周産期における大規模臨床研究のデータベースを構築するため, 1996年に臨床産科情報ネットワーク(Clinical Obstetric Information Network: COIN)が発足した.
2004年の参加施設は, 21ヵ所(相模原病院, 九州医療センター, 岩国医療センター, 善通寺病院, 国立国際医療センター, 高崎病院, 九州循環器病センター, 大分医療センター, 福山医療センター, 金沢医療センター, 岡山医療センター, 別府医療センター, 甲府病院, 横浜医療センター, 広島西医療センター, 大阪医療センター, 福島病院, 災害医療センター, 埼玉病院, 呉医療センター, 仙台医療センターであった.
2. 分娩母体総数は7,627例であり, 早産818例(10.7%), 母体搬入591例(7.7%), 分娩時異常出血2,429例(31.8%), 輸血実施53例(0.69%), そして妊産婦死亡率は13.1(出生10万対)であった.
3. 新生児総数は7,795例であり, 早産児のうち28~36週は857例(11.0%)で22~27週は42例(0.54%)であった. 早期新生児死亡は15例で出生1,000対死亡率1.9, 妊娠22週以降の胎児死亡は52例で出産1,000対死産率は6.7, 周産期死亡率は8.6(出産1,000対)であった.
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