新潟ではウシガエルは6月に産卵し,幼生は越冬して6月に変態するものが多い。幼生の甲状腺は夏から秋にかけて大きさを増し,濾胞も大きくなる。冬期間も甲状腺はなお幾分の成長を示す。越冬後の4月から5月にかけて甲状腺は急激な増大を始め,濾胞はめだって大となる。変態期には甲状腺はさらに大となり,濾胞上皮は高まり,濾胞の大きさも増大するが,著しい機能亢進像は一部の個体でみられたのみであった。このことは最高の活性像が変態中の極めて短期間に現われることを示唆する。

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On July 28, 1973, I collected an adult female (s-v length 72.2mm) and 7 eggs of a litter of Eumeces oshimensis in a burrow at Mt. Kôchi-dake, Amami Island. After 14 days, five of these eggs were fixed in 70% alcohol and then the embryos were taken out for observation. Six characters were examined, and the data were compared with those of the other immature specimens of the same species and of E. marginatus. The average size of 6 eggs was 18.2×11.0mm; the average snout to vent length of 5 embryos was 24.8mm; the features of the dorsolateral lines showed variation ranging over the both patterns characteristic of E. oshimensis and E. marginatus. That a female was captured at the same time suggests a probable brooding habit of this species.

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1) 沖縄県南大東島に,オオヒキガエルBufo marinusが侵入,定着していることが確認された。
2) 同島では現在,ミヤコヒキガエルB.b.miyakonisと共存し,繁殖個体群を確立している。
3) 従来,同島から記録のあったヘリグロヒキガエルB.melanostictusとは外部形態から容易に区別され,従来の記録を再検討すると,同島におけるヘリグロヒキガエルの存在は疑わしい。
4) ヘリグロヒキガエルの存在の問題と合わせて同島への侵入の経過を考察した。
5) 南大東島のほかに,北大東島にも定着している可能性が高いが,今後,琉球列島の他の島々への本種の侵入には十分に注意する必要がある。

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