国際生命情報科学会誌
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16 巻 , 2 号
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表紙
編集委員会・著作権
目次
ISLIS
巻頭言
プロファイル
原著論文
  • 河野 貴美子
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 218-229
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    気功と催眠の違いを検討すべく、それぞれ施術者、受け手の脳波同時測定を行なった。気功法実施中、気功師の前頭部には後頭部のα波と同期したα波の出現が見られた。即ち、後頭-前頭間におけるα波出現位相のずれ(τm)を計測すると、安静時よりずれ時間が小さくなる。この現象は気を受けた一般人にも見られた。また、気功師が特異なβ波パターンを示す時、受け手にも似たパターンが現れた。暗示による効果を極力除いた二重盲検法を導入しての実験でも、受け手のτm値は気功師同様小さくなった。両者の脳波の同調的現象から、何らかの信号が受け手に伝わっている可能性が示唆された。一方、充分にラポール(精神的意志疎通関係)のとれた相手に言語を用いず、かつ閉眼による催眠誘導を行なったところ、外見的には気功と類似の動きも見られたが、β帯域に同調的パターンは見られなかった。α波は催眠中、施術者、受け手とも前頭部にも多少現れわ、τm値は、両者ともに安静時より小さくなる傾向が見られた。しかし気功ほど顕著ではなく、暗算等課題集中時に見られる位相同期の範囲を超えないことから施術者に直接同調しての現象とは言い難かった。催眠では非言語誘導であっても、受け手は常時施術者から受けている誘導言語を自身のうちで反趨し、自ら催眠に入っているものと思われた。
  • 樋口 雄三, 小谷 泰則, 樋口 博信, 峯岸 由紀子, 伊丹 仁朗
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 230-241
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    ストレスに満ちた現代社会において、心を如何にコントロールするかということが重要な課題となっており、その方策のひとつとして禅が注目されている。40分間の坐禅の前後における静脈血中のコルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリン、ド-パミン、βーエンドルフィン及びガンマーアミノ酪酸(GABA)などの変動を測定した。コルチゾールとアドレナリンは有意に減少し、ノルアドレナリンは増加傾向を示した。βーエンドルフィンは有意に減少し、GABAはほとんど変わらなかった。これらの傾向は、変化率でみると午前中の坐禅(早晨坐)よりも夜の坐禅(夜坐)において著明であった。血漿コルチゾール及びアドレナリンが減少していることから、坐禅によりストレスが緩解し、交換神経活動が低下するものと考えられる。
第6回生命情報科学シンポジウム
  • 原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 242-
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: Article
    1998 年 16 巻 2 号 p. 243-244
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 245-246
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
  • 小久保 秀之, 谷口 順子, 平澤 雅彦, 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 247-254
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    本研究室における手の温度測定経験から、安静時に、手掌部中央の温度が高いヒトと、母指球・小指球の温度の高いヒトがいることがわかっていた。そこで、安静時のヒトの手の温度分布の基礎データを得ることを目的に、一般人81名の右手の温度分布2次元パターンを調べ、その平均温度を比較した。2次元パターンの特徴から、測定データを、手掌部中央が高温のタイプ、母指球・小指球が高温のタイプ、およびその中間的タイプと混合的タイプの4群に分けた結果、タイプによって平均温度に違いが見られた。また、性別・年齢による平均温度の違いは見られなかった。
  • 宮本 高行, 大島 章嘉
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 255-
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
     河川からの心地よい刺激により、心が癒されることを定量的に評価することを目的とし、平成10年5月、29人を対象に、阿賀野川での約1時間の船遊びの前後でAMI測定、STAI(不安度)アンケート調査を行った。  AMI測定によるAP値は乗船前の全体平均で21.9μAから18.1μAに低下し、副交感神経優位が認められた。(有為差あり)特に、体調が良かった人の平均値は22.7μAから16.4μAに大きく低下した。  STAIアンケートの得点の全体平均は乗船前後で42.7点から38.6点と低下し、リラックスしていることがわかる。体調の良かった人の平均値は39.3点から32.6点となり、癒し効果が大きかったことがわかる。(いずれも有為差あり)  河川の癒し効果に着目し、医療、特にリハビリテーションに穣極的に取り込もうとする計画が医師中心に進められており、今回調査で良好な結果が得られたことの意味は大きい。
  • 峯岸 由紀子, 渡辺 剛, 山口 幸雄, 樋口 雄三
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 256-259
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    無極静功練功による自律神経系の活動の程度を評価するために、心電図を練功前30分・練功中50分・練功後30分間連続測定記録し、R-R波間隔変動の周波数解析を行った。副交感神経の活動の指標であるHF値は練功前に比較して連功中有意に減少した。一方、交感神経の活動の指標であるLF/HF値は、練功前に比較して練功中増加を認めなかった。この傾向は鍛錬者群・対照者群とも大きな相違はなかった。
  • 河野 貴美子, 山本 幹男, 小久保 秀之, 平澤 雅彦, 境田 英昭
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 260-266
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    気功鍛練者の練功過程における脳波の変化を2年にわたる実験により検討した。被験者は、腰をかけて行なう静功の一つ、真気運行法を習う中国人女性1名(初年度練功歴3年)、同男性3名(同2年、18か月、17か月)である。リラックスの指標としての後頭部α波は、初年度は気功中に大きくなったが、次年度の増大傾向は減少した。気功師において一般的に気功中大きな値となる後頭部α波に対する前頭部α波の比は、初年度は安静時と気功中の間に顕著な差はなく、練功歴の長い者ほど大きい傾向が見られたが、次年度には気功中に大きくなる傾向が現れるようになった。α波の周波数は、深い瞑想的状態で遅くなる傾向が2年目にはより顕著になり、非常に遅くなった者では前頭中央部中心にθ波も見られた。
  • 上田 至宏, 樫葉 均, 石井 昌明, 堀 浩
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 267-273
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    健常人で安静閉眼時に脳波を測定するとα波が頭頂部から後頭部にかけ導出される。鍼鎮痛発現時にも、広汎に分布したα波が観察されるが、同じα波として扱われる波形でも、その両者の揺らぎの挙動は違う。両者の波型をカオス解析すると、両者ともフラクタル構造を有し、周期性を示すが、その軌道は後者のほうが安定している。また異なった電極部位からの波形データを重ね合わせると、前者では所々に特異的なパターンの形成があり、後者の方が全体によく同期する。これは、鍼鎮痛により知覚処理機能が低下している状態を反映したものであろう。
  • 山本 幹男, 古角 智子, 平澤 雅彦, 河野 貴美子, 小久保 秀之, 境田 英昭
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 274-283
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    本誌Vol.15, NO.1, pp88-96(1997)「体性感覚に関する変則的知覚課題における背景脳波変化」において、、気功師(気の送り手)と一般人(気の受け手)を感覚遮断して配置し、変則的知覚課題を課したときの受け手の背景脳波の分析結果を報告した。この実験と、その後に行なった別の受け手による同じ実験でのデータを、受け手が送気中と感じた(感受時)半試行群と、非送気中と感じた(非感受時)半試行群に分け、それぞれに対して、送気時と非送気時の受け手のα波平均振幅の差について統計的検定を行なった。感受時には、視覚野において、非感受時には、使用した手に対応する体性感覚野において、送気時と非送気時のα波平均振幅に統計的に有意な差が見られた。
  • 藤野 武彦, 筒井 浩一郎, 金谷 庄蔵, 加治 良一, 丸山 徹, 羅 美玄, 福光 ミチ子, 千々岩 智香子, 佐田 禎造
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 284-290
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    新たな症病発症仮説である「脳疲労(Brain fatigue)」とそれに対する治療仮説である「脳指向型自己調整システム=Brain Oriented Oneself Care System(BOOCS)」を用いてその減量効果を肥満者26名において検討した。また、治療当初に3日間の絶食期間を設け、「BOOCS」による「脳疲労」解消効果を高めることにした。治療1ヶ月後に、体重、体格指数(BMI), 体脂肪率は、それぞれ平均3.6kg, 1.3, 2.2%, 有意に(p<0.01)減少した。また中性脂肪も28.9mg/dl減少した(p<0.05)。その他の指標には、有意な変化は見られなかったが、悪化したものはなかった。また、被験者はいずれも疲労感が減少し、味覚が正常化するものが多かった。これらの結果は、短期絶食法を「BOOCS」に取り入れることにより「脳疲労」が容易に解消することを示唆する。
  • 町 好雄, 劉 超, 境田 英昭, 黄 健
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 291-299
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    呼吸は気功において特に重要で、特に医療気功である内養功でも同様である。この論文では内養功について、呼吸に関係する生理的な変化について述べる。特に呼吸として、「吸う→吐く→止める」と「吸う→止める→吐く」の違いがどのようになるか生理的な違いについて述べる。
  • 松本 元
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 300-317
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    脳は情報処理の仕方(アルゴリズム)を自動獲得するだけでなく、その為の情報も自動選択するシステムである。脳が情報を選択し、その情報の処理のアルゴリズムを獲得する為のアルゴリズム(脳の情報選択とその為のアルゴリズムを獲得の為のアルゴリズム)を明らかにすることは、脳が自分の脳を自身で創ることを明らかにすることである。このことは、われわれが成長する為の要因を解明することでもあるので、「人とは何か」の理解に直結する。さらに、このことは、脳と同じ原理で働く情報処理システム(ブレインウェイ・コンピューター)の工学実現を可能にする。すなわち、ブレインウェイ・コンピューターは、自身で情報を選択し、選択した情報を処理する為のアルゴリズムを自身で獲得する。ブレインウェイ・コンピューターの工学実現は、逆に脳の原理を検証することでもあり、またブレインウェイ・コンピューターは従来のプログラム稼動型コンピュータと極めて相補的である。本稿は「脳を創る」と言う立場からの脳科学研究とこの科学研究によって得られた脳の原理に基づく人工脳としてのブレインウェイ・コンピュータの研究開発について総説する。
  • 足達 義則, 青木 孝志, 吉福 康郎, 吉田 勝志, 鈴木 昭二
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 318-323
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    NMRスペクトルの半値幅(Hw)については、ミネラル水で比較的多くのデータが得られており、成分によって半値幅に大きな変化が得られることが明らかとなってきた。また、pHが半値幅を強く支配していることも明らかとなってきた。本研究では、こうした要素による半値幅の変化を重回帰分析し、どの成分が最も寄与しているかについて検討し、NaとpH、またEQR照射時の変化率についてはデータ数は少ないがCaの依存度が大きいことを示した。
  • 青木 孝志
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 324-331
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    アハラノフとボームは1959年にベクトルポテンシャル場(ゲージ場)は物理的な意味をもつことを理論的に導き出した。実際, 後年, この場は電子波の位相に影響を与えることが実験的に確認された。筆者は人体に対しても生理的影響が現れると予想した。そこで筆者はコイルによりベクトルポテンシャル場, あるいは弱磁場を重畳したベクトルポテンシャル場を発生する装置を製作, この場の生体に与える影響を調べたところ, 経絡の自律神経の興奮度に関係する皮膚の電気伝導の変化が起こることを発見した。
  • 栗田 昌裕
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 332-360
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    われわれは先の一連の研究で高次の精神活動における共鳴現象を具体的なメッセージに注目して定量的に解析する手法を確立した。その手法では数字や文字のようなデジタル情報が任意の人数の集団でどのような共鳴をどの程度引き起こすかが解析できる。方法の概略は、参加者を着席させて、定められた指示に従って任意に重い浮かぶ情報をカードに記入させ、隣接する者同士での一致の度合い(すなわち、共鳴の度合い)をスコアとして与えて、確率論的な道具で評価するものである。今回はその手法を用いて「通常ゲーム」と「八漢字ゲーム」という二種のゲーム・ルールの下で、共鳴を意図しないで行なう試行(ニュートラル試行)と、共鳴を意図して行なう試行(ポジティブ試行)と共鳴しないことを意図して行なう試行(ネガティブ試行)の三種の試行を、十週間にわたり計37回繰り返した38名のデータを解析した。通常ゲームと八漢字ゲームの両方とも、スコアの平均点はポジティブ試行、ニュートラル試行、ネガティブ試行の順に有意に低下た。時系列で見るとスコアは低下傾向を示した。十週間の累積スコアには大きな個人差があった。その値に従って高得点者群、中間得点者群、低得点者群の三群を定めると、各週の三群の合計スコアにも一貫した群間差が示された。十週間の累積スコアには、男女間の平均値の有意差は認めず、年齢との正の相関を認めた。以上から、1)集団の共鳴の度合いは意図的にコントロールできること、2)本研究の条件下では繰り返しで共鳴の度合いはむしろ低下すること、3)高い共鳴能力を持った部分集団が存在すること、が示唆された。
  • 福岡 明
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 361-371
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    歯科治療に対する緊張不安感は誰しもが抱き、臨床歯科医はその対応に悩まされるが、気を基調とした東洋医学的対応は極めて効果的な手段である。中国の気功療法についてはその方法や種類について数多くの情報があるが、今回、治してあげよう、気を入れてあげよう、という意識をもって行なった施術と、単に機械論的な施術とが、いかに効果に差があるか、臨床的および生理的客観的観察を行い、また、気を電磁場的に捉えられるという観点から、米国の大村恵昭氏により考案されたBi-Digital O-Ring Test についてその臨床例を示しながら、歯科臨床の現場での気についてその活用法を含め述べてみたい。
  • 遠藤 俊吉, 田中 朱美, 藤木 健夫, 木村 真人
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 372-
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
  • 何 宏
    原稿種別: 本文
    1998 年 16 巻 2 号 p. 373-382
    発行日: 1998/09/01
    公開日: 2018/12/29
    ジャーナル フリー
    中国における超心理学(人体科学)研究は、この20年間に劇的に進展したが、psiに関しては科学者の間で未だ議論の余地を残している。1995年以来批判は強まり、全ての研究が「擬似科学」と批判されてきた。しかし、真剣な科学者らは、きちんと管理され、形式の整った、信頼できる科学的実験法を遂行することが、一連の論議を終わらせる唯一の方法であると指摘している。つまり確かな分析に基づく、統制のとれた証明を、と訴えている。検証すべき項目には、例外的人体機能と気功「外気」も含まれている。検証実験の準備はすでに整い、実行を待つばかりとなっている。
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