高島(長崎県,平戸市)において捕獲された1頭の雌ヤモリは
Gekko hokouensisと
G.japonicusの両方の形質を兼ね備えていた。Cloacal spurが1対である点は前者と同じで,胴体,前腕,大腿,下腿の背面に粒状の大型鱗(enlarged tubercle)が存在する点は後者と共通である。これらの特徴は五島列島の中通島と福江島及び男女群島の女島で捕獲されたヤモリの特徴と一致している。
Gekko hokouensisと
G.japonicusについて日本,中国各地からの1300個体以上の記録,捕獲個体を検討したが,これらの特徴に一致する個体を見つけられなかった.
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