医科器械学
Online ISSN : 1881-4875
Print ISSN : 0385-440X
75 巻, 3 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2005 年 75 巻 3 号 p. Cover1-
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2005 年 75 巻 3 号 p. Toc1-
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2005 年 75 巻 3 号 p. Toc2-
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
  • 有田 英子
    原稿種別: 特集
    2005 年 75 巻 3 号 p. 87-
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
    慢性疼痛は難治性で, 神経ブロック療法, 薬物療法などに加えて, 機器を用いた治療法が必要となることも多い. それらの一部は侵襲性が低く比較的簡単な手技による治療法であり, また, 一部は手術室において麻酔下に操作したり, 体内に留置する機器を用いた, 周到な準備を必要とする治療法である. したがって, 機器を用いた治療法にも, 治療の初期から施行するものもあれば, いかなる治療にも反応しない症例に対して最終的に行う治療法もある. 本稿では, 6名の先生方に, 慢性疼痛治療に用いる機器の説明と使用法, 適応や合併症などについて解説していただいた. 北摂総合病院の稲森耕平先生には, イオントフォレシス, TENS, SSPについて説明していただいた。これらはいずれも皮膚に機器を装着して行うもので, 侵襲性がほとんどない治療法であるが, 適応をよく知りたいところである. 駿河台日本大学病院麻酔科の佐伯茂先生には光線療法機器について書いていただいた. 光線療法機器には数種類あるが, それらの使い分けや照射法のコツがわかれば非常に参考になる. NTT東日本札幌病院麻酔科の本間英司先生には高周波熱凝固装置とペインクリニックでの応用ということで執筆いただいた, 神経破壊薬に比較して安全に施行できるが, 詳しい施行法や効果について知りたいところである. 東京大学医学部附属病院麻酔科、痛みセンターの菅原正秋先生には鍼通電療法に用いる機器について述べていただいた, 施行内容の理解を深めたい. 自治医科大学麻酔科の五十嵐孝先生にはエピドラスコピーに用いる機器について解説いただいた. 本機器は, 高度先進医療としての使用が最近認められた. 機器の改良を望むところである. 日本大学医学部脳神経外科の片山容一先生には脳深部刺激装置, 脊髄硬膜外刺激装置について執筆いただいた. 侵襲が大きく, しかも機器を体内に長期にわたり留置することとなるので, 適応や問題点を把握したい. いずれもある程度はわれわれも知識のある機器であるが, さらに詳しく, ここが知りたい!時に参考になれば幸いである.
  • 稲森 耕平
    原稿種別: 総説
    2005 年 75 巻 3 号 p. 88-94
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
    20世紀半ばになりMelzackおよびWallによるゲートコントロール説が出されてから, 痛みの治療は新しい領域を開いた. 1967年, Shealyらは脊髄後索を電気刺激するdorsal column stimulationが強力な鎮痛効果を得ることを報告した. これは脊髄後索に電極を埋め込むので, 慢性疼痛患者に植え込み手術をする前に, その鎮痛効果を確かめる目的で, 経皮的電気的神経刺激法(transcutaneous electrical nerve stimulation, TENS)が行われた. ところが, その後TENSはそれ自体十分な鎮痛効果を発揮することが認められ, 広く普及するに至ったのである. SSP(silver spike pointel ectrode)療法は低周波電気刺激療法(surface acupuncture point stimulation therapy)の一つであり, 「刺さない鍼療法」の発想の下に, 1976年兵頭正義らによって考案された. これはSSPと呼ばれる金属製の特殊な電極を皮膚に密着させ, 電気刺激することで疹痛の緩和と局所血流の改善を促す効果がある. 円錐形状の金属電極を用いた体表面刺激療法である.
  • 佐伯 茂
    原稿種別: 総説
    2005 年 75 巻 3 号 p. 95-102
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
    ペインクリニック科では各種疼痛性疾患に対し神経ブロックが主たる治療方法として用いられている. 神経ブロックの種類には星状神経節ブロック, 腰部硬膜外ブロック, 三叉神経ブロックなど種々のブロックがある. しかしながら, 慢性疼痛の場合は痛みの発現機序が複雑になっていることに加え, 心理的因子が痛みの増強にも関与している場合があり, 神経ブロック単独の治療を続けても期待したほどの効果が得られなかったり, 反対に疼痛が増強したりすることはよく経験することである. 近年, 光線療法が疼痛治療に用いられるようになってきて, 神経ブロックに代わる治療法として普及し今日に至っている. 本稿ではペインクリニック科外来における慢性疼痛患者に用いられる光線療法機器について解説する. ペインクリニックで扱う慢性疼痛と光線療法の位置づけ 慢性疼痛には数々の疾患が含まれる. 帯状疱疹後神経痛, CRPS(complex regional pain syndrome:複合性局所疼痛症候群)typeI, typeII, 頭痛, 外傷性頸部症候群, 幻肢痛, 腰痛症, 術後瘢痕疼痛症候群, 非定型顔面痛, 筋々膜性疼痛などがあげられる.
  • 本間 英司
    原稿種別: 総説
    2005 年 75 巻 3 号 p. 103-107
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
    高周波熱凝固は, ペインクリニックで神経ブロックをするとき使用される除痛法の一手段である. この神経ブロックとは「脳脊髄神経や脳脊髄神経節または交感神経節, およびそれらの形成する神経叢に向かってブロック針を刺入し, 直接またはその近傍に局所麻酔薬, 神経破壊薬または高周波熱凝固法を用い, 神経の伝達機能を一時的, 長期的または半永久的に遮断する方法」である. 高周波熱凝固(Radiofrequency Thermocoagulation:RFT)は高周波エネルギーを用い, 遮断したい各種神経を凝固破壊する手技であるが, 最近Pulsed radiofrequency(PRF)により知覚低下, 筋力低下を生じさせない手技可能の装置も広く使われ始めている. 高周波発生装置 現在4機種があるが, 日本で使用可能なのは3機種である. (1)Radionics社製のRFG-3CF(U. S. A. ), (2)Neuro Thermo JK3(Eng. ), (3)Leibinger社製のNeuro50(Ger. ), (4)Baylis社製pain management generator version2(Canada). 現在, 当科で使用している高周波発生装置は, (1)Radionics 社製のRFG-3GFである.
  • 菅原 正秋, 吉川 恵士, 有田 英子, 花岡 一雄
    原稿種別: 総説
    2005 年 75 巻 3 号 p. 108-113
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
    鍼治療は, 紀元前200年頃に中国で体系化された伝統医学である. 現在, 鍼治療には2つの典型的な手法をもとにした様々な種類の診断治療システムがある. その一方は, 「中医学的鍼治療(traditional Chinese acupuncture)」であり, もう一方は「西洋医学的鍼治療(western medical acupuncture)」である. 中医学(traditional Chinese medicine)とは, 「黄帝内経」, 「針灸甲乙経」などの古典書物の理論に基づき, 個々の患者に対応した診断、治療を行うものである. 治療点としては経穴を用い, さらにそこへの刺鍼手技で刺激を与える, これに対して, 西洋医学的鍼治療とは, 診察、検査等の西洋医学的根拠に基づき, その疾患の病態に対応する組織(皮膚、筋、神経、靱帯など)を選択し, 治療点は触診所見を基準とする. この代表的な治療法には低周波鍼通電療法がある. 鍼治療がペインクリニック的療法としての鎮痛の手段に用いられるようになったきっかけは, 1971年, ニューヨークタイムズのレストン記者の中国における見聞を基にした「鍼による麻酔」の報道であった.
  • 五十嵐 孝, 平林 由広, 瀬尾 憲正, 斉藤 和彦, 鈴木 英雄
    原稿種別: 総説
    2005 年 75 巻 3 号 p. 114-120
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
    わが国では慢性疼痛を有する患者の半数以上が腰痛に罹患し, 高齢化社会の到来と相まって腰痛や坐骨神経痛を診療する機会が非常に多くなってきた. 腰下肢痛を有する大部分の患者では, 個々の病態に対応した保存的治療が第一選択とされ, 保存的治療に抵抗する患者では手術療法などの観血的治療も考慮される. しかし, 保存的治療が奏功しない患者の中には, その全身状態が必ずしも手術療法に耐えうるとは限らない. 近年では, 保存的治療と観血的治療の中間的位置を占めるような, 低侵襲治療法も効果をあげている. 本稿では, 難治性腰下肢痛に対する最新の診断治療法, エピドラスコピー(硬膜外腔内視鏡)について述べる. 歴史 生体の体腔内を観察する機器の歴史は非常に古い. ギリシャ、ローマ時代の遺跡からは今日の直達鏡の原型が出土され, 19世紀にはBozziniによって内視鏡検査に関する最初の記載がなされている. 内視鏡による脊柱管の観察は, 1930年代にはじあて行われた. 当時使用された内視鏡は外径の大きい硬性鏡であったが, 医用画像技術の進歩により直径1mm以下の軟性鏡が開発され, 最近では馬尾の血流や硬膜外腔の構築などについても報告されている.
  • 小林 一太, 片山 容一
    原稿種別: 総説
    2005 年 75 巻 3 号 p. 121-124
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
    外科的な治療を必要とする難治性疼痛の多くを占めるのは求心路遮断痛(deafferentation pain)である. 痛みの求心路として重要な脊髄視床路系ないしは脊髄視床路系への入力がいずれかで遮断されると, その支配領域に自発痛が生ずることがある. これが求心路遮断痛であり, 代表的な疾患には幻視痛や脳卒中後にみられる視床痛等が挙げられる. こうした求心路遮断痛には通常の鎮痛剤は無効で, 抗てんかん薬や抗うつ薬などが用いられるが, 効果はわずかである. 以前は外科的治療法として, 遮断部位よりさらに上位の痛みの求心路を破壊する治療法が試みられてきたが, それ自体が求心路遮断痛を起こす原因を作り出していることに他ならないため, 一般的には, いずれは疼痛が再発するものと考えておかなければならない. こうした背景から破壊的治療に変わって脳脊髄刺激療法が注目されるようになってきた, 一方で, 電気刺激を用いて疼痛を緩和させようとする治療は, 古くは紀元前にさかのぼり, 頭痛に対しシビレエイ等を利用したものと伝えられている.
  • 原稿種別: 報告
    2005 年 75 巻 3 号 p. 125-
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 会報
    2005 年 75 巻 3 号 p. 126-
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2005 年 75 巻 3 号 p. 127-
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2005 年 75 巻 3 号 p. 128-
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2005 年 75 巻 3 号 p. 128-
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2005 年 75 巻 3 号 p. A10-
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2005 年 75 巻 3 号 p. Cover2-
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー
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