入れられてきた。WHO/MDTの膨大な治療データを元に、今日の日本において最適の治療方法を模索し、日本ハンセン病学会「ハンセン病治療指針」が作成された。その理論的背景を含めて、解説する。
  • 福西 征子
    2001 年 70 巻 3 号 p. 157-161
    発行日: 2001年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
  • 與儀 ヤス子
    2001 年 70 巻 3 号 p. 163-166
    発行日: 2001年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
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