環境芸術
Online ISSN : 2432-1990
Print ISSN : 2185-4483
2 巻
選択された号の論文の15件中1~15を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 2 巻 p. Cover1-
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 2 巻 p. App1-
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2002 年 2 巻 p. Toc1-
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 清水 裕子
    原稿種別: 本文
    2002 年 2 巻 p. 1-8
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    本稿では、環境と人間の関係について、アーティストが媒体となってその再構築をめざす活動について考察する。環境という人類全体に突きつけられた課題について、多様な自然と文化が調和的な相互関係を築くという新たな共通認識を提示することが可能だろうか。はじめに、この問題の状況とその阻害された関係性の再構築に取り組むアーティストたちの活動について触れる。続いて、1960年代の終わりから一貫して、環境の持続・再生とそれに不可欠なモラルを主題として、夫婦でのコラボレーションを続けているエコロジカル・アートの先駆的作家、ヘレン・マイヤー・ハリソンとニュートン・ハリソンの作品と諸活動を具体的に分析する。なかでも、ヨーロッパ全体を敷地に未来の自然と文化の生態系についての新たなヴィジョンを提案するという大規模な作品《ヨーロッパ半島》や《グリーン・ハート・ヴィジョン》、《未来の庭》など、地球規模でのプロジェクトを紹介する。その芸術的な介在によって、自然や環境に対する姿勢の変化をもたらし、情報の共有、話し合い、参加、協働、交流という過程を通じて、分野や地域を超えた人と人とのネットワークを創り出し、共通の倫理観を認識する契機となることをめざすというその過程を検証する。さらに、アートが公共の課題にむけ、新たなヴィジョンを提案するひとつの可能性について考察する。
  • 土屋 和男, 塩見 寛
    原稿種別: 本文
    2002 年 2 巻 p. 9-16
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    火の見櫓は、昭和20年代から40年代頃には、全国にくまなく建設されたが、現在では漸次撤去されている。火の見櫓には景観資源としての可能性が認められる。すなわち、集落の景観構成上、要所に位置していることが多く、一景観要素としても、頭頂部等に特徴的な意匠を見せ、地域のランドマークとなっている。本論では、静岡県内を主たる対象地域として火の見櫓の現況を示し、かつてコミュニティがつくりあげ、どこにでも存在した環境造形として火の見櫓をとらえなおし、その造形的側面からの可能性を考察した。調査の結果、火の見櫓は静岡県内に約1000基残存している。これらを、立地と景観および形態的な特徴とから考察した。火の見櫓は同じ造形をもつものがほとんどなく、それらはタイプとそのヴァリエーションという2つのレヴェルにおいて、差異を生みだすしくみが見られる。火の見櫓の造形を通した可能性としては、次の2点からその活用を提案した。1) まちづくりのきっかけ その数の多さから、小さな地域単位での環境史を伝える遺産としてその造形を考えること。2) デザインにおける差異考察の資料 その造形の多様さから、環境に応じた個性とは何かを考えること。
  • 竹田 直樹, 田川 郁代, 八木 健太郎
    原稿種別: 本文
    2002 年 2 巻 p. 17-24
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    本論は、神戸ハーバーランドを調査対象地とし、都市景観を構成する造形物がどのようなメカニズムで都市の魅力に関わる演出に貢献するのかについてをテーマとする。調査と分析の結果、従来からの造形物に対する類型には当てはまらない多数の事例の存在や、都市空間においてハイ・カルチャーの象徴的な位置づけを得てきた美術作品が、サブ・カルチャーの代表事例といえるショッピング・モール型ディスプレーデザインによって、それらと等価、並列にされてしまう現象等をとらえることができた。神戸ハーバーランドにおいて、都市景観を構成する造形物は、脱類型化と等価、並列化によって、都市の魅力に関わる演出に貢献しているのである。
  • 八木 健太郎, 竹田 直樹
    原稿種別: 本文
    2002 年 2 巻 p. 25-28
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    1980年代終わり頃から、公共の場に彫刻などの美術作品を設置する従来型パブリックアートの抱える問題への反省をふまえて出現した、既存のパブリックアートとは一線を画する新しいタイプのパブリックアート作品を研究対象として、作品を構成するメディアと表現するコンテンツによって整理・分析し、その特徴を明らかにするとともに、わが国におけるパブリックアートの将来に対する示唆を得ることを目的とする。分析の結果、メディアについては作品の存在期間の限定性、ハードではなくソフト志向性、そして観客との関係のパブリック性という三つの点において、コンテンツにおいては多様な価値観の共存する社会を目指し少数派の主張を代弁する点、日常生活に密接に関わる問題を扱う点、ポジティブな夢よりネガティブな現実を告発する傾向がある点において、従来のパブリックアートとは大きく異なる特徴を示すことが明らかになり、メディアとコンテンツの関係から三つの類型を示した。
  • 松村 誠一郎, 鈴木 太朗, 荒川 忠一, 伊藤 隆道
    原稿種別: 本文
    2002 年 2 巻 p. 29-36
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    本論は、2001年〜2002年に制作、東京大学と東京芸術大学において発表されたインタラクティブアート作品《Water Canvas with Ears》と《Liquid Sculpture》の紹介を通して、新しい表現のための素材として気泡と音響を用いた作品事例と方法論について述べる。両作品は自然現象である気泡の動きを生かした視覚情報を提示すると同時に、聴覚情報である音響を作品の表現要素に用いている。作品の制御はコンピュータで行なっており、作品に対する鑑賞者の入力によって、作品が反応して動作するインタラクティブな機能を実現している。《Water Canvas with Ears》は薄型水槽内で空気の気泡によって平面的な模様を表現し、鑑賞者はキーボード入力の他に音響要素を入力に用いて気泡の動きをコントロールすることができる。《Liquid Sculpture》は円柱型水槽内で気泡による立体的な造形を表現し、気泡の動きと連動した複数スピーカーからの音響出力により空間的な聴覚情報の表現を行なう。センサーが検知する鑑賞者の身体動作が、気泡をコントロールするための入力に用いられる。気泡と音響がもたらす独自の複合的な視聴覚環境に鑑賞者が身を置き、行動をすることによって作品を体験する。
  • 谷口 文保
    原稿種別: 本文
    2002 年 2 巻 p. 37-44
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
    2000年から2001年にかけて私は2種類の「環境芸術ワークショップ」のプログラムを企画した。一つは「造形動物園」プログラム、もう一つは「卵をつくろう巣をつくろう」プログラムである。前者は兵庫県下の3ヵ所(淡路・神戸・但馬)で、後者は1ヵ所(淡路)で実施された。全て実施にあたっては私が造形指導講師を務めた。本稿は私が企画・造形指導した「環境芸術ワークショップ」の実践報告である。本稿は「プログラムの解説」「プログラムの特性」「実施事例の概要」「反省と考察」の4章で構成されている。「プログラムの解説」では2つのプログラムの企画の経緯や主旨、制作過程などについて解説する。「プログラムの特性」では、2つのプログラムに共通する特性「大きな作品」「自然素材」「共同制作」についてのべる。「実施事例の概要」では4つの実施事例を各種データと文章でまとめる。「反省と考察」ではこれらのプログラムを実施した反省と、今後の発展性について考えを述べる。近年、各所で多様なワークショップが実施されている中で、本稿が「ワークショップ活動の実践・研究」、中でも「環境と芸術をテーマとするワークショップ」の模索と発展に役立つことを願う。
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 2 巻 p. 45-
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 2 巻 p. 46-
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 2 巻 p. 47-
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 2 巻 p. 47-
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 2 巻 p. App2-
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 2 巻 p. Cover2-
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
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