関西学院大学先端社会研究所紀要
Online ISSN : 2434-4613
Print ISSN : 1883-7042
13 巻
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論文
  • Their Representations in Asahi Shimbun and Popular Media from the Late 1940s to the 1970s
    Masashi IWASA
    2016 年 13 巻 p. 1-15
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/05/15
    ジャーナル フリー
    This article examines how Japanese “war brides” have been imagined and represented in various media in Japan in the postwar era. These women married servicemen, mostly American GIs, working for the Allied Forces during the occupation period of Japan and the succeeding years in the 1950s, as well as in the early 1960s. The empirical data used here include their coverages in Asahi Shimbun, a major newspaper in Japan, from the late 1940s to the 1970s. In addition, other primary and secondary sources that have taken account of them in one way or other are picked up and analysed. While the data examined here may be limited to a certain degree, it is suggested that the “war brides” had consistently been imagined as Japan's “others,” or the outsiders of Japanese society, by various media throughout the time under study, as their deviance and extraordinariness tended to constitute the major theme of their media representations since the 1950s and thereafter. It is also contended that, from the mid-1960s to the 1970s, Japanese media even imagined them as strangers who had lost their Japanese-ness due to their long-term absence from Japan.
  • -婦人雑誌の投書から検討する-
    矢﨑 千華
    2016 年 13 巻 p. 17-34
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/05/15
    ジャーナル フリー
    本稿では、明治時代後期において人びとがどのようにして「不幸」を受け入れていたのかを考察する。これまでの研究で対象とされてきたのは、立身出世や良妻賢母といったものにコミットできていた人びとであった。それに対して、本稿はそのようなものにコミットできる可能性の低い人びと──とくに女性──を研究するものである。明治時代後期の貧困や病気などの困難が常にある状況下において、どのようにして共同性が保持されていたのか。それは、そのような状況下にありながら、「不幸」を受け入れるという実践を通して達成されていたと考えられる。そこで、本稿では、当時の人びとの実践の残滓である婦人雑誌の投書を分析の対象とする。女性たちは、雑誌上でお互いに「不幸」を語り合うことを通じて、自分たちの「不幸」を受け入れていた。「不幸」の語り合いは他者と自身とをつなぎ、彼女たちを同じ現実を生きている「われわれ」として観念させる機能を果たしていたと考えられる。「われわれ」という意識は、同じ言語で同じような表現方法を習得することから生じる。女性たちも個々別々の「不幸」を同じような形式で語っていた。このような「われわれ」という概念から生じる連帯は「不幸の共同体」として捉えられることが示唆される。
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