国際生命情報科学会誌
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14 巻 , 1 号
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目次
巻頭言
学会情報
総説
  • Kenneth M. SANCIER
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 1 号 p. 12-21
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    Clinical studies are reviewed to illustrate that qigong can improve the health of people suffering from different chronic medical problems that accelerate the aging process. The focus is on personal practice of qigong exercise to improve many functions of the body, improve health and reverse aging. Clinical studies suggest that a combination therapy of qigong and druges is superior to drug therapy alone, as indicated in the case of two diseases, hypertension and cancer. Qigong therapy can complement Western medicine in many ways to improve healthcare.
原著論文
  • 河野 貴美子, 石 継明, 段 立葉
    原稿種別: 原著論文
    1996 年 14 巻 1 号 p. 22-31
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    気功師38名(中国人20名、日本人18名)および気功は素人の受け手一般人29名の脳波を測定した。気功中は、α波と共にθ波が増大すると言われている。しかし、気功師の安静時、θ波出現は8名(21.1%)、外気功28例中6例(21.4%)、内気功19例中7例(36.8%)で、いずれのθ波も2〜3周期の短いものが全汎性に、かつ一連(約10分間)の実験中、数回現われたに過ぎない。気を受けた一般人の37.9%にθ波が現われたのに比較し、気功師に多いとは言えず、また安静時より気功中に増えるとも言えなかった。そこで、α波の周波数変化を調べた。気功師38名の安静閉眼時、α波のピーク周波数は平均9.55±0.14Hzであったが、外気功中は9.74±0.18Hz、内気功中は10.05±0.22Hzといずれの場合も増大した。しかし、気功師個々には、速波化タイプと徐波化タイプがあり、外気功の7名(26.9%)、内気功の7名(41.2%)が徐波化タイプであった。曹洞禅や阿字観瞑想(密教系瞑想法)など仏教系の瞑想では深い瞑想中α波の周波数は遅くなる。超越瞑想(TM)ではほとんど変化がなく、わずかに速波化であった。TMは、心の中でマントラを唱えつつ、集中することで瞑想に入る。気功も同様に気のイメージの様なものが関与し、それへの集中があるものと思われた。徐波化する者の気功法には、瞑想法的な要素が考えられる。しかし、彼等は安静時から周波数が高いものが多く、僧侶においてα波が徐波化してθ波が現われるのと違い、θ波出現者との間に相関は見られなかった。
  • 平澤 雅彦, 山本 幹男
    原稿種別: 原著論文
    1996 年 14 巻 1 号 p. 32-37
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    本実験は、4つの音を聞きその4音の中からコンピュータが事前に無作為に非公開で選定していた1音を識別するという試行を一般の被験者に繰り返させ、その結果、被験者が通常感覚では選定されていた音を有意に識別することができない場合でも、被験者の脳は選定されていた音を識別している可能性があるという事を、選定されていた音を聞いた時の被験者の聴覚誘発電位ピーク潜時の有意な変位の存在から示し、人間の下意識に於ける未知の情報伝達の存在可能性を示唆する。
第1回生命情報科学シンポジウム
  • 原稿種別: 付録等
    1996 年 14 巻 1 号 p. 38-42
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
  • 平澤 雅彦, 山本 幹男, 河野 貴美子, 古川 章
    原稿種別: Article
    1996 年 14 巻 1 号 p. 43-48
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    A sender and a percipient were separately located in two sense-shielded rooms and extrasensory transfer of information attempted during which the electroencephalogram of the percipient was measured. The sender sent information dur-ing the randomly selected first or second half of a two-minute period, while the percipient attempted to guess both the information sent, and the sending time zone. Over 20 trials, the percipient was unable to guess the correct sending time zones with any statistical significance, but did show a statistically significant difference in the alpha wave ampli-tude in the electroencephalogram between sending and non-sending time zones. This sug-gests the existence of the extrasensory information transfer in the subconscious.
  • 伊藤 公紀
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 1 号 p. 49-55
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    矩形波電圧に対する皮膚の電流応答の解析により経絡と内臓機能を測定する手法において、人体に対する外部刺激を評価する際に、どのようなパラメーターが便利かを考察した。幾つかの貼付型治療器を対象として検討した結果、通常用いられる"気"の流れ易さを示すパラメーターや自立神経の活動を示すパラメーターの全身平均値の他に、全身経絡のバランスを示すために導入した数値として、標準偏差値、あるいはこれを基にしたバランス値が便利な指標となることが示された。
  • 蔵本 逸雄, 内田 誠也, 津田 康民, 菅野 久信
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 1 号 p. 56-62
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    視覚や聴覚、触覚により被験者が施術者に気づかないよう極めて注意しながら、非接触的施術実験を行ない、東洋医学における十二井穴の矩形パルス応答電流の変化を連続測定した。男子4名、女子6名を施術者とし、男子4名、女子4名を被験者とし、延べ18回の実験をした。その結果を統計学的に検定し、矩形パルス応答電流法のパラメーター(BP, AP)の施術に同期した変動を確認した。このことは、施術者から被験者への"非接触的影響力"及び被験者の"五感外の情報感受能力"の存在を示唆している。
  • 町 好雄, 儲 維忠
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 1 号 p. 63-75
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    中国では気功の中で外気功があり、これは医療として西洋医学と同様に東洋医学の一つの方法として実用化されている。この外気功の一つとして気功麻酔があると考えられる。この気功麻酔はどのようなメカニズムで麻酔作用が起きるかということはまだ明らかにされていない。この論文は、麻酔実験の場合の両者の生理について測定を行い、そのメカニズムの一端を調べたものである。
  • 伊藤 正敏, 宮崎 浩, 高橋 弥穂
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 1 号 p. 76-85
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    ポジトロン断層法(PET)を用いた脳血流画像法によれば、脳活動を三次元的に画像化できる。本報告は脳活動抽出の信頼性を向上させるための画像解析法、特に、三次元脳標準化法と統計的推定法について述べる。本研究で用いた脳波-PET相関解析法は、脳波における特定の周波数帯の出現と関連する脳部位の抽出に有用で、意識、ないし、こころの探求に応用できる可能性がある。本研究では、気功を取りあげ、気功中の脳活動を普通人の安静時と対比して検討した。気功師において低周波数脳波(12Hz以下)の出現が海馬、扁桃体等の大脳辺縁系の活動を伴うことが明かとなった。
  • 木戸 眞美
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 1 号 p. 86-90
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    本研究では、ある日本人青年の念力や透視などの特殊能力について、コンピュータを用いた数当て、金属曲げや電気泳動法に対する影響、写真や文字の透視などの実験を行い、その有意性について検討した。念力および透視実験では、同時に近赤外分光に基ずく脳内酸素代謝と単一矩形パルス法による自律神経の変化を測定し、それぞれの現象に伴る前兆とも思われる変化を検出した。
  • 河野 貴美子, 櫛田 浩平
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 1 号 p. 91-96
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    強制的な瞑想誘導による脳への影響を調べるべく、通常は半眼・腹式長呼吸にて行う坐禅瞑想を、あえてアイマスク着用、強圧的呼吸負荷のもとに行った。目隠しにより、α波は増大し(脳活動抑制)、後頭から前頭にかけ、全汎性に出現した。後頭-前頭間のα波lag time (τm)は、目隠しと共に強圧的な呼吸負荷により、長くなる傾向が見られ、一見深い瞑想を思わせた。α波の周波数は、強圧短息呼吸を続ける内、徐々に低くなった。これも曹洞禅などの、深い禅定に見られる傾向である。しかし、このとき眼球の激しい動きに伴うδからθ帯域に属する3〜5Hzの波が頻発し、極度な大脳抑制状態を強引に生み出す危険性を暗示していた。
  • 山本 幹男, 平澤 雅彦, 河野 貴美子, 安田 仲宏, 古川 章
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 1 号 p. 97-101
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    気功の熟練者による遠当てと呼ばれる現象が暗示によるものであるかないかを確認するために、感覚伝達を遮断したビルの2階と5階の2部屋に気功師とその弟子を配置し、遠当てを行ってもらい気功師側の作用時刻と弟子側の反応時刻を記録した。1秒以下の時間差で時刻が一致する場合が16試行中に6回あった。このようなことが偶然に起こる確率は0.0058であり、十分に有意な一致を示していると言え、未知の伝達機能の存在が示唆される。
  • 阿岸 鉄三
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 1 号 p. 102-106
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    民間療法として一定の支持をうけている外気功の効果を、西洋医学的手法によって他覚的に評価し、さらにその効果をきたす機序を西洋医学的に説明できるか考察してみた。20名の閉塞性動脈硬化症(ASO)患者に30回の外気功を行ったところ、自覚症の改善率83.3%・サーモグラフィによる下肢温度の上昇改善率90.0%容積趾尖脈波の改善率72.4%・超音波ドップラ法による血流の改善率64.7%を得た。これはきわめて好ましい効果であるといえる。しかし、この効果をきたす機序は、西洋医学的にはまったく理解のできないものである。
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