異なる4種の蛍光ポリマー (Spiro-Red;SR, Super Orange;SO, Spiro-Green;SG, Super Yellow;SY) を発光層とする高分子発光ダイオード (polymer light-emitting diodes;PLEDs) を作製した.それぞれのPLEDsにおいて発光層の膜厚最適化を行った結果,最高電流効率は1.23cd/A (SR),4.33cd/A (SO),7.70cd/A (SG),11.2cd/A (SY) であった.最適化したPLEDsにおいて,発光層の電子および正孔のドリフト移動度 (μn, (μp) と二分子再結合定数 (β) をインピーダンス分光 (impedance spectroscopy;IS) 測定により同時評価した.IS測定によって得られた二分子再結合定数は,電子,正孔ドリフト移動度から算出したLangevin再結合定数よりも2桁程度小さいことが分かった.さらに,実測した二分子再結合定数から見積もった量子効率は,輝度から算出される外部量子効率と相関があることが分かった.
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