日本らい学会雑誌
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54 巻, 1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • (第1報) 心電図異常および高血圧症
    今泉 正臣, 福西 征子
    1985 年 54 巻 1 号 p. 1-10
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
    1978年からはじめられた大島青松園の入園者集団検診は,7年を経過した現在,一定の成果を収めつつ,入園者の加齢に伴って,「高齢者の保健衛生」の様相を呈して来た。1984年5月現在の入園者の平均年齢は62.2歳となり,この内,60歳以上は277名60.4%を占め,脳血管障碍,悪性腫瘍等の合併症の増加は眼をみははるものがある(1-3)。
    1981年のアンケート方式による健康実態調査で,循環器系疾患に関連する愁訴が第一位を占めることが判明して以来(4),我々は,特に,高血圧症,心疾患および脳血管障碍を主な対象として入園者集団検診を行って来た。
    今回は,1982年と1983年に行われた循環器系疾患を対象とした集団検診の内,心電図所見異常者および高血圧症について報告する。
  • (第2報)脳血管障害
    福西 征子, 金重 紘二, 今泉 正臣
    1985 年 54 巻 1 号 p. 11-17
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
    大島青松園では,高血圧症,虚血性心疾患の発見と治療を目的として,1982年と1983年に循環器系疾患を中心とした集団検診を行い,その結果は既に発表した(1,2)。今回は,1981年初頭から1983年3月末までに死亡したものの内,脳血管障碍と診断された12症例および現存する脳血管障碍者12症例,計24症例について報告する。
  • Positive Sites Following Vaccination
    N. M. SAMUEL, S. SILWAL, S. SAMUEL, J. LOUDON
    1985 年 54 巻 1 号 p. 18-24
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
    In Leprosy a skin test has been prepared by Rees from armadillo tissues carefully freed from armadillo antigen. This reagent is called Leprosin A. Several healthy normals, contacts and leprosy patients negative to Leprosin A were vaccinated with a mixture of M. leprae plus BCG. Forty four Leprosin A positive sites were biopsied following the vaccination. Immuno peroxidase technique with monoclonal antibodies has been used to identify T cells, T helper cells and T suppressor cells. Enumeration of the T Cell subsets shows that the large number infiltrating the positive skin test sites are T helper-induce subset. Multibacillary leprosy patients following the vaccination demonstrated large numbers of T helper-inducer lymphocytes. We speculate that the T helper cells are due to the immunostimulating properties of the M. leprae plus BCG.
  • (第4報)Hawaiian-M株とHawaiian-B株の継代50代目のマウス皮下ならびに内臓病変
    川口 陽一郎
    1985 年 54 巻 1 号 p. 25-33
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
    現在われわれの研究室において,鼠癩菌,Hawaiian株は悪性型皮下大結節からのみ継代してきたHawaiian-M(HM)株と,良性型皮下小結節からのみ継代されてきたHawaiian-B (HB)株の2株として維持されている。しかも,この両株については,HB株が本来の菌力を保持していると思われるのに,HM株はその菌力が減退していることを明確たすることができた(1)。その実験は両株ともそれぞれマウス継代40代目の菌を中心に行ったものであり,その後も両株の菌力についていろいろと検討してきたが(2-7),ここに継代50代目の接種成績が得られたので,層これを第1報(1)の成績などと比較して,その後の継代による菌力の変化について検討してみたい。
  • 第39回国立病院療養所総合医学会パネル93:らいは治るかでの報告に若干追加して
    小原 安喜子, 原田 禹雄, 松本 繁雄, 古田 睦廣
    1985 年 54 巻 1 号 p. 34-37
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
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