日本ハンセン病学会雑誌
Online ISSN : 1884-314X
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76 巻 , 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 森 亨
    2007 年 76 巻 1 号 p. 1-2
    発行日: 2007/02/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 西多 昌規, 中村 ゆかり, 青崎 登
    2007 年 76 巻 1 号 p. 3-9
    発行日: 2007/02/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    ハンセン病国立療養所のなかのひとつである国立療養所多磨全生園における精神科治療の実情を報告した。また、平成12年から平成16年までに精神科外来通院中ないし通院歴のある寛解しているうつ病患者において、罹患年数、精神症状の特徴、寛解期における精神症状尺度の調査を行った。抑うつ症状としては心気・身体症状が特徴的であった。うつ病スケールと隔離期間との相関は認められなかった。また施設設立 (明治42年) から平成18年1月までの期間中に確認された自殺者は42名であり、精神障害の関与が疑われた例も認められた。また高齢者の自殺も発生していた。
    高齢化の進むハンセン病療養施設においては、うつ病を中心とした気分障害の診断、治療はますます重要になると考えられる。精神科医療の確立に加えて、心理学的ケア・アプローチの導入など、メンタル面での充実が、ハンセン病回復者の今後の生活の質の向上に重要であると考える。
  • 儀同 政一
    2007 年 76 巻 1 号 p. 11-17
    発行日: 2007/02/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    治療期間の短縮と薬剤耐性に対応するため、Buddemeyer 法とヌードマウス足蹠法を用いて、新規ニューキノロン系抗菌薬 moxifloxacin (MFLX; バイエル薬品) と garenoxacin (GRNX; 富山化学工業) の抗らい菌活性を、rifampicin (RFP)、sparfloxacin (SPFX)、gatifloxacin (GFLX)、levofloxacin (LVFX) と比較検討した。
    Buddemeyer 法での抗らい菌活性は、RFP>MFLX>SPFX>GFLX>GRNX,≒LVFXで、MFLXはSPFXより強い抗らい菌活性を示し、またGRNXはLVFXと同等の抗らい菌活性を示した。ヌードマウス足蹠法ではMFLXの10mg/kgでらい菌の増殖を完全に抑制し、SPFXより若干強い抗らい菌活性を示した。GRNXは60mg/kgでらい菌の増殖を完全に抑制した。
  • 石井 則久, 永岡 譲, 森 修一, 鈴木 幸一
    2007 年 76 巻 1 号 p. 19-28
    発行日: 2007/02/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    世界のハンセン病の疫学は各国の保健担当の部署から世界保健機関 (WHO) に報告される。報告されたデータはWHOによってまとめられ、速報的に週間疫学記 (weekly epidemiological record) に掲載される。今回、2006年初頭のデータが報告された。それによると、1,000例以上の新患発生のある国々が世界で17ヵ国あり、新規患者数が増加傾向にある国も存在することが示された。早期発見と無料薬剤の安定的供給を継続するとともに、医療サービスの統合化が重要であることなどが述べられている。
  • 森 修一, 石井 則久
    2007 年 76 巻 1 号 p. 29-65
    発行日: 2007/02/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    ハンセン病政策と医学の関わりに焦点を当て、特に隔離政策について、日本の隔離政策の独自性と世界の政策との共通性を考察した。世界のハンセン病史、欧州の隔離の歴史を考証し、近代医学が隔離を提唱する背景と日本の隔離に与えた影響を歴史的、医学史的に検討した。また、絶対隔離政策進展の経過とその背景、プロミン以降の世界の隔離、日本に於ける隔離継続の要因を考察した。
  • 小松 祥子
    2007 年 76 巻 1 号 p. 67-70
    発行日: 2007/02/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    今回、平成17年1年間の当院における転倒の状況とその対策について分析を行った。転倒をよく起こす患者は、入院日数が長い、身体能力が低いことが分かった。また脳血管障害患者が多く、高次脳機能障害や認知障害から転倒のリスクが高い。回復期リハビリテーション病棟の看護師として、患者の自立支援と身体能力向上に努めることと同時に、転倒対策について的確にアセスメントを行い、患者の安心と安全の確保、尊厳を守ることが重要であると考える。
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