日本ハンセン病学会雑誌
Online ISSN : 1884-314X
Print ISSN : 1342-3681
ISSN-L : 1342-3681
83 巻 , 1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
原著
  • 甲斐 雅規
    2014 年 83 巻 1 号 p. 6-13
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/08/17
    ジャーナル フリー

     らい菌の薬剤耐性変異を迅速・簡便に検出する方法として特殊なリアルタイムPCR法、Hp-rPCR (hairpin primer-realtime PCR) 法を試みた。標的部位は耐性変異の報告がある、ダプソン耐性を示すfolP1遺伝子のコドン53位の第1塩基と第2塩基、55位の第2塩基の計3カ所、リファンピシン耐性を示すrpoB遺伝子コドン441位の第1塩基、451位の第1塩基、456位の第2塩基、458位の第2塩基の計4カ所、そしてキノロン耐性を示すgyrA遺伝子のコドン89位の第1塩基と91位の第2塩基の計2カ所で合計9カ所を選択した。3種のらい菌分離株 (Thai53, Zensho-2, Zensho-4) について調べたところ、これら9カ所の標的部位の変異の有無がはっきりと確認できた。同様に、ブラインド15サンプルの9カ所 (合計135カ所) の変異の有無を調べた結果、1か所が判定困難であったものの、99%以上の正解率を示した。

総 説
  • 北島 信一, 圓 純一郎, 北島 詩織, スマナ・バルア , 後藤 正道
    2014 年 83 巻 1 号 p. 14-19
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/08/17
    ジャーナル フリー

     WHOハンセン病専門委員会の第7回報告書が1998年に出されてから14年が経過した2012年に、第8回報告書が公表された。ハンセン病制圧目標が2000年に達成されてから発表された今回のレポートでは、診断法・治療法など医療面での進歩に加えて、ハンセン病罹患者へ提供される様々なサービスの質の重視や、個人や社会の取り組みについても示されている。本稿では前回との違いを中心に、その内容を紹介する。主な変更点は、病型から単一病変ハンセン病 (SLPB) の削除、菌指数の高い症例への治療期間の延長、新薬の紹介、統計上の患者の数を減らすことから新患の身体障害を考慮した新たな制圧目標設定などである。

その他
feedback
Top