国際プロジェクト・プログラムマネジメント学会誌
Online ISSN : 2432-9894
最新号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2011 年 5 巻 2 号 p. Cover1-
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    2011 年 5 巻 2 号 p. Cover2-
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    2011 年 5 巻 2 号 p. Toc1-
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
  • 小原 重信
    原稿種別: 本文
    2011 年 5 巻 2 号 p. 1-21
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    デジタル技術の進展とネットワーク環境により、製造業系に多様なクロスボーダー型協働プラットフォームが観察される。この「超サービス製造業」は、社会ウオンツを先取するために、事業領域、産業、知識、文化のボーダーを超えて、「ハードウェア、ソフトウェア、ヒューマンウェアの調和」を追求する価値創造型の新産業観と解釈する。P2M理論によるプラットフォームマネジメントは、この新しい動向に教示と取組を提供する。その研究対象は、協働と競争のパートナー関係、コンカレント設計、異文化メンタルモデルなど経営、工学、社会心理など学際領域でのロジックと知識統合に向けられる。研究目的は、開発スピード有効な場の設計、コミュニケーションなどの組織、装置、運用の標準化にある。組織間コラボレーションで発生するトレード・オフやコンフリクト調整は、最も難度の高い創造的努力である。プラットフォームとそのサービスが、人間、情報、文化系を含む一体的な知識提供やコミュニケーションの場を支援し、超サービス製造業を高度の知識産業への進化へ寄与する。
  • 小原 重信
    原稿種別: 本文
    2011 年 5 巻 2 号 p. 23-40
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    高まる不確実性の中で、イノベーション努力に対する業績は、二極化している。開発失敗がトラウマとなり、活動が負の循環に陥る事例も多い。高業績企業は、独自性の高い新事業の立ち上げや新製品をタイムリーに訴求している。その鍵は、プログラムベネフィットを意図した巧みなプログラム・ライフサイクルマネジメントに隠されている。その主要な機能は、製品、工程、事業を意図する複数の開発プロジェクト間で発生する複数の異なるライフサイクル統合管理である。例えば、P2M理論が提示するモデルに関するパッケージ・オプション設計、市場スピードと機会損失計算、長期サステナブル開発と短期シームレス開発の摺り合わせなどの不確実対応が開示される。本論の目的は、先行文献と事例に関する基本的な論理文脈と分散した知識編集である。イノベーションの接近は、多様な不確実性状況に対して創造的な仕掛けを創る基礎知識の結合である。
  • 山根 里香, 三浦 徹志, 淺田 孝幸
    原稿種別: 本文
    2011 年 5 巻 2 号 p. 41-52
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    循環型社会形成の観点から、リサイクルの推進が求められている。パソコンリサイクルを取り巻く法規制とそれに伴い整備されている仕組みは複雑であり、製造メーカーのリサイクル事業への取り組みは模索が始まったばかりである。リサイクルを事業として展開するためには、P2Mによる明確な事業ミッションの意義付けとそれに伴う事業計画の策定と資源配分が欠かせない。本稿では、製造メーカーがリサイクル事業を付加価値活動として展開するために求められるP2Mの機能について検討する。
  • 中山 政行, 野地 英昭, 林 和希, 十河 直人, 亀山 秀雄
    原稿種別: 本文
    2011 年 5 巻 2 号 p. 53-62
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    地域活性化や環境保全に関連するプログラムは、ステークホルダーの意見を吸収し、関係者間で共通の目的・ミッションを共有した上でスタートさせる事が重要となる。また、プログラムの実施・運用段階では、地域内外において多様で活力あふれた人々の協働を促すために、共通の場を提供する必要がある。本稿では、地域内外の人々がコミュニティを形成し協働する共通の場として、P2Mのプラットフォーム理論を適用させた地域活性化環境プラットフォームを提案した。さらに、実証研究として、ICTネットワークを活用したソーシャルメディアシステム(SNS)上でのゲームをプラットフォーム理論によりデザインし、明らかになった実証データからプラットフォーム理論の有効性について考察する。
  • 孫 晶, 玉木 欽也, 筧 宗徳, 渡辺 一衛, 石井 信明, 松井 正之, 越島 一郎
    原稿種別: 本文
    2011 年 5 巻 2 号 p. 63-73
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    グローバル競争の中,大手から中堅・中小まで多くの企業がERP(Enterprise Resource Planning)パッケージを利用し,業務改革による業績アップにつなげようとしている。しかしながら,ERP導入により,業績アップと顧客満足度向上を達成した多くのケースがある一方,失敗したケースも少なくない。失敗する理由は様々だが,経営戦略上の武器としてERPシステムを導入したが生産現場で上手く使いこなせていないことが原因の1つとして挙げられる。このような状況を受け,ERP導入に先立って実施する教育プロジェクトが必要であると考える。このような背景から,産学共同研究としてERP実践型教育プログラムを開発したので,その研究成果を報告する。
  • 高 永才
    原稿種別: 本文
    2011 年 5 巻 2 号 p. 75-87
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は、「なぜ、マス・カスタマイゼーション戦略を実施した企業が複数市場にて市場シェア獲得に苦戦し、低迷するのか」という問いのもと、顧客が求める製品機能や性能を満たすために用いられる技術知識に注目して、それが、特定市場の主要顧客との密接な取引関係を背景に形成、維持され、組織内部に製品の「機能的価値」のみならず暗黙的な「意味的価値」を提示することによって特定の製品開発手法を継続的に選択させることを示す。具体的には、欧州GSM市場における日韓の端末の開発競争を取り上げる。
  • 山本 秀男, 吉川 厚, 折田 明子, 小川 美香子
    原稿種別: 本文
    2011 年 5 巻 2 号 p. 89-101
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    複数のプロジェクトが有機的に結合された変革型プログラムでは、オーナーの戦略と利害関係者が持つ文脈の両者を理解するマネジメント能力が必要となる。このようなマネジメント能力はOJTを通して得られるもので、座学から身につけることは難しいといわれる。本報告では、実践的な気づき教育を目的としたアドバンスト・ケースメソッドによって、プログラムマネジャー向けに開発した研修教材の概要と研修結果を示し、Off-JTでマネジメント能力を高める教育手法としても有効であるという示唆が得られたことを述べる。
  • 倉島 由佳子, 相原 憲一
    原稿種別: 本文
    2011 年 5 巻 2 号 p. 103-113
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    企業において、時代の変化を見極めて足元の業務を遂行し、社会的役割を果たすために新たな価値を生むイノベーションに繋がる人財をどのように見出して磨くか社内全体の共感を得る古くて新しい問題が改めて問われている。本論文は中小企業の活性化においては、経営者と中間管理者の協働が全体の共感を得る大きな原動力になることを前提としている。そして、組織内の共感を生むネットワーク創りに関する新規モデリングにより研究の位置づけの明確化を図り、いくつかの実証実験を通して仮説検証の第一歩を述べる。モデリングはコミュニケーションの拡がりと深まりの両面からなるプロセス表現のマトリクスであり、多くの事例を説明できると同時に、課題発見にも繋がる。実証研究は、地元中小企業のアンケートやヒアリングに止まらず、研究室主催のオープンセミナーで現役経営者や中間管理者を交えた活発な議論を通して仮説の裏づけを進めた。最後には、地元の中堅企業で経営者や中間管理者による社内研修会を開催して、本研究での社内体質改善プロジェクトへのシナリオを確認することができた。中間管理職はブリッジパーソンでなければならない。
  • 山本 佳世子, 亀山 秀雄
    原稿種別: 本文
    2011 年 5 巻 2 号 p. 115-126
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    大学発ベンチャーは上場を前提とした経営学や政策の視点で議論されることが多いが、日本では上場志向が弱く、産学連携において産と学をつなぐ"大学発"特有の役割を明らかにする必要がある。大学発ベンチャーのプロジェクトをP2Mの観点からみると、大学人などの発明者と外部の企業人の間で行われる、技術を共通基盤としたコミュニケーションマネジメントが重要である。本研究は大学発ベンチャーの発明者に対してアンケートを行い、製造業との共同研究と、製造業による大学発ベンチャーの製品購入というかかわりが強く、将来も希望していることを明らかにした。大学発ベンチャーが技術を通して、日本のものづくり企業の研究開発を支える役割を果たす形である。大手製造業に対するアンケートも行ったところ回答が一致し、適切なコミュニケーションが成立しつつあることを確かめた。
  • 松本 有二
    原稿種別: 本文
    2011 年 5 巻 2 号 p. 127-136
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    デザイン分野はプロジェクトタイプの業態を有していることからP2Mが活用できる分野と考えられる。しかし、現状ではP2Mはほとんど実践されていない。そこで、デザイン分野にP2Mを適用する可能性等を課題として設定し調査を行った。調査は、あるデザイン・プロジェクトの参加者へのインタビュー調査をもとに実施した。結果として、デザイン分野へP2Mの適用可能性が高いとの示唆を得た。
  • 濱田 和弥, 越島 一郎, 村田 裕樹
    原稿種別: 本文
    2011 年 5 巻 2 号 p. 137-149
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    近年、新製品開発期間サイクルは短縮され、企業は新しい価値を持った製品を開発することに注力している。しかし、どのように素晴らしい製品コンセプトであっても、それが製品に反映されなければ意味がない。また、製品開発期間の短縮によって当初設定したコンセプトがないがしろにしてしまう可能性もある。そこで本報では、コンセプトには2つのパート(プラスパート:ミッション成功に貢献、マイナスパート:ミッションの成功を阻害)があり、プロジェクト・フェーズ間におけるプラスパートとマイナスパート間の因果関係を内部制約、外部制約とすることで、ミッション実施の際の不整合を計画段階で把握する手法を考案したので報告する。
  • 原稿種別: 付録等
    2011 年 5 巻 2 号 p. 151-152
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2011 年 5 巻 2 号 p. App1-
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    2011 年 5 巻 2 号 p. Cover3-
    発行日: 2011/02/19
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
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