電氣學會雜誌
Online ISSN : 2187-6797
Print ISSN : 0020-2878
ISSN-L : 0020-2878
48 巻 , 475 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 大竹 太郎
    1928 年 48 巻 475 号 p. 103-114
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    電路に於けるヘビサイド氏の方法と稱するものの、甚だ便利なる事は明白なれど、其創肇者たるヘビサイド先生の推理方法が著者には難解にして、從て其與ふる結果の正否に對し常に疑念を去り難きを以て、著者自身に理解し易き一の推理經路を作成して、同先生の與へられたる結果を考察したり、本稿は此推理徑路の記録なりとす。
    猶ヘビサイド氏展開式が複根を有する場合は、諸家の研究結果發表せられ居り相當重要なる事項なりと思考せるを以て、二、三の異なりたる方法を以て考察せり、又電路綱が部分微分方程式なる場合にも、著者の推理方法が適用せらる可き事を記述せり。
  • 小川 一清
    1928 年 48 巻 475 号 p. 115-131
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    交流電橋の大地に對する靜電容量の影響を論じ、これを除去する方法に就て、著者の研究した所を述べてある。先づ第一に一般交流電橋の大地にする靜電容量の影響を考慮したときの平衡條件を求め、その結果より從來靜電容量の影響を除去する方法として用ひられて來たCampbellの靜電遮壁の方法とWagnerの接地裝置の方法との得失を論じてある。次に更に進んで一般接地裝置の滿足せねばならぬ條件を求め、接地裝置の選擇を容易ならしめるには、平衡變成器を用ひるを可とすることを述べ、この方法によつて交流電橋に完全な接地裝置を用ひるときは、電橋の精密度を著るしく増進することが出來るのみならず、その利用の範圍を著るしく擴大することが出來ることを述べてある。又任意の綱回路の任意の二つの端子の問の直接アドミツタンスを完全な接地裝置を用ひた交流電橋にて直接に測定し得ることを示し、その際に屡々起る特殊の困難を除去する方法を述べてある。次に交流電橋の一端子を接地した場合を論じ、最後に普通の交流電橋に於て、大地に對する靜電容量の影響を無視したときの誤差に就て論じてある。
  • 神保 成吉
    1928 年 48 巻 475 号 p. 132-151
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    本文は次の内容をら成る。
    1. 周波數測定法
    a. 絶對測定法
    b. 比較測定法
    2. 標準周波數發振器
    a. 時計制御式發振器
    b. 音叉發振器
    c. 水晶發振器
    d. 眞空管發振器
    3. 共振器
    a. 電氣的共振器
    i. ブリツチ型周波計
    ii. 波長計
    b. 機械的共振器
    i. 音叉型周波計
    ii. ソノメーター型共振器
    iii. 水晶共振器
    絶對測定法としてはstroboscope法とphonic motor法とを推奬する。著者はHough及びWennerの速度調節器を改良變形して非常に鋭敏なる速度調節器を得、之れを使用してstroboscope法に依り凡そ0.001%の確度を得ることに成功した。各種のphonic motorの比較を試み、商用周波數用の一phonic motorを示してゐる。
    標準周波數發振器としては時計制御式發振器を推奬する.其の働作は等價電氣回路とZiehenの現象とに依り理論的に説明し得ることを指摘してゐる。
    機械的振動體に於ける彈性波の周波数に關する基本方程式を示してゐる。音叉發振器に及ぼすに因子を列擧し其の影響を理論的に設明してゐる。
    音叉發振器に代るべき單弦發振器を示してゐる。
    共振器の具傭すべき一因子たる共振鋭敏度を説明しdecrement, resonance range等と共振鋭敏度との關係を示し、尚各種共振器に就て共振鋭敏度を實驗的に求め表に纒めて示してゐる。
  • 小林 正次
    1928 年 48 巻 475 号 p. 152-159
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    陰極線オスシログラフを使用する時は可聽周波變壓器の如く廣い範圍の周波數に用ひられるものゝ測定をするに便である。本文には可聽周波變壓器の二三の特性を陰極線オスシログラフに依つて試驗した結果を示した。
  • 杉江 敏雄
    1928 年 48 巻 475 号 p. 160-181
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    三相誘導電動機の一大欠陷である力率不良の問題を解決する一方法としての三相補償誘導電動機は、誘導電動機の二次勵磁作用を利用せるものであるから、誘導電動機と殆んど同じ速度特性を有し、刷子を或る位置に固定せしむれば、其力率が輕負荷より過負荷を通じて90%以上の高力率を保ち得る點に於て著しき特徴を有して居る。而して從來考案發表せられた三相補償誘導電動機の各種の型式のものに就て其長短比較を試み、次に余の考案になる三相補償誘導電動機(特許No. 68805)に就て考察を試み其得失、理論が述べられ、試作機に就て得たる負荷特性、刷子移動特性、電壓の變動による特性の變化、起動特性、整流作用等に且つて詳細な成績が報告せられてある。終りに設計上出力に制限ある事が述べられ、一般工業上に多く使用せられる程度の二三百馬力程度のものには何等の困難なく經濟的に製作し得るのみならず、力率補償作用の確實なる事、誘導電動機と同じく非同期速度に運轉し、起動特性は捲線型誘導電動機と同樣なる事、固定子一次なる故に高壓機として製作可能なる事、構造、取扱の簡單なる事、等の諸點に特徴を有するものなる事が述べられてある。
  • 望月 重雄
    1928 年 48 巻 475 号 p. 182-191
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    沿面放電に伴ふ高周波振動電流の特性に關する實驗的研究を行ひ、次の如き結果を得た。
    (1) 薄き絶縁物を用ひた場合に、振動電流の強さの不定なるは主として、沿面放電に伴ふ熱のために絶縁物と電極との間の接觸の模樣に變化を來たし、且つ電極面の劣化するためである。
    (2) 振動電流の強さは氣壓の變化に伴ふて變化し、大體大氣壓より少しく低い氣壓に於て最大となり、それより氣壓の低下すると共に、却つて微弱となる。
    (3) 振動電流の強さに及ぼす極性の影響は、臨界沿面放電電壓より相當高き電壓の下にありては、寧ろ正放電の時に、強き振動電流が伴はれる。而して、電極と絶縁物との間に適當の空氣層を殘す時は極性による相違は遙かに減少する。
    (4) 電極を並列に置き、その電極の一群と變壓器とり間に高抵坑を挿入する時は、並列に置かれたる電極の間に強烈なる高周波振動發生しそれが閃越電壓に相當の影響を有す。
    (5) 電極の大さにより、エンバイヤー•クロースの絶縁耐力の異なるのは、高周波振動の影響によるのではなく、寧ろ絶線物と電極との間の接觸の状態によるものの如く考へられる。
  • 阿部 清
    1928 年 48 巻 475 号 p. 192-204
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    先づ初めLangmuir氏のフイルム論を應用して對流損失の式を求め次にフイルムの外側の温度決定法に對して意見を述べ最後に瓦斯封入白熱電球内の瓦斯の種雜及纎條温度の變化に伴なふ對流損失の變化に就て論じた。
feedback
Top