電氣學會雜誌
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48 巻 , 477 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 太刀川 平治
    1928 年 48 巻 477 号 p. 361-373
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    地表並に地表に近き部分に於ける温度の變化-地下約十米突に於ては全く太陽熱の影響なかるべし-深井の温度-普通地方に於ては地下約三十米突を増す毎に温度攝氏一度を上昇すべし-「マグマ」の有する熱勢力-地下に在る自然の蒸汽利用-自然蒸汽抽出地點選定上の注意-海抜標高約一千米突以下の火山地帶に於て寄生火山の麓、火口瀬、爆裂又は噴汽孔の舊跡、斷層、溪谷等の地殼に弱點を有する部分を檢討するを可とす-富士山の弱線-地下水の影響-自然噴汽孔並に温泉等との關係-衛生温泉浴場と地熱發電所との協同計晝-自然蒸汽中に含有する礦物の分離-地熱發電所の實際的効用-發電用原動力以外の自然蒸汽利用方法の實例。
  • 山本 勇
    1928 年 48 巻 477 号 p. 375-383
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    本論文はコニカル、コイルの固有電氣振動を實驗的に研究した概要である。Table (I)は實驗に供せられた四種類のコニカル、コイルの定數を示し、Table (II)は兩端開放及び一端接地の場合の基本固有振動波長(C1 C1' C1")並に固有靜電容量(λ1 λ1' C1")を波長係數(λ1/2l, λ1'/4l, λ1"/4l)並に容量係數(C1/r, C1'/r, C1"r)と共に表はし、Curve (1)は上記の波長係數及び容量係數がコイルの平均形態比h/2rと共に如何に變化するかを、等齋直徑のソレノイダル、コイルの場合と比較したるを示し、Table (III)は兩端開放及び一端接地の場合の高次固有振動波長、Table (IV)は基本固有波長λ1とm番目の高次波長λmとの比を示し、Curve (2)(3)は夫々兩端開放及び一端接地の場合に對するλ1mとmとの關係を示し、Curve (4)はCurve (2)(3)を直線と假定して其平均傾斜角の正切aa'と形態比との關係を示して居る。又Curve (5)(6)(7)はcoil(1A)についてコイル軸上に生ずる電位定在波の腹節の位置を示して居る。本文は下の順序によりて記述してある。
  • 鳥山 四男
    1928 年 48 巻 477 号 p. 384-394
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    本研究に於ては、昭和二年十一月號の本誌に於て述べたる方法により、球形電極、針状電極、角形電極、針状一平圓板電極、及び沿面放電等の火花の遲れを測定した。火花の遲れは球形電極の場合最小である、而して沿面放電及び針状電極の場合は大である。
    球形電極、針状電極及び沿面放電等に於ては電極を石英燈で照らせば火花の遲れは減少す。球形電極に抵抗又は誘導線輪を直列に入れゝば火花の遲れの現象が複雜して來る。而して本裝置では正確に知る事が出來ないが、火花を生ずる場合に電極間の電壓が餘リ降らない事だけは確らしい。
    本研究の裝置の誤差の原因はブラウン管自身の時間の遲れ、及び衝撃電壓の波頭の形が矩形で無い事等である。故に火花の遲れの絶對的の測定には不適當であるが色々の種類の放電の比較研究には便利である。
  • 宇田 新太郎
    1928 年 48 巻 477 号 p. 395-405
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    單獨にある水平空中線よりの電波の發射に就て調べてある。かゝる水平空中線より發射する水平偏波は、一般に高角度の性質のある事、且つ空中線の地上よりの高さに依つて、其極座曲線圖が種々の形をとる事を述べてゐる。例へば水平空中線の高さがλ/8(λ=波長)λ/4の時は、最大發射が垂直上方にあるが、3λ/8,λ/2の時は、凡そ水平線に對し夫々45°,30°の所にある。高さが5λ/8,3λ/4になると、最大發射が垂度上方の他に、夫々凡そ25°,20°の所に存する。更に高さが増加して、7λ/8の時は60°と15°に、λの時は凡50°と13°の所にある。更に高さを増加すれば、マキシマムの數が多くなり、且つ地表に最も近い部分の角度が益々低下する。
    次に第七圖に示す如く、デイレクター即ち導波器Dを排列し,其排列線の角度θを變へれば、任意の高角度の方向に、水平偏波を發射し得る事を示してある。而して導波器の數を増せば、一層垂直面内に於ける指向性の鋭くなる事を述べてゐる。最後に垂直面内に於ける上下の指向性のみならず、左右の指向性をも顯著にし、即ち空間的に鋭いビームを得るには、第十七圖の如くすればよい事を提案してある。
  • トボラ ヨアキム
    1928 年 48 巻 477 号 p. 406-426
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    負荷變動が火力及び水力發電所に及ぼす經濟的影響を主として説明したるものにして、持續時間の短かき尖頭負荷の均衡と投資に對する償却及び利子の關係を論及せり、水力發電設備の創設費は火力發電設備の夫より約四倍大なれば運轉時間の短かき場合には火力設備は燃料費を要するにも不拘水力設備よりも遙かに經濟的なり、故に水力は基底となる負荷として又火力は尖頭負荷用として使用せらるべきものなり。
    然れども投資の償却と利子とを計上すれば尖頭負荷均衡用の火力設備は割高なり、變壓式ルート蒸氣蓄積裝置は尖頭負荷用火力設備の創設費を著しく低減するを以て之を用ふれば尖頭負荷の均衡費は極めて安價となる.
    ルート蓄積裝置は蓄積容量大なるため瞬時豫備の作用を爲すこと大にして尖頭負荷用汽罐を驅除し且其使用を不要ならしむるのみならず維持費及び番人を要せざるを以て火力設備を使用する時に比し仕事は極めて簡單となり而も確實に動力を供給する事を得。
    場合に依りては定壓式ルート蓄積裝置を使用し得べし、定壓式は變壓式より均衡容量小なれども燃料を節約し得る事大なり。
  • 木名瀬 松壽, 前田 又一, 齋藤 健治
    1928 年 48 巻 477 号 p. 427-445
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    双橋無線局に於て毎月空電測定を行ひ、滿一個年に及んだので、其の結果を發表することにした本文には使用機器、測定方法、測定結果を述べてあるが、其の結論は次の通りである。
    a) 一般に空電の波長は長 離通信用波長に比して一層長いものと思考せられる。
    b) 空電の強度は夕刻から夜間に亘つて強いが、當地の樣に夏季空電中心が附近に現はれる處では、午後反つて夜間よりも強勢な場合が少くたい。
    c) 空電の量と強さとは必ずしも一致しない、量の少い方向から屡々強勢なclicksの來ることがある。
    d) 空電方向は時節に依つて變るのみでなく、時間に依つても移動するものである。而して其の移動は太陽の位置と密接な關係がある。
    e) 空電方向は夏季には方位不明となる場合が少くないが、春秋季及び冬季には南又は西南(或は東南)にある場合が多い。但し冬夜西方或は西南から相當強勢なgrinderの來ることが屡々ある。
    f) 毎月の平均方位は大體暑氣に從つて南から西に移動する傾向にあるが、冬季の平均は可成り西南に偏して居る。
    g) 當所に於て指向受信アンテナを使用すればBolinas受信に對し約四割、歐洲諸局受信に對し約三割の空電減少を見込み得る。
  • 小林 勝一郎
    1928 年 48 巻 477 号 p. 446-470
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    本編の研究は、纎維物質を懸垂する音響管、壁の剛ならざる音響管及斷面を異にする種々の管よ成る音響管の三つにつき、夫々一例として、ヘーア、フエルト、護謨管及音響瀘波器について、行つてある。
    (1) ヘーア、フエルトの特性
    ヘーア、フエルト乃至同樣のものについては、單に吸音物質としての研究は、かなり古くから行はれてゐるが、その中の音響傳播の機構を決定するやうな實驗は、未だ見當らぬやうである。之れに關する研究についてA. E. Kennelly及黒川兼三郎氏によりて提案せられた原理がある。ここには、媒質のサージ、イムピーダンスの直接測定に關して一つの提案をなし、これに依つて兩氏の原理に基いて、フエルトの音響的定數を測定し、その中の音響傅播の内容に言及し得る實驗を試みた。ここには、この直接測定法(定常波法)に關する理論、測定装置並に、これに依つて得た實驗の結果について記述してある。
    (2) 護謨管の特性
    音響イムピーダンスを、ヴアイブロ、メーター及定常波法によつて二樣に測定した。其結果を共に記し理想化された高變成比の音響變成器と共に用ゐられる時は、ヴアイブロ、メーターに依つても、小音響イムピーダンスの測定が相當信頼するに足る結果を與ふることを指摘し、次に、これらの實驗の結果、護謨管の特性として次の事實を指摘してある。
    (a) 可聽 波數範圍の重要なる部分に於いて、減衰定數の急激なる増加、並に、同時に傅播速度の急激なる變化が起る。
    (b) 壁の振動は.内部の空氣柱に對して、單にリニアー•アドミツタンスを増加する如く、影響する。而も、これは、壁中に起る進行波といふよりも、簡單に、壁の輪切の半徑方向の振動によつて起るものと考へて、差支ない。尚後者に關しては、リニアー•アドミツタンスをスタチカル法による壁の材料定數及寸法の測定より計算し、これと音響イムピーダンスの測定から求めたものと比較し、そのほぼ一致することから證明してある。
    (3) 音響濾波器
    音響濾波器についてはG. W. Stewart氏並にその他の人々により、從來多くの研究がある。併し設計上必要なる、イメージ•イムピーダンス、カツト•オフ周波數と濾波器寸法との關係が、明かにされてゐない。ここでは、音響濾波器と電氣濾波器との類似を論じ、この關係を明にし、且つ普通の如く管系統を以て構成される時は、各部分の寸法が考へてゐる波長に比して小なる場合でも、斷面の變化による定數分布の變化に對する制限が、電氣濾波器の場合と異り、イメージ•イムピーダン本編記載の研究は財團法人齋藤報恩會より研究費の補助を受け東北帝國大學に於て行つたものである。
  • 1928 年 48 巻 477 号 p. 475a
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
  • 1928 年 48 巻 477 号 p. 475b
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
  • 1928 年 48 巻 477 号 p. 475c-476
    発行日: 1928年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
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