電氣學會雜誌
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47 巻, 464 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 中村 幸之助
    1927 年 47 巻 464 号 p. 197-198
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
  • 大島 弘義
    1927 年 47 巻 464 号 p. 217-224
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
  • 箕原 勉
    1927 年 47 巻 464 号 p. 225-232
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    布哇眞球灣無線電信局より、日々放送さるゝ時報の東京に於ける電界の強さを、大正十四年九月より、海軍技術研究所に於て、測定した結果を集めたもので、その日々の變化は著しいものがある。仍て試みに東京の氣温、氣壓、温度、の變化と比較して見ると其處は大いに注目に價する或る關係が見出された。即ち温度の關係に就ては或る多くの期間は電界の強さは殆んど温度と同期的に反對位相に變化し又他の或る期間は等期的に同位相に變化する。實驗の期間は充分でなく、且つ6400キロメートルと云ふ長い道程なるに、右結論をなすは、聊か暴擧であるかも知れないが、これが昨年の汎太平洋技術會議に於て、餘と同時にオースチン博士が、同じ研究を200キロメートルの距離にてなされた結果を報告された、それと頗る相似の點がある事は、將來の研究に於て再び大に有意議なる事を見出さるゝ可能性を有すと思はる。
  • 松岡 英長
    1927 年 47 巻 464 号 p. 233-248
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    水力發電所に於ける水車の試驗に於て最も困難にして而も興味あるは水量測定の問題であるこれには色々の方法があるが鹹水速度法は結果が相當正確に出るのと装置が簡單で費用がかゝらぬ故近年次第に使用せらるゝに到つた。日本電力蟹寺發電所水車能率試驗に於てもこの方法を用ひたのであつて本文にはこの装置及び試驗成績を述べてある。
  • 中上 豊吉
    1927 年 47 巻 464 号 p. 249-255
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    岩槻にて米國ボリナス局發振の29.3米、呼符號KELを十月二十一日の一晝夜宛連續受信試驗したが、其結果冬季は毎日午後11時から翌日午前6時迄の19時間に亘る間連續受信するに適し特に年後2時から翌日1時迄は高速度の印字受信を行ひ得る程度の強感が得られ、一日中の各時間に於ける印字受信状應が本交中に挿入されてある。而して此の印字受信に使用された岩槻の受信装置は、オートダイン檢波器及六段低周波増幅器とから成り、ボリナスの送信機は増幅式で其の出力は約20キロワットと稱せられてゐる。
  • 望月 重雄
    1927 年 47 巻 464 号 p. 257-264
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    交番電壓に依る沿面火花放電が、所謂短波長の減幅電氣振動を發生する事實は、先に西博士により認められ、報告せられた所てあるが、周波數に競いては、精確に測定されて居らなかつたやうである。本報告には、主として該周波數に關する、著者の實驗結果を述べんとするのである。測定の結果によると、沿面放電により、變壓器の高壓捲線を通じての主回路並に高壓捲線の大地に對して有つ靜電容量を通して、電壓側の接地點に到る副回路に發生する、高周波振動電流の周波數は、回路の常數によつてのみ定まり、放電の状態には無關係である。
    猶ほ、絶縁材料のbreak-down voltageに近き一定電壓を加へる場合には、振動電流は時間と共に増加するが、その周波數は殆んど不變愛であり、絶縁物の靜電容量は殆んど變化しない事を想像させる。
    更に、電極と絶縁材料との間に適當の空氣層を殘す時は、空氣層のない場合に比し、遙かに強き振動電流の發生する事が認められる。
  • 大津 勇次郎
    1927 年 47 巻 464 号 p. 265-285
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    發電機又は電動機等のコイルを包む絶縁物が一般に機械的強さに於て劣つて居るが故に合理的形状に巻かねばならぬ事を論じ、而してコイルの形状は機械に於けるネジの形に同一なる事を指摘し之を基として種々の形に於けるコイル形状の性質を論じて居るのであります。
  • 二宮 弦
    1927 年 47 巻 464 号 p. 286-299
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    本編は、交流直流兩磁化が、同一鐵心に作用する場合の交流側導磁率が、T. Spooner氏(3)の謂ふやうにncrem ntal permeabilityで表はされるものだとの見地から、それの算出法に就いて述べたものである。先づ重疊作用の本質からincrement l permeabilityとヒステレシス、ループとの關係を述べ、後者の下降部分の曲線をE. A. Watson氏(6)が用ひたと同じ形で數式示し、これに數學的變化を行つてincremental permeabilityを表はす式を求めてある、即ち
    μΔ=a0×1/1-b0×ΔH……(17)
    或は=a0+b0ΔB……(18)
    但しa0=BmHc(Bm-Br)/BrHm(Hm+Hc)……(15)
    b0=BrHm-Hc(Bm-Br)/BrHm(Hm+Hc)……(16)
    Bm,Br及びHcはそれぞれ交流直流兩磁化が重疊した場合の最大磁化力Hmに對應するヒステレシス、ループの最大磁束密度、殘磁氣、及び保磁力であつて、定つた材料に就ては何れも定數である。
    次にT. Spooner氏の與ふるincremental permeability算出の實驗式との比較を行ひ、實驗の結果から同式の無理な點を指摘し、量後に、少しく精密を要する設計には、豫め各種磁氣材料に就いて測定を行ひ、上記の算出式に依てa0b0を求めおくが便利であると結んである。終りに設計用として、二種鐵板に對する曲線が例示されてある。
  • 金澤 進三
    1927 年 47 巻 464 号 p. 300-305
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    負荷電壓の脈動小なる場合のケノトロン整流器の働作が簡單に述べられてある。
    供給電壓が正弦波形てあると假定すればケノトロンの働作抵抗對負荷抵抗の比、と供給電壓對負荷電壓の比、との關係が簡單に求められる。筆者は此のケノトロン働作抵抗を靜特性曲線から求める方法を見出した。
    計算の結果と實測の結果が實用上よく一致することが示されてある。
  • 拔山 平一
    1927 年 47 巻 464 号 p. 306-324
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    電導率と誘電率との比が到る所一定である樣な空間では、部分的瞬時現象は簡單なdiv KG={div KG}t=0ε-4πAt……(5)なる式で表はされる。
    此分部的瞬時現象の消失した後に於ては、定状態電場は導電流場として定まり、電壓變位場は之に附隨して定まる。周期的定状態又之と殆んど同樣である。然して見掛上のComplex inductivecapacity K'はK'=(1-j4τη/ωK)K……(54)茲にKはcomplex inductive capacityで、ηは電導率である。
    電導率と誘電率との比が到る所一定であると云ふ條件が滿足されぬ時は、部分的瞬時現象の消失した後に於ては、定状態電場は導電流場として定まりρ=-η/4π(▽V,▽K/η)……(73)なる實電氣の空間分布が生ずる。周期的定状態を定むるfield equationはdivη▽V=η/j-ωτ(▽V,▽ωτ)……(79)茲にVは靜電位のcomplex effective value,ωは加へられた電壓の角速度、ηは電導率、τはrelaxation timeである。此他永久電位變位、之を定むるTensor ellipsoid、電氣吸收等の問題の大異の理論を述べてある。
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