先づ恒久的現象に關して基本方程式の解式を求め、其の特種の場合として恒久的短絡電流の瞬時値最大値及實効値を算出し.次で短絡電流に就て基本方程式な求めて其恒久項が最初に見出したろ恒久的短絡電流の解式と符合することを示し、次で突發的短絡電流の最大値を見出すのである、但しfield poleのnon salientなることiron coreの全部がfinely la-minatedなること及磁束の曲線が正弦波なる樣にarmature及field windingのdistribute しておろこと等凡て前編同樣の假定の下に解式を求めたのである。
次で又三相或は二相發電機の一相式は其two line terminalsの間に短絡の發生する塲合の現象を説明すろのである。
單相發電機の在來の解釋は甚だ不徹底のものなれども、發電機のmagnetic leakageは可なり大なるが故に、恒久的短絡電流に關しては其不徹底なる在來の解釋を適用して、而も大過なきを得ること著者の説明に依つて明瞭である。突發的短絡電流に關する著者の解式はBoucherot氏の其れと符合するのであつて其の他の在來の解釋の信頼すべからざることを示すのである、Boucherot氏は約十年以前に於て眞に近き結果を得たのであるが、然し乍ら氏の與ふる解式の形及其の説明の仕方混雜なるが故に、偶Niethammer氏の之を紹介するあれども他に之を解釋批評し又之な應用するもの甚だ僅少なりしものゝ如し。
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