園芸学研究
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総説
  • 高田 大輔, 佐藤 守, 関澤 春仁, 桑名 篤, 堀井 幸江, 八戸 真弓, 濱松 潮香, 草塲 新之助, 永山 宏一
    2020 年 19 巻 2 号 p. 97-114
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    福島県の2010年の果実産出額は292億円(2010年農林水産省統計値)で,モモ,リンゴ,カキ,ナシ,ブドウなどが主要な樹種である.その中で,“蜂屋”(“甲州百目”の異名)を主な原料に乾燥加工して出荷されるあんぽ柿の2010年の生産額は約30億円(推定)にのぼっていた.2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い放射性セシウム(以下,RCs)が拡散し,県内の果樹地帯全域に降下した.原発事故の発生時期はウメ以外の落葉果樹は発芽前であった.先行研究を基に土壌からの移行が注視され,果実への移行は限定的であると推測されていた.しかし,幼果の段階で予想外の高濃度のRCsが検出された.過去に,発芽前の果樹園に降下したRCsの移行動態に関する研究はなく,以下の放射能汚染の実態解明と対策技術開発を同時に進めた.1.果樹園および樹体の放射性セシウム汚染の実態および吸収移行経路の解明として,果樹園に降下したRCsは,地表面下数センチ以内にその大部分が留まっており,果実に含まれるRCsは主に樹体へ直接付着したRCsの果実への移行が要因であり,果実のRCs濃度は年数の経過により急速に低下し,その経年推移は指数関数減衰モデルに適合することが明らかになった.2.樹体における放射性セシウム低減技術の開発として,粗皮削りや高圧洗浄機を用いた樹体洗浄により樹体表面の放射線量を大幅に低減でき,後年の果実のRCs濃度低減に効果的であることを初めて定量的に実証した.また,せん定が樹体のRCs保有量を低下させ,果実濃度の低減に一定の効果があることを明らかにした.研究成果は,福島県が策定した“福島県農林地等除染基本方針”(2011年12月)や,“農作物の放射性セシウム対策に係る除染および技術対策の指針”(2012年3月)に反映された.3.あんぽ柿の出荷再開に向けた原料果実の確保と製品管理として,カキ果実の生育期間中のRCsの濃度変化を解析し,加工に適する樹園地のスクリーニング法を確立した.また,生育時および加工時における二次汚染リスクを検証するとともに,製品の非破壊検査機の性能検査に使用する参照試料を作成した.研究成果は,“安全なあんぽ柿生産のための農業生産工程管理実践マニュアル”(2013年10月,福島県あんぽ柿産地振興協会)に反映された.

原著論文
育種・遺伝資源
  • 山田 将弘, 落合 正樹, 山田 邦夫, 福井 博一
    2020 年 19 巻 2 号 p. 115-120
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    四倍体の育成は花や果実の大型化や草丈のコンパクト化,耐病性や環境耐性の付与に加えて,花粉稔性の低下を目的とした三倍体の育成など,園芸育種を行う上で極めて有用である.しかし,コルヒチンなどによる染色体倍数化処理では完全な四倍体個体を得るためには一定の選抜過程が必要となる.本研究において,ニチニチソウの実生個体に対するコルヒチン処理によってL1,L2,L3の各層が2xと4xの組織で構成されるキメラ個体が得られ,それらの各層の倍数性と葉形との関係を調査した.キメラを含む倍数化個体の獲得率はコルヒチン10 mM(DMSO 5%)の24時間処理が最も高かった.得られた倍数化個体の葉のL1~3の各層の倍数性と葉幅/葉長比との関係を調査した結果,L1とL3層の倍数性は葉幅/葉長比に関与していなかった.L2層が2xで構成されている葉に対して,4xで構成されている葉は丸みを帯びて葉幅/葉長比が有意に大きくなり,葉形の決定にはL2層の倍数性が関与していた.生殖細胞はL2層が起源であることから,葉幅が広く円形を示すキメラ個体間での交雑あるいは自殖によって四倍体を固定できる可能性が示された.

  • 持田 耕平, 加古 哲也, 杉山 万里, 中務 明, 小林 伸雄
    2020 年 19 巻 2 号 p. 121-129
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    ボタンにおける実用的な品種識別方法を開発するため,『牡丹名鑑』に掲載されている353品種についてRAPD分析を行った.29種類のプライマーから品種間で多型を示す48個のRAPDマーカーが得られた.これらのマーカーを用いることにより,8組18品種の枝変わりと原品種および異名同品種と示唆される1組2品種を除く,すべての品種の識別が可能であった.さらに遺伝的関係が近い親子品種やきょうだい品種の識別が可能であった.各品種群の品種ごとのバンドパターンデータを比較した結果,品種群に特異的なバンドが検出された.開発したマーカーの有効性を検証するために,ボタン品種園における品種鑑定を行った結果,91.4%の調査個体において,RAPDマーカーのバンドパターンから推定される品種名とラベルに記載された品種名が一致した.以上の結果,本研究で開発したRAPDマーカーがボタンの品種管理に有用であることが示された.

  • 遠藤(飛川) みのり, 曽根 一純
    2020 年 19 巻 2 号 p. 131-139
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    関東,四国および九州沖縄地域の観光農園を対象に質問紙を配布し,面積などの農園の特性を踏まえたイチゴ品種の利用実態を調査した.その結果,関東地域に比べ都市的地域が少ない四国,九州沖縄地域の農園では,果実を摘み取りや直売以外にも多用途に利用している傾向があったものの,いずれの地域においても農園当たり約4品種の併用が認められた.また,品種別では, ‘紅ほっぺ’ や ‘かおり野’に代表される,草勢が強く高設栽培適性が高い,早生,多収品種の利用率が高かったほか,晩生や少収傾向の品種の利用も多く認められた.品種選定において重視する事項の調査結果から,農園が異なる早晩生の品種を複数利用する動機は,収穫時期の拡大よりも,収穫時期や果実品質の平準化にあると推察された.なお,いずれの地域においても,観光農園が利用品種を選定するうえでは,連続開花,収穫性の他に,果実品質や病害抵抗性を重視する傾向が認められた.今後は,多品種の併用に関する技術開発とともに,上述の特性を併せ持つ観光農園向け品種の開発が期待される.

  • 清水 徳朗, 長倉 建治, 奥田 薫樹, 稲木 博文, 奥田 勇, 遠藤 重由
    2020 年 19 巻 2 号 p. 141-149
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    タチバナ(Citrus tachibana(Makino)Tanaka)は奈良時代以前から日本に存在していたと考えられる在来カンキツ種の1つで,東海から九州にかけての太平洋岸側の山中に複数のタチバナ自生地が存在する.従来,タチバナは1種とみなされてきたが,高精度DNAマーカーによる解析から,少なくとも3つの遺伝的に異なる系統が存在することが示されている.しかしこれまでの解析は各地域で採取された一部の個体を対象としており,種としてのタチバナ,および自生地の群落内の遺伝的多様性に関する知見に乏しかった.我々はタチバナの群落内の遺伝的多様性を把握し,将来の利用や保全に役立てる目的で,静岡県沼津市戸田に自生するタチバナに注目し,自生地内の全個体(井田地区24点,紙屋地区40点)を収集した.核とオルガネラの高精度DNAマーカー分析の結果,井田地区の22点と紙谷地区の38点はすべて既知のタチバナ-A型と遺伝子型が完全に一致した.また,井田および紙谷地区の由来不明のカンキツ個体各2点は遺伝子型からナツミカンと判定された.群落内にはタチバナ-Aの自殖もしくはナツミカンとの交雑個体は確認されず,タチバナ-Aを種子親とする交雑実生の獲得は困難であることが想定され,自然交雑実生のDNAマーカー分析でも同様の結果が示された.群落内に若木も確認されたことから,戸田タチバナ自生地では珠心胚実生を介して無性的に個体が維持されてきたと推定された.

  • 阿部 和幸, 森谷 茂樹, 岩波 宏, 兼松 聡子
    2020 年 19 巻 2 号 p. 151-158
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    リンゴ褐斑病に対する抵抗性育種を推進するための知見を得るため,褐斑病菌の接種による抵抗性程度の評価指標作成とともに,リンゴ品種,台木,リンゴ属植物における抵抗性程度の評価を試みた.‘ふじ’,‘つがる’などリンゴ栽培品種,‘M. 9EMLA’などリンゴわい性台木,マルバカイドウ,ミツバカイドウを供試して,自然感染による褐斑病の発病程度を調査したところ,栽培品種における発病程度は高く,マルバカイドウの発病程度は栽培品種より低く,ミツバカイドウでは発病が認められなかった.リンゴ品種,台木に褐斑病菌を接種したときの発病率,発病指数,落葉率の各指標の中で,自然感染による発病程度と相関関係の強かった指標は発病指数と落葉率であり,これらは褐斑病抵抗性程度を評価識別する際の指標として有効であると考えられた.70種類のリンゴ品種,台木,リンゴ属植物に褐斑病菌を接種して,各個体の発病程度を評価したところ,各個体の発病程度と落葉率は,低い群(発病指数 < 0.3,落葉率 < 0.1),中程度の群(0.3 ≦ 発病指数 < 0.6,0.1 ≦ 落葉率 < 0.4),高い群(0.6 ≦ 発病指数,0.4 ≦ 落葉率)の3群に区別できたことから,発病指数で褐斑病抵抗性程度を識別する場合は,抵抗性 < 0.3,0.3 ≦ 中度抵抗性 < 0.6,0.6 ≦ 罹病性,と判別できるとともに,落葉率によって抵抗性程度を識別する場合は,抵抗性 < 0.1,0.1 ≦ 中度抵抗性 < 0.4,0.4 ≦ 罹病性,と判別できた.上記の指標を基にリンゴ品種,台木,リンゴ属植物における褐斑病抵抗性程度を判定した結果,タレハナカイドウ(Malus halliana),ミツバカイドウ‘サナシ61’,‘サナシ63’ (Malus sieboldii),ニッコウズミ(Malus baccata),Bracteata(Malus coronaria),Malus angustifolia(Malus angustifolia),Malus ioensis(Malus ioensis)は抵抗性,マルバカイドウ,Malus platycarpa(Malus platycarpa),Malus pratii(Malus pratii),Malus sieversii(Malus sieversii),Malus florentina(Malus florentina),M. honanensis(Malus honanensis)は中度抵抗性と判定されたのに対して,リンゴ栽培品種や‘Florina’,‘Freedom’,‘Remo’,‘Retina’などの黒星病抵抗性品種,わい性台木の‘M.9E’,‘M.26E’,‘JM1’,‘JM7’は罹病性であった.

  • 宮下 千枝子, 大槻 優華, 鈴木 克彰
    2020 年 19 巻 2 号 p. 159-166
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    ブバルディアの遺伝資源20品種・系統について交雑能力を評価し,育種素材としての有用性を明らかにした.原種ではBouvardia longiflora 1系統,B. ternifolia 2系統,ハイブリッド系では4倍体4品種,8倍体9品種を供試した.また,4倍体品種からコルヒチン処理により作出した8倍体4系統も加え,計20品種・系統を用いた.種子親には全20品種・系統を,花粉親には花粉を採取できた13品種・系統を用いて相互に交配し,結実率,1果当たり種子数,発芽率,および1花当たり実生数を調査した.交配結果をもとに,雌性または雄性稔性を0~5(無~高)の6段階で,自殖稔性を0~4(無~高)の5段階で評価した.計137組合せの交配を行った結果,68組合せ(50%)で種子が得られ,59組合せ(43%)で発芽実生が得られた.雌性稔性については,18品種・系統で稔性有り(2以上)と確認された.ハイブリッド系4倍体品種では雌性稔性が総じて低かったが,その倍数体(8x)では顕著に稔性が回復した.雄性稔性については,10品種・系統で稔性有り(2以上)と確認された.原種および多くのハイブリッド系8倍体品種は3~5と,中以上の雄性稔性を示した.自殖稔性については,稔性有りと判定されたのは5品種・系統のみであった.倍数体を含めた16品種・系統は,いずれかの稔性が中(3)以上であり,交雑育種を行ううえで有用な素材であると考えられた.

土壌管理・施肥・灌水
  • 竹岡 賢二, 川﨑 陽一郎, 塩田 俊
    2020 年 19 巻 2 号 p. 167-174
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    急傾斜地における透湿性光反射シートマルチ栽培のミカン‘石地’主幹形仕立ての施肥作業時間を低減するため,肥効調節型肥料を用いて年3回分施(慣行)の夏肥と秋肥の窒素成分量の7割量を夏季施用する春夏2回区を現地実証した.夏季に肥効調節型肥料として用いた中晩柑一発は,LP配合と累積窒素溶出率に差がなく,LP配合とリン酸,カリの単肥配合を代替できることが示唆された.収量,果実形質および樹体生育は3年間の連用では差がなかった.施肥作業時間は,年3回分施に比較して,秋肥の散布およびシート開閉時間に相当する年間約20%の削減ができた.以上のことから,肥効調節型肥料を利用した春夏2回区は,収量,果実形質および樹体生育は初収穫から3年間の連用で慣行と差がなく,施肥作業時間が削減できることが明らかとなった.

栽培管理・作型
  • 上森 真広, 三輪 由佳, 磯部 武志, 細見 彰洋
    2020 年 19 巻 2 号 p. 175-181
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    露地栽培のブドウ‘デラウェア’の発芽日,満開日を日平均気温から予測することを目的として,大阪府羽曳野市における1963年から2019年にかけての50年分の発芽日,満開日の調査データを用いて,日平均気温を積算する方法(積算温度法),発育速度(DVR)とその積算値である発育指数(DVI)を用いた方法(DVR法)を検討した.発芽日,満開日の所用日数とその期間の平均気温は強い負の相関を示した.発芽日は,起算日2月21日としたDVR法で二乗平均平方根誤差(RMSE)が2.4日となり最も低かった.満開日は,発芽日翌日を起算日としたDVR法でRMSEが2.1日となり最も低かった.以上から,予測したい発育ステージに応じて,適切な発育予測モデルを作製することで,ブドウの発育を実用的な精度で予測できることが明らかとなった

発育制御
  • 山家 一哲, 濵﨑 櫻, 中嶌 輝子
    2020 年 19 巻 2 号 p. 183-188
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    ‘太田ポンカン’およびタチバナについて,フラベド中のフラボノイドとしてポリメトキシフラボン3種(ノビレチン,タンゲレチン,シネンセチン)ならびにヘスペリジン含量(濃度)を7月から12月にかけて経時的に3年間(タチバナは2年間)調査した.その結果,これらのフラボノイド含量は‘太田ポンカン’,タチバナのいずれにおいても7月に最も高く,12月に最も低かった.また,これらのフラボノイド含量は採取時期が遅くなるにつれて減少する傾向があった.12月の‘太田ポンカン’のノビレチン含量を7月と比較すると,その減少率は調査した3か年でそれぞれ74%,46%,40%であった.果実1個のフラベド当たりのノビレチン含量は,フラベド重の増加(果実の成長)に伴い12月に最大値をとる年と,フラベド重増加より濃度の減少率が強く影響して9月に最大となる年がみられた.以上の結果から,PMFs高含有品種である‘太田ポンカン’とタチバナは,通常の収穫期よりも早い時期(7~9月)に収穫することで,フラボノイド類の効率的な抽出につながることが示唆された.また,フラボノイド含量の変化と果実発育,代謝経路の変化や気象要因との関連性についても今後明らかにする必要があると考えられた.

新技術
  • 田中 大介, 佐久間 義範, 山本 伸一, 新野 孝男, 松本 敏一
    2020 年 19 巻 2 号 p. 189-195
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    本研究は,クライオバンキングでの適用を目的としてV cryo-plate法を用いたニンニク茎頂の超低温保存法を検討した.その結果,超低温保存後の茎頂はカルスを経由せず,ほぼ100%の植物体再生率が得られた.その際の至適な処理条件は,25°Cで2日間の0.3 Mショ糖添加1/2MS培地での前培養,25°Cでの30分間のLS処理(2.0 Mグリセリン + 1.0 Mショ糖液)および25°C,30分間のPVS2処理の手順と選定した.その方法により,4種17系統のネギ属作物でV cryo-plate法による超低温保存の有効性を検討したところ,90~100%と極めて高い再生率が得られた.V cryo-plate法は,アルミ製プレートに固着された茎頂が直接,液体窒素と接触するため,ガラス化法およびドロップレット・ガラス化法と比較すると冷却・昇温時間が最も短く,高い再生率が得られる.V cryo-plate法は,ネギ属作物遺伝資源のクライオバンキング事業において効率的な保存方法であると判断される.

新品種
  • 林田 大志, 佐藤 早希, 藤田 知道, 五十嵐 恵, 初山 慶道, 塩崎 雄之輔, 松本 和浩
    2020 年 19 巻 2 号 p. 197-204
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    果皮が黄色で果肉が赤色に着色する‘HFF60’を育成した.DNAマーカーを利用した遺伝子型解析の結果,本品種は‘東光’に“赤肉親候補A”の花粉が予期せずに交雑したことにより作出された品種であると推定された.樹姿は‘王林’と同様の直立型であるが‘王林’と比べても樹勢が強く,花芽を維持するための整枝・剪定が必要である.育成地での収穫期は9月下~10月上旬,果実は320 g程度の円筒形で,糖度は12.4°,酸度は0.5%前後である.貯蔵中に硬度が低下しやすく,収穫直後の1-MCP処理では貯蔵性を向上させることはできなかった.また,収穫前のAVG処理は硬度の維持には有効であったが,果肉着色を阻害したことから,貯蔵性を向上させる実用技術とすることはできなかった.このように‘HFF60’は長期貯蔵に向かないものの,果皮が黄色であることから,外観から果肉の着色を確認できるメリットがある.今後は,果皮と果肉の色の対比や,果肉硬度の維持が必要ない加工法を検討し,さらなる普及を図っていきたい.

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