日本画像学会誌
Online ISSN : 1880-4675
Print ISSN : 1344-4425
ISSN-L : 1344-4425
51 巻, 3 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
原著論文
  • 伊藤 朋之, 細井 清, 荻野 孝
    2012 年 51 巻 3 号 p. 248-254
    発行日: 2012/06/10
    公開日: 2012/06/13
    ジャーナル フリー
    デカーラを搭載しない複写機·プリンタでは,用紙カールは定着器排出後の用紙搬送経路によって決まる.しかし全体レイアウトへの影響があるため,カール量を低減するために搬送経路を変更することは困難である.そこで本研究では,定着後の用紙搬送経路にて形成されるカールを予測する技術を構築した.調湿可能なTMAで引張試験を行うことで用紙の機械特性を2並列Maxwellモデルで表せることを示し,温湿度依存性をモデル化した.また得られた構成則を用いて,定着器によって決まる定着直後のカール量と温度および含水率を入力として,搬送経路における用紙曲率の時間履歴からカール量を見積もった.その結果,複数の紙種で異なる搬送経路に対するカール量の要因効果を精度良く予測できることを確認した.
Imaging Today
教育講座
feedback
Top