医療と社会
Online ISSN : 1883-4477
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ISSN-L : 0916-9202
24 巻 , 3 号
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巻頭言
産官学シンポジウム講演録
画期的新薬創出の加速のため,産官学は各々いかなる機能を果たすべきか
開会挨拶・座長趣旨説明
基調講演
パネリストスピーチ
パネルディスカッション
研究論文
  • 川口 功, 鎌江 伊三夫, 宗圓 聰, 坂本 長逸
    2014 年 24 巻 3 号 p. 289-302
    発行日: 2014/10/31
    公開日: 2014/11/08
    ジャーナル フリー
    本分析では,慢性的な疼痛を伴う変形性関節症,関節リウマチ,腰痛症患者に対しセレコキシブを投与した場合の費用対効果を,ロキソプロフェンナトリウムの投与を比較対照とした場合について検討した。
    分析は,マルコフモデルを用いて,慢性的な疼痛を伴う変形性関節症,関節リウマチ,腰痛症患者の予後を,ロキソプロフェンナトリウム服用群とセレコキシブ服用群の各々について,分析対象者の生涯に渡り(分析対象者全員が死亡するまで)シミュレーションした。費用の算定は支払者の視点で行い,直接医療費を集計対象とした。効果の指標は質調整生存年(quality-adjusted life years,QALYs)とした。費用と効果はマルコフモデルにより3ヶ月ごとに推計し,年率2%で現在価値に割引換算した。
    その結果,セレコキシブ投与群はロキソプロフェンナトリウム群よりも0.024 QALY多く獲得されること,反面,総費用は73,496円増加すると算定された。すなわち,セレコキシブによる治療が,ロキソプロフェンナトリウムに比べ1QALY多く獲得するために必要となる追加費用(ICER)は3,126,463円/QALYと算定され,セレコキシブの費用対効果は良好であると結論された。
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