国際教養大学 アジア地域研究連携機構研究紀要
Online ISSN : 2433-5657
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13 巻
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 阿部 邦子
    2021 年 13 巻 p. 1-13
    発行日: 2021/12/31
    公開日: 2022/05/25
    ジャーナル オープンアクセス
    この論考では、秋田県角館町生まれの画家平福百穂の代表作に焦点をあて、その画業が頂点に達した時期に開催された1930年ローマ日本美術展の歴史的背景と意義、また出展した百穂の役割、またローマ展出席を兼ねた欧州各国視察を通しての、日本画・西洋画についての百穂の考察を探る。琳派に通じる洗練された装飾性とスケールの大きい躍動感あふれる構図を特徴とする、1926年制作の「丹鶴青瀾」及び「荒磯」(千鳥)、そして1930年ローマ展日本美術展に出品され、ムソリーニに贈呈された1929年制作の「荒磯」(鵜)の3作品をとりあげる。
  • 椙本 歩美
    2021 年 13 巻 p. 15-26
    発行日: 2021/12/31
    公開日: 2022/05/25
    ジャーナル オープンアクセス
    秋田県は人口減少率と高齢化率ともに、全国で最も高い地域である。とくに中山間地 域においては顕著であり、集落機能を維持するために様々な農村振興策が実施されてきた。本稿は、秋田県が2011年度から独自に実施してきたGB(じっちゃん・ばっちゃん)ビジネス事業を取り上げる。これは、複数の集落や地域が山菜等の自然資源を首都圏のスーパー等に共同出荷することで、地域に新たな収入を生み出そうとする農村振興策である。ここでは、秋田県のGBビジネス事業の概要や特色をまとめたうえで、実際に住民たちがどのようにGBビジネスを実践しているのかを、個人や地域ごとの特色をふまえて明らかにし、事業の意義を考える。
  • 宮 淑, 古田 梨乃, 平田 友香
    2021 年 13 巻 p. 27-42
    発行日: 2021/12/31
    公開日: 2022/05/25
    ジャーナル オープンアクセス
    秋田市日本語教室は「生活者としての外国人」1)を対象に秋田市によって運営されているが、近年学習者の大きな変化が見られ、教室のあり方を見直す時期を迎えている。本教室の講師でもある筆者らは、現在に至るまでの秋田県内の国際化と日本語支援及び秋田市日本語教室の歴史的経緯をまとめ、さらに秋田市日本語教室の元講師や現運営者である秋田市企画調整課に聞き取り調査を行った。その結果、秋田の日本語支援は大きく(1)「民間ボランティアによる支援期」、(2)「自治体主導の日本語教室形成期」、(3)「短期・中期在留者増加期」の3期に分けられ、時期によって学習者の属性やニーズは変化していることが整理された。特に現在の秋田市日本語教室は技能実習生の増加に伴い、教室を利用する学習者のニーズの多様化が著しい。そのため、文法積み上げ式の教科書を使い、長い時間をかけて支援をしていくという従来の方法は学習者が求めている支援とは言えなくなってきている。多文化共生社会の実現に貢献できる地域日本語教室2)を築いていくためには、その時の学習者にとって必要な日本語を的確にとらえ、支援していくことが重要であることが改めて明らかとなった。
  • 秋田県観光産業の経済波及効果を事例に
    石原 立暉
    2021 年 13 巻 p. 43-50
    発行日: 2021/12/31
    公開日: 2022/05/25
    ジャーナル オープンアクセス
    新型コロナウイルス感染症拡大によって引き起こされた観光業の縮小およびその経済効果の測定を試みた。推計の結果、2020年4−6月期のみで、秋田県内の生産額が約375億円、粗付加価値額は約194億円、雇用者所得は約96億円減少したことが分かった。雇用に換算すると、3,876人の減少が推計される。
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