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高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
Online ISSN : 1880-6554
Print ISSN : 1348-4818
ISSN-L : 1348-4818
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巻号一覧
44 巻 (2024)
1 号 p. 1-
43 巻 (2023)
4 号 p. 248-
3 号 p. 181-
2 号 p. 137-
1 号 p. 4-
42 巻 (2022)
4 号 p. 416-
3 号 p. 251-
2 号 p. 143-
1 号 p. 10-
41 巻 (2021)
4 号 p. 368-
3 号 p. 253-
2 号 p. 145-
1 号 p. 2-
40 巻 (2020)
4 号 p. 411-
3 号 p. 239-
2 号 p. 131-
1 号 p. 1-
39 巻 (2019)
4 号 p. 394-
3 号 p. 263-
2 号 p. 183-
1 号 p. 1-
38 巻 (2018)
4 号 p. 414-
3 号 p. 265-
2 号 p. 133-
1 号 p. 1-
37 巻 (2017)
4 号 p. 366-
3 号 p. 241-
2 号 p. 157-
1 号 p. 1-
36 巻 (2016)
4 号 p. 470-
3 号 p. 335-
2 号 p. 163-
1 号 p. 1-
35 巻 (2015)
4 号 p. 344-
3 号 p. 263-
2 号 p. 153-
1 号 p. 1-
34 巻 (2014)
4 号 p. 385-
3 号 p. 273-
2 号 p. 165-
1 号 p. 1-
33 巻 (2013)
4 号 p. 388-
3 号 p. 293-
2 号 p. 167-
1 号 p. 1-
32 巻 (2012)
4 号 p. 552-
3 号 p. 353-
2 号 p. 185-
1 号 p. 1-
31 巻 (2011)
4 号 p. 373-
3 号 p. 249-
2 号 p. 135-
1 号 p. 1-
30 巻 (2010)
4 号 p. 488-
3 号 p. 367-
2 号 p. 235-
1 号 p. 1-
29 巻 (2009)
4 号 p. 386-
3 号 p. 295-
2 号 p. 193-
1 号 p. 1-
28 巻 (2008)
4 号 p. 352-
3 号 p. 245-
2 号 p. 129-
1 号 p. 1-
27 巻 (2007)
4 号 p. 278-
3 号 p. 215-
2 号 p. 125-
1 号 p. 1-
26 巻 (2006)
4 号 p. 348-
3 号 p. 235-
2 号 p. 121-
1 号 p. 1-
25 巻 (2005)
4 号 p. 282-
3 号 p. 207-
2 号 p. 107-
1 号 p. 1-
24 巻 (2004)
4 号 p. 292-
3 号 p. 201-
2 号 p. 105-
1 号 p. 1-
23 巻 (2003)
4 号 p. 252-
3 号 p. 179-
2 号 p. 97-
1 号 p. 1-
前身誌
失語症研究
23 巻, 1 号
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会長講演
高次機能障害における脳と主体の問題
—臨床の視点—
大東 祥孝
2003 年 23 巻 1 号 p. 1-8
発行日: 2003年
公開日: 2006/04/21
DOI
https://doi.org/10.2496/hbfr.23.1
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高次脳機能障害の際にみとめられる「認知過程」と「意識過程」に論及し,潜在認知,病態失認,脳梁離断における具体例をあげて両者が解離して出現する場合があることを示した。そして前者を,「脳の活動に伴う内的心理過程をいったん外在化してそれを一定の情報処理過程としてとらえる試み」ととらえ,後者を「脳の活動に伴って個体に生じている,主体から出発せざるをえない性質を帯びた自覚的過程」とみなし,後者は,自覚的かつ自己言及的である点において前者と区別されるべきであることを指摘した。そして,両者の独自性を尊重しつつ,両者を統合的に把握することこそが「臨床の視点」と考えられることを述べた。
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(1464K)
原著
ニューラルネットワークによる失語症リハビリテーションのモデル化
—皮質経路と大脳基底核経路の相互作用を仮定したモデル—
浅川 伸一
2003 年 23 巻 1 号 p. 9-18
発行日: 2003年
公開日: 2006/04/21
DOI
https://doi.org/10.2496/hbfr.23.9
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失語症の治療技法である,再活性化,再編成,再学習をニューラルネットワークの枠組で説明することを試みた。単語が表す概念を蓄える概念系,単語・文章生成系,および,この2つをつなぐ媒介系の3種類の皮質領野に加えて,大脳基底核をニューラルネットワークモデルとして実装した。大脳基底核では入力情報の条件つき確率を自己組織的に獲得し,スパースコーディングによって同時に活性化するユニット数を制限する回路を用いた。いったん学習の成立したニューラルネットワークに対して概念系と媒介系のユニットを破壊することによって失語症を表現し,ニューラルネットワークを再訓練することでリハビリテーションの技法を視覚化して表現することを試みた。本稿で提案したモデルによって,リハビリテーション訓練中の失語症患者の内部でどのような変化が起こっているのかを説明できる。とくに損傷が重篤である場合には既存の皮質上の経路を訓練する再活性化より,他の感覚モダリティを介した再編成,再学習のほうが治療効果が高いことが示された。このことは実際の失語症患者の治療と対応が取れると考えられ,言語治療の技法に理論的な根拠を与えることができるのではないかと考えている。
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(1712K)
脳梁無形成例における離断症候
—鏡映描写課題による検討から—
緑川 晶, 河村 満
2003 年 23 巻 1 号 p. 19-25
発行日: 2003年
公開日: 2006/04/21
DOI
https://doi.org/10.2496/hbfr.23.19
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脳梁無形成例において,従来報告のない離断症候と考えられる障害を報告した。対象は,合併奇形がなく,知能が保たれた脳梁無形成例 (脳梁は全欠損,前交連は保たれている) と対照群5名。方法として鏡映描写課題を左右の手で実施した。その結果,脳梁無形成例では対照群と比較して劣位側 (本例では右手) で「明らかな拙劣さ」と「完了時間の遅延」が認められた。後天的な脳梁離断例と異なり,先天的な脳梁無形成例で認められる離断症候は少なく,わずかに視空間課題における障害が報告されてきた。本検討では脳梁無形成例において,前頭葉課題とされている鏡映描写課題で離断症候が生じ得ることを明らかにした。
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