日本ハンセン病学会雑誌
Online ISSN : 1884-314X
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71 巻 , 1 号
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  • 熊野 公子
    2002 年 71 巻 1 号 p. 3-29
    発行日: 2002年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    In leprosy, the causative bacteria, Mycobacterium leprae, will not threaten the lives of the hosts directly because they proliferate only slowly in the Schwann cells of the peripheral nerves. It is the “reactions” which give the patients irreversible morbidity through the inflammatory damages to the peripheral nerves. Physicians should be aware of the possibility of the state of the “reaction” when they examine leprosy patients. They also should be aware of the possibility of leprosy and the state of the “reaction” when they examine patients with cutaneous lesions and/or peripheral nerve disturbances, because it may be the first presenting symptom of the disease. In this review, recent advances on the issue about the reactions are discussed including pathogenesis, immunology, clinical features, pathology, treatment and prevention.
  • 野間口 博子, 與儀 ヤス子, 川津 邦雄, 岡村 春樹, 小澤 ゆか子, 笠谷 知弘
    2002 年 71 巻 1 号 p. 31-38
    発行日: 2002年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    NODマウスは加齢によりI型糖尿病を自然発症するマウスである。このマウスに足底1回のらい菌投与がどのような免疫応答を示すのかについて検討したところ、糖尿病発症の促進ではなく、完全阻止がみられた。しかし、糖尿病発症に先立つ膵炎発症を阻止することはなかった。この際対照群では、糖尿病発症に先立って、抗hsp65および抗38kDたんぱく質血清抗体がみられたが、らい菌接種マウスではこのような抗体価は検出されなかった。
    らい菌接種による発症阻止に占める免疫学的機序解明のため、マウス脾臓培養細胞におけるリンパ球応答反応、ガンマーインターフェロン、IL-10産生などについて検討したところ、コントロールマウスとらい菌接種マウスとのあいだには特に顕著な差異は認められなかった。
  • 與儀 ヤス子, 遠藤 真澄, 坂場 智子, 小林 政徳, 加藤 秀樹, 鈴木 幸一, 野間口 博子
    2002 年 71 巻 1 号 p. 39-45
    発行日: 2002年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    本態性高血圧モデルとして世界で有用とされているSHR(Spontaneously hypertensive rat)にF344/NJcl-rnuラットのヌード遺伝子を導入して、らい菌に高感受性を示すコンジェニック高血圧ヌードラット;SHR/NCrj-rnuを作った。開発したSHR/NCrj-rnuラットの両後肢足にらい菌感染を行い12カ月目まで観察したところ、SHR/NCrj-rnuはらい菌に優れた感受性を示すと同時に、肉眼的所見が接種部位を含めて非接種部位である前肢足や口唇部にもハンセン病のL型患者のものに似たらい腫を形成し独特の増殖像を示した。一方、F344/NJcl-rnuは低感受性で、SHR/NCrj-rnuとF344/NJcl-rnuでは、らい菌に対する感受性に顕著な差が認められた。両ヌードラットから採取した常在性腹腔マクロファージを培養してIL-1α、IL-6、IL-10およびTNFα産生をELISA法で測定した結果、SHRを背景にもつ高血圧ラットからはIL-10を主にした炎症性サイトカインの産生が見られ、らい菌に低感受性であったF344/NJcl-rnuラットではIL-10の産生が認められず、高いTNFα産生のみが認められた。
  • 鈴木 慶治
    2002 年 71 巻 1 号 p. 47-51
    発行日: 2002年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    ミャンマー人は礼儀正しく温厚な国民である。
    ミャンマーの風景は、昔の日本に帰ったような気持にさせる。
    各タウンシップにタウンシップ病院があり、村にはルーラルヘルスセンターがある。
    ルーラルヘルスセンターでは、ミッドワイフと呼ばれる人達が働いている。
    都会と村を繋ぐ交通の便は非常に悪く、タリンジールーラルヘルスセンターには川をボートで遡り、川岸からは牛車の荷台に乗って行った。
    タリンジー村には、多くのハンセン病に感染した子供達がいた。
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