「反知性主義」が跋扈している。二期目のトランプ大統領は,ハーバード大学が反ユダヤ主義的であること,DEI(多様性・公平性・包括性)の推進により「リベラルすぎる」ことを理由に,留学生の入国を制限し,政府機関からの科学研究費への介入を強めてきている。また,コロンビ
1.はじめに
電力ケーブルの絶縁体としては古くは加硫ゴムや高粘度油含浸紙が利用され,加圧油含浸紙によるOF(Oil-Filled)ケーブルは現在でも使用されている。配電用高圧ケーブル,7,000 Vを超える特別高圧ケーブル,170 kVを超える超高圧ケーブルに用いられるポリエチレン系の押
1.はじめに
電力ケーブル用の絶縁体は,古くは油を染み込ませた油浸紙が用いられてきたが,現在は主として架橋ポリエチレンが使用されている。
ここでは,ケーブルに用いられてきた絶縁体の変遷について述べるとともに,現在絶縁体として使用されている架
1.はじめに
近年,地球温暖化問題への意識が高まっており,製品ライフサイクルにおいて環境性能の高い製品が望まれている。
現在,電力ケーブルの絶縁体としては,絶縁性能に優れるポリエチレン(PE)に,耐熱性を付与するための架橋
1.直流送電の利点とPPケーブルの可能性
再生可能エネルギーの普及に伴い,長距離・海底送電で高電圧直流送電(HVDC)の優位性が再評価されている。HVDCは表皮効果や無効電力の影響がなく,導体が送電線+帰線の2本で済むため,設備面での簡素化・コスト低減が期待できる。しかし,HVDCは電力変換器が必須で
1.はじめに
ポリプロピレン(polypropylene:PP)は,高融点,優れた電気絶縁特性,およびリサイクル性を併せ持つことから,次世代HVDCケーブル用絶縁材料として注目されている。しかし,PPは剛性が高く,単体ではケーブル絶縁材料としての実用性に課題がある。このため,ポリオレ
1.はじめに
インターネット,モバイルの5G通信,人工知能(AI)などを中心に形作られている現代のデジタル情報化社会が,海の底に張り巡らされている通信用海底ケーブルにより支えられていることはあまり知られていない。現在,世界中には約600本,総距離にして約148万kmに及ぶ海底
1.防災DXとは
昨今,さまざまな分野でデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation:DX)の必要性が叫ばれている。DXとは,「デジタル技術を活用して業務や組織・社会を変革すること」である。図1に示すとおり,アナログで行っていた物事をデジタルに転換するデジタイゼーショ
1.はじめに
日本は四季を有し,地形や地質および気象条件の特性から自然災害が発生しやすい国土条件にあるとされ,その結果,「災害大国」と称されることがある。自然災害には,地震,津波,噴火,暴風,豪雨,洪水,地滑りなどがあるが,これらは人々が生活するうえで常に脅威となってお
このたび,第19回「でんきの礎」として全3件の顕彰が決定しましたので,その概要をご紹介いたします。
「でんきの礎」(One Step on Electro-Technology)は,歴史的にみて,社会生活に大きな貢献を果たした電気技術の功績を称え,世の中に広く周知することで,多くの方々