電氣學會雜誌
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45 巻 , 438 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 清家 正
    1925 年 45 巻 438 号 p. 5-33
    発行日: 1925年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
  • 黒川 兼三郎
    1925 年 45 巻 438 号 p. 34-44
    発行日: 1925年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    炭素粒送話器の實驗結果の記述にして、靜止試驗及び振動無負荷試驗の二部分より成る。靜止送話器に對しては、一定電壓及び一定電流の下に、時と共に電流或は電壓の變化する有樣、從つて靜止抵抗の變化の有樣を示せり。振動無負荷特性を求むるためには、交流を通ずる受話器と送話器とを對立せしめ、之に不變直流を流して送話器端に現はるゝ直流及び交番電壓を各別に測定して、不變抵抗及び交番抵抗を求め、所謂無負荷特性とも稱すべきものを示せり。或る範圍にて受話器の交流其の周波數及び送話器直流の値を變化せるは勿論なり。
  • 岩竹 松之助
    1925 年 45 巻 438 号 p. 45-56
    発行日: 1925年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    火花の遲れの問題は、既に各研究者によりて論ぜられ、P. O. Pedersen氏は、1923年に普通の空氣中にて測定し、10-8SecのOrderなる事を發表し、本年四月には、W. Hiller氏とE. R. Regener氏は、完全乾燥空氣中にては、何分何秒となる事を發表せり。
    著者は先づ、普通の空氣中に於ける、色々なGapのTime Lagを測定せんとして、P. O. Pcdersen氏の行なへる方法を採用せるも、P. O. Pedersen氏の用ひたる、Negative Photoaraphic Figureより大きく現はれる、Positive Photographic Figureを利用して測定せり。
    著者は普通の空氣中に於て、250mm直經のSphere Gap,25mm直徑のSphere Gap, Cone Gap,及びNeedle GapのTime Lagを測定し、其の結果、次の結論を得たり。
    1. 火花間隙の短かい間はSphere GapのTime Tagは、Sphereの直經に關せず一樣なり。
    2. 火花間隙の等しき時は、Needle GapのTime Lagが、最小なり。
    3. 普通の空氣中にては、短かき火花間隙のTime Lagは、P. O. Pedersen氏の如く10-8Sec Orderなり。
  • 渡邊 寧
    1925 年 45 巻 438 号 p. 57-76
    発行日: 1925年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    三極眞空管發振器が永續振動を發生して居る場合に、之が補極或は陽極回路に或る一定周波數の電壓を加ふる時、この周波數が發振器の夫れと相近づく時は、發振器の自已勵磁作用に依る自由振動は消滅して強制振動のみ殘り、所謂同期化の現象が現はれる。此現象を眞空管の内部抵抗が自由振動及び強制振動存在に因り變化する事から論じてをる。兩者の振動が共存する場合の夫々の振幅を求むるには、自由振動發生可能の條件、強制振動に對する平衡式、自由振動及び強制振動に對する内部抵抗の變化の關係式の四ツを聯立方程式として解く事が必要であるが、一般的には數式的解法は煩雜であるが之を圖形的に解く方法を述ぶる。その爲には兩者の振幅を獨立變數とする内部抵抗の特性曲面が必要の樣であるが、簡單な平面的圖法から之を一方の振幅のみの凾數として表はすことが出來る。また簡單な形で内部抵抗の變化式が與へられる場合に就いて、加へられた一定電壓の下で振動回路の蓄電器容量を變化する時、及び一定の周波數に於て加へる電壓を増加する時の振幅の變化及び同期化現象を説明する。この振幅變化の安定に就いての考察から、躍進的同期化の存在する事を論ずる。かゝる場合には、同期化の範圍は、躍進的でなしに即ち自由振動が漸次零になつてから同期化すると假定して求めた値よりも狭くなる結果になる。所謂"ziehen"の一種である。尚躍進現象存在の條件を與へてをる。實驗としてはBraun管による躍進現象の觀察を述ぶる。
    尚基本波同期化の外に、多數の高調波同期化の存在する事を實驗から示してある。
    此の論文は次の章に分つ。
    第一、 緒言-諸文献の紹介
    第二、 等價内部抵抗の變化
    第三、 同期化の條件
    第四、 同期化に於ける躍進現象
    第五、 躍進現象を示す實驗
    第六、 高調波同期化現象の實驗
  • 島田 定雄
    1925 年 45 巻 438 号 p. 77-82
    発行日: 1925年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    直流高電壓發生装置として、ケネトロン管に依るものが、機械的整流器に依るものに比して、諸多の得鮎を有することは實驗により體驗したる事實にして、此等得點は只X線發生用に於てのみならず、電纜試驗用としても同等ゆ得點を發揮するものと思考す。
    筆者はケネトロン管に飯る直流電壓12,500V電流10MAの發生装置と其試驗結果に就き述べたり。
  • 望月 重雄
    1925 年 45 巻 438 号 p. 83-89
    発行日: 1925年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    空氣及び變壓器油内にある固體絶縁物(寫眞用乾板)の表面に於ける火花放電現象に就いて實驗し、その間に著しき相違ある事を認めた。
    (1) 硝子の片側にのみ電極を並置せる場合には、空氣中にありては硝子の面に沿ふて放電するも、油中にありてはその全通路を通じて必ずしも硝子の面に沿ふて起らず、時々硝子面より離れたる油内に起る。
    (2) 兩電極の間に固體絶縁物を挾める場合には、空氣中にありては正負とも絶縁物の表面に沿ふて、互に相牽制しっゝ進むも、變壓器油内にありては、正極の側に於てのみ硝子の面に沿ふて起り、負極の側にありては硝子の面を遠く離れたる油内に起る。
    油内の沿面放電現象を空氣のそれと此較し、かくの如き著しき相違を認むるは、恐らくは油中に存在するfree electronの數少き事と、油が均質體ならざる事とによるならんと推測される。
  • 黒川 兼三郎, 廣田 友義
    1925 年 45 巻 438 号 p. 90-116
    発行日: 1925年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    誘導的結合二回路の一次及二次の電壓、電流、電氣量中二つの量の比を求め、其等の比が周波數の變化に對して畫く軌跡の諸性質を計算によつて求めたり。
    一般に、交流理論に於て用ひらるゝ軌跡は殆んど圓なるも、結合回路の周波數特性は圓又は直線の軌跡を有する事稀にして、多く抛物線、若しくは、此以外に直線乃至圓によつて導かるゝ曲線を畫く。
    本文に於ては、軌跡の概略を述ぶるに止め、詳細は附録に讓りたり。
  • 礒野 達一郎
    1925 年 45 巻 438 号 p. 117-126
    発行日: 1925年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    多相誘導電動機は其れが生ずる廻轉界磁束の廻轉速度と同一速度にて廻轉する事が出來ずして何分か其れより遲れたる廻轉数即ち滑り(Slip)を有する物である而して其の滑りの大さは負荷の大小に依り變化するが故に同期電動機の如く固定的の廻轉數を示電動機に比すると何分かFlexibilityの度が大である、此の點が誘導電動機の特長であるが又短所とも考へられ、同期電動機は定速度電動機であるが速度調整法が因難である所から速度を變化調整する爲には誘導電動機が用ひられる然るに誘導電動機は定速度運轉を爲す事が因難であるから茲に定速度誘導電動機の必要が生じて來る。
    著者は誘導電動機と一種の周波數變換機との組合せに依り一次周波數一次電壓及び負荷の變化に對して全く無關係に一定なる速度を保ち得る電動機の組合を説明して居る、其の主眼とする處は誘導電動機の廻轉數nが一次周波數f1と二次周波f2との差に比例して變化ナる爲に(f1-f2)の値を一定なる値に保つが如き周波數變換機を用ひたる物にして電動機の極数をPとすれば
    n=120(f1-f2)/P r.p.m.
    周波數變換機の生ずる二次周波數が丁度一次周波數と二次周波數との差を一定なる値に保つ樣こ變化する構造を有する物を撰び其の廻轉數を一定なるn'に保てば
    120(f1-f2)=n'P'
    を満足せしめ、上記のnの式より
    n=n'P'/p
    P'は周波數變換機の磁極數、
    P.P'は一定なる數である爲nはn'に比例しf1, f2等には無關係となる、著者は又n'を一定に保つ事の極めて容易である事を精しく述べて居る。
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