アナログ,ディジタル両技術の融合により構成されているデータロガも,広義に解釈すればディジタル測定器の一つとして考えられる。そこで今回はデータロガ,さらにはデータ処理装置の基本構成および概略と実際に使用する場合などについて述べる。
データロガはそれが開発された初期においては,プロセス変数を自動的に数値化して電動タイプライタで記録する作表機にすぎなかった。そののち改造,発展が急速に行なわれ,プロセスのデータ作表だけでなく監視,演算,制御などの機能をもっいわゆるコンビューティングロガと呼ばれるようなものになった。一方,プロセス用デイジタル電子計算機が開発され,その性能および信頼度も著しく向上し,データロガの構成の一部に導入されるようになり,オンラインコンピュータコントロールシステムにまで発展している。
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