植生史研究
Online ISSN : 2435-9238
Print ISSN : 0915-003X
2 巻 , 2 号
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  • 鈴木 茂, 吉川 昌伸
    1994 年 2 巻 2 号 p. 45-51
    発行日: 1994年
    公開日: 2021/06/16
    ジャーナル オープンアクセス
    中世都市鎌倉の永福寺跡の池および溝内堆積物の花粉化石の検討を行い,以下のような植生変遷を認めた。l)創建(1992年)前はスギ属,アカガシ亜属,シイノキ属一マテパシイ属が優勢である。2)12世紀末~13世紀末の期間は概ね同様の植生が存続した。3)13世紀末~15世紀初頭ではスギ属,アカガシ亜属,シイノキ属一マテパシイ属が衰退し,マツ属複維管束亜属が優勢となった。4)15世紀初頭~18世紀初頭では依然としてマツ属複維管束亜属が優勢であるが,コナラ属コナラ亜属が漸増した。5)18世紀初頭以降はスギ属が増加した。このうち13世紀末におけるスギ属,アカガシ亜属,シイノキ属一マテバシイ属からマツ属複維管束亜属への優占種の交代は,中世都市鎌倉にみられる大規模土地改変による植生破壊と大量のスギ材利用によるスギ林の減少が主要因と推定された。
  • Exclusive of the Holocene and palynological articles
    Toshimasa Tanai
    1994 年 2 巻 2 号 p. 63-92
    発行日: 1994年
    公開日: 2021/06/16
    ジャーナル オープンアクセス
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