放送が変わろうとしている.2003年末に地上波ディジタル放送が始まった.更に通信あるいはブロードバンドの動きが活発になってきている.2000年から始まっている衛星を用いたディジタル放送ではEPG
*1などのデータ情報を見ることができるだけでなく,簡単なインタラクティブ性も経験できる.またインターネットのインフラがADSLや光ファイバが安価に提供されることにより整ってきたことを受け,インターネット放送やブロードバンドコンテンツ流通が始まっている.今のところビジネスモデルが確立していないこともあり,トライアルが多いが,確実に新しいメディアとしての地位を確立しつつある.2003年9月に行われたIBC
*2でも,メタデータの利用,地上波ディジタル放送などが注目されていた.ここではコンテンツ流通,特にブロードバンドビジネスから見た今後のメタデータへの期待と役割を中心に述べる.
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