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原稿種別: 付録等
2002 年 20 巻 1 号 p.
31-
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2002 年 20 巻 1 号 p.
32-35
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2002 年 20 巻 1 号 p.
36-38
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
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吉田 勝志, 青木 孝志, 足達 義則, 吉福 康郎
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
39-47
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
前回提案したゲイジ場発生装置が放出する波動ETC(emission from a toroidal coil system)をマウスに照射し、照射群と対照(非照射)群との間のスタミナ差を検討した。マウスに対して1日10分のETC照射を行った。マウスの餌は、必要十分な量の約1/2に相当する1日2gであった。ETC照射は6日間続けた。強制水泳は8日目から開始し4日間続けた。餌の量は,強制水泳テスト期間の前半の2日間を1gに減らし、後半の2日間を2gに増した。その結果、強制水泳テストの2日目に照射群と非照射群の何れも、直腸温が前日より有意に低下した。また、3日目には非照射群の強制水泳テストにおける無動時間が増し、照射群の平均値より有意に大きかった。しかし、この有意差は餌の量を2gに増やすと認められなくなった。これらのことから、ETC照射は、少量の餌によって極端に低下したマウスの基礎的体力に対し、消耗抑制効果を有することが示唆された。
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青木 孝志, 新畑 将, 新鍋 秀幸, 長谷川 友彦, 国原 峰男
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
48-59
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
我々は、EQR(emission from quartz resonance)をマウスおよびラットに照射したときの効果として、Sarcoma180腫瘍細胞を背部皮下に植え付けたマウスの腫瘍細胞増殖を抑制する傾向を強く示すこと、ラットの後肢踵皮下にカラゲニンを投与して惹起させた炎症は著明に抑制されること、等々を既に報告した。本研究では、EQR照射が動物の体温に与える影響を測定し検討を加えた。EQR照射により体温(直腸温)が上昇した。前回の場合の長期間(数日間)よりも短期間(30分)における照射期間でも繰返し照射による体温上昇効果の漸減現象が現れることが今回判明した。また、体温上昇の原因については、EQRが自律神経系に働いて体温上昇を発現するものと推定された。
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山本 幹男, 町 好雄, 伊藤 正敏, 河野 貴美子, 木戸 眞美, 菅野 久信, 小久保 秀之, 世一 秀雄, 劉 超
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
60-69
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
近年、米国では補完代替医療の予算が急増し、研究の活発化が著しい。筆者らは2001年11月末から約1週間ハワイを訪問し、ハワイ大学の視察、スピリチュアルヒーリングの科学国際会議への参加・発表、ハワイ遠隔視能力者組合の視察を行い、東洋と西洋との研究交流の促進を図った。ハワイ大学では、2005年までに代替医療学部を設立する計画が進行していた。また、ハワイ遠隔視能力者組合では、インターネットによる実験・教育訓練が行われていた。スピリチュアルヒーリングの科学国際会議では、微細エネルギー研究、特殊生体機能、伝統中国医学と西洋医学、瞑想と精神的体験の誘導と神経生理学的測定、意識の生物学、非局所的連結の神経生理学的測定、自由応答型サイ実験、直観診断などをテーマとする約40件の発表・講演があった。研究テーマには各国とも共通するものが多かったが、その一方で、欧米の研究と比較して日本・中国・台湾の研究は、研究対象の個別性を重視する傾向がみられた。
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陳 偉中, 小久保 秀之, 古角 智子, 張 トウ, 原口 鈴恵, 河野 貴美子, 山本 幹男
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
70-77
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
相手の攻撃気配を前感知する武道を40年間ペアで練習してきた2人が遠隔作用実験を二年間にわたって、合計4回行った。すべての実験では、2人を離れた別室に隔離し、無作為・二重盲検の条件で1試行80秒間内に1回、送信者が受信者に「攻撃の気」を発するように行われた。本報はまず、上記ペアの二回目の実験の温度データを分析及び検定した。その結果、前報(一回目の実験を分析した陳らを参照)と同じ時刻で、送信時刻の1秒前において、前後2秒間の温度変化平均値の差は統計的に5%以下と有意になった。また、山本らが報告した一回目の実験の送受信時刻差の頻度分布に、時刻差が-41(p=3.7%)(ピークI),0(13.4)(ピークII)、+36秒(1.3)(ピークIII)付近に3つの大きなピークが形成されたことについて、前報では、ピークIIにおいて、その送信時刻前後の時間帯において温度変化平均値の差を検定し、その結果は1%有意となった。その続きとして本報では、ピークI、IIIにおいて、同じ方法で分析し、その検定の結果は有意ではなかった。
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田中 昌孝, 山本 幹男, 小久保 秀之, 古角 智子, 張 トウ, パルホモチュク デミトリ, 陳 偉中, 原口 鈴恵, 河野 貴美子, ...
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
78-84
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
日本古来の技、「遠当て」に関する二重盲検実験を武道熟達着で行い、受け手の心拍分析を行なった。被験者2名を別室に分離隔離し通常の情報伝達を遮断した状態で、一方の被験者(送信者) へ80秒間に一回ランダムに送気させ、これを他方の被験者(受信者)に受気させ受信スイッチを押させた。この時、被験者の送信時刻と受信時刻、及び各種生理測定を行った。受信者の心電RR間隔を測り、送信時刻前後の心拍変動を解析した。その結果、受信者が受信スイッチを押さなかった試行群において、送信時刻の後10秒間のRR間隔変動係数がその前10秒間より有意(1%)に大きくなった。
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河野 貴美子, 山本 幹男, 小久保 秀之, 田中 昌孝, 陳 偉中, 張 トウ, 古角 智子
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
85-90
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
イメージ訓練や速読訓練を積んだ子供たちを対象に3年間にわたり、課題集中時の生理計測を行った。その内、3年間通して計測した被験者の一人(2001年計測時点で9歳の男児)について、開眼課題(安静、イメージ、目隠し速読)実施中の脳波経年変化を検討した。α波の周波数は年齢と共に高くなり、イメージ課題や目隠しして本を速読する課題で速波化する傾向は年齢が高いほど明かであった。後頭部のα波は年齢が高い方が大きい傾向があり、速読中の平均振幅減少はむしろ低年齢で顕著に見られた。催眠誘導的なイメージ想起や閉眼のまま本の内容を読み取るような課題では、変性意識的な状況が考えられる。そのような状態では、後頭に対する前頭α波の平均振幅比(Fp_2/O_2)が安静時より大きくなるが、本実験でも速読中はこの比が大きくなった。そのとき、後頭に対する前頭α波の位相ずれ時間は短かめになり、集中度の増大が窺えた。集中時に前頭中央部(Fz)に出現するとされるFmθはこの被験者にも多少見られたが、顕著とはいえず、またFzよりPzに出現するような傾向があった。β波は、全般的には左半球優位であったが、ときに右後頭部優位あるいは左右後頭部に現れていた。
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印藤 裕雄
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
91-98
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
本研究の目的は、経絡的作用とされる効果が、ある微量情報伝達系によってなされている事を実験により明らかにしてゆくことにある。年齢12歳より83歳の健康上問題の無い男女20名に、非接触的に発光ダイオード(LED)による照射実験を行い、その反応を単一矩形パルス法により測定した。その結果、光波長による生体反応の違いを確認する事ができた。また、微量な光情報が、ある系統性をもって伝達されてゆく事を示唆する結果を得られたのは重要と思われる。これらの事実より、神経系の侵害刺激によらず、微量な電磁気的情報を負荷することによって作動する生体システムの存在を想定し得る。
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上田 至宏, 林 功栄, 黒岩 共一, 中井 則子, 三好 直輝, 樫葉 均, 町 好雄, 田辺 弘樹
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
99-105
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
気功易感受者と非感受者の右手労宮に対して気功を実施し、その際の脳活動の変化を機能的磁気共鳴画像法(f MRI)を用いて検討した。 気功は脳のリラクゼーションに良いとされることから、今回は脳活動の亢進(activation)と活動の低下(deactivation)の両方に注目し、比較検討を行った。気功易感受者では、左1次体性感覚野と右視覚野にactivationの部位が、右1次運動野と前帯状回にdeactivationの部位が観察された。一方、気功非感受看では、それら同部位での活動はほとんど観察されなかった。気功時の脳活動の程度は被験者の感受性により左右され、特に気功感受時には前帯状回に強いdeactivationが発生するものと推測された。
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町 好雄, 劉 超
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
106-111
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
スプーン曲げがTVなどで放映される。これ自身はそれほど興味ある内容であるが、スプーンの硬さからどうして曲げられるのかということではないかと考えられる。しかし、それを科学的に調べるということはほとんど行われていないのではないかと考えられる。この報告ではスプーン曲げを簡単に行う中学生がいたのでその時の生理について測定を行った。その結果、気功や気合気道などでも見られる類似の現象がみられた。そしてこのスプーン曲げにおいても呼吸が重要な働きをしていることがわかった。
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町 好雄, 劉 超, 藤平 光一, 石崎 俊明, 浜岡 勤, 古田土 節夫
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
112-121
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
「氣圧療法」は、氣の原理を特徴づける「心身統一」のもう一つの応用であり、身体の故障の治癒に用いられる。この方法において、「氣」を相手に送った場合、どのような生理効果が起こるか、同じ被験者による生理測定を行ったので報告する。これまで、心身統一合氣道における氣の生理効果について報告してきた。今回の実験で、施療中に心拍数が変動することが明らかになったが、この変化は基本的には以前述べた「氣の呼吸法」によるもの、あるいは「折れない腕」の実験でみられたと同様の変化を示している。中国の気功師との遠いもみられるが、この差は呼吸法の違いによるものと推測される。
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村上 和雄, 林 隆志
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
122-130
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
心と遺伝子は相互に影響を及ぼし合っているという仮説を立てた。本稿ではこれを裏付ける最近の研究をレビューする。(1).遺伝子の心への作用としては、性格と遺伝子構造との関連が報告されており、ドーパミン受容体遺伝子上の繰返し配列が多い人は新規性希求が強く、セロトニントランスポーター遺伝子のプロモーター中の繰返し配列が少ないと不安を感じやすくなることが明らかになっている。(2).心の遺伝子への作用としては、精神的ストレスが神経内分泌免疫系因子(CRH,POMC,IL-2R)の遺伝子発現や細胞の分化増殖に関係する因子(c-myc,c-myb,c-fos,c-jun)の遺伝子発現(遺伝子のON/OFF)に影響を及ぼし、免疫反応の抑制やストレス抵抗性を増大させることが報告されている。今後、精神活動に影響を及ぼす種々の因子によってON/OFFされる遺伝子の網羅的な発現プロフィール解析が進み、心と遺伝子の相互作用の詳細なメカニズムが明らかにされるであろう。
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広瀬 弘忠
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
131-
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
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小竹 潤一郎, 原口 鈴恵, Dmitri V. PARKHOMTCHOUK, 山本 幹男
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
132-147
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
生物フォトンは、生体や物質から自発的に放射される極めて微弱な発光である。この普遍的に放射される生物フォトンがヒーリングと呼ばれるヒトの行動に影響されるかについて8名のヒーリング施術者に対する実験を行った。実験は、試料である種子とマウスに対して手を触れることなくヒーリング行為を行わせ、この時の試料から放射される生物フォトン放射数と安静時の放射数とを比較検討した。その結果、ヒーリング時と安静時の生物フォトン放射数について単純平均やcentral moments法、ポアソン分布との比較などの解析を行ったが、統計的に有意な差異は見られなかった。
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木戸 眞美
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
148-154
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
単一矩形パルス法を用いた測定により、人体の末梢での香りの効果を調べた。複数の香りの覚醒・鎮静効果を測定から得られた血流、自律神経関連のパラメータに基づき推定してみた。ペパーミント、ジャスミン、ローズマリー、ひのきは覚醒の、ラベンダー、レモンは鎮静効果があることが分かった。ローズは人により覚醒・鎮静の2面性が認められた。しかし、香りの効果は、以前同じ方法で測定した視聴覚刺激に対する変化に比較して散漫であった。これは香りに対する感受性が人により異なることや香りの心理効果も重要で身体末梢に変化として現われるには複雑な過程が考えられるためと思われる。但し、香り感受性の高い被験者の中には覚醒・鎮静効果が脳波のCNVによる結果と一致する者もいた。
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李 強, 松浦 義昌, 坪内 伸司, 李 啓明, 清水 教永
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
155-165
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
本研究は、少林内功試行時における生理的反応を明らかにするため、近赤外線分光法(NIRS)を用いて脳酸素代謝動態を分析した。被検者は、少林内功の修練年数40年以上の経験を持つ55歳の男性1名である。椅座位安静時の平均酸素飽和度(StO_2)は79.6%、少林内功試行時ではおよそ77〜79%の範囲内であった。椅座位安静時の平均総ヘモグロビン(TotalHb)量は393.0cm・g/l、少林内功時では390〜396cm・g/lの範囲内であった。椅座位安静時の酸素化ヘモグロビン(OxyHb)量は312.9cm・g/l、少林内功時では299〜312cm・g/lの範囲内であり、いずれも椅座位安静時と少林内功時で有意な差は認められなかった。以上の結果から、少林内功熟練者は、自然呼吸により常に安定した脳内の血中酸素濃度や血液中のヘモグロビン濃度を維持し、脳内における経済的な酸素消費を促し、血中脱酸素化ヘモグロビン(DeoxyHb)量の増加を抑制することが可能とするものであると推察される。
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樋口 雄三, 小谷 泰則, 林 義貞, 百瀬 真一郎
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
166-170
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
中国人気功師の張永祥老師が継承し、改良を加えた張式気功は、氣の巡りを良くする功法と霊的エネルギーを取り込む功法を合わせた独特なもので実際の施療において効果をあげている。この張式気功を40分間行い、その前後における静脈血中のコルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、β-エンドルフィンなどの変動を測定した。血漿ノルアドレナリンが有意に増加し、その他の項目は有意な変動を示さなかった。これらのことから練功者が意欲的に意識を集中していることが示唆された。
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安保 徹
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
171-189
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
他の細胞と同様に、循環し組織に分布するリンパ球も自律神経支配を受けている。白血球全体を見ると、顆粒球が主に交感神経支配を受け、リンパ球が副交感神経支配を受け、それぞれの神経刺激で数が増加する。特に、リンパ球が副交感神経支配を受けたのは、副交感神経刺激で働く消化管と同時に働くためであろう。胸腺リンパ球も、腸や肝のリンパ球も元々、内胚葉上皮下に存在した元祖マクロファージから進化したリンパ球に由来しているからである。白血球の自律神経支配は合目的な役割を果たしているのが常であるが、その人の自律神経レベルが一方に片寄りすぎると白血球の分布も顆粒球かリンパ球に片寄り、それぞれに特有な疾患が誘発される。顆粒球増多による組織障害、リンパ球増多によるアレルギー疾患である。このように、白血球の自律神経支配は多くの疾患誘発のメカニズムを形成している。
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Dmitri V. PARKHOMTCHOUK, 小竹 潤一郎, 陳 偉中, 張 トウ, 小久保 秀之, 山本 幹男
原稿種別: Article
2002 年 20 巻 1 号 p.
190-194
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
We attempted to reproduce Radio's experiment in which presentiment response was observed in electrodermal activity (EDA). In his experiment a series of pictures are shown to a subject; results are claimed to show a presentiment response exists in EDA - the signal before picture demonstration differs in accord with future picture contents (calm/disturbing). We wrote software to run this experiment and analyzed a few hundred pictures. We proposed a method of evaluating the statistical significance, which we hope is suitable for independent replication of results.
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世一 秀雄, 小久保 秀之, 原口 鈴恵, 山本 幹男
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
195-201
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
人が大勢集まり何かに集中するとき、その場所に設置された物理乱数発生器が、集まった人々が意識しなくても、統計的有意な乱数出力の異常を示したり、世界的な事件が起こり世界中が注目するとき、世界各地に設置した物理乱数発生器が出力異常を示すという報告がある。本研究は、スピリチュアルヒーリングの科学国際会議(ハワイ)と年末年始(日本)における、物理乱数発生器出力の累積偏差を測定し、どれくらいの偏りが生じるのか実験を試みた。その結果、対照実験が偶然範囲に留まったのに対し、国際会議における累積偏差のZ値はZ=2.32(p=0.020,両側)、年末年始におけるZ値はZ=2.11(p=0.035,両側)となり、統計的に有意な結果となった。今後、物理乱数発生器出力の偏りの原因を調べるために、複数の物理乱数発生器による同時測定や、世界意識計画などの世界各地の物理乱数発生器データとの比較により、広域な視点で原因を追及する必要がある。
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上杉 一秀, 足達 義則, 大曲 和寛, 鈴木 昭二
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
202-207
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
ストレス解消のための新しい音楽生成システムを提案している。川のせせらぎ、虫の音、風鈴などいわゆる1/fゆらぎの音を聞くことはストレス解消に効果がある。特に虫の音や音声のトレモロ・ビブラート等にみられる8[Hz]のゆらぎはシューマン共振と呼ばれる自然現象に由来していることが知られている。そこで、音楽の中にシューマン共振波の8[Hz]のゆらぎを取り入れることでストレス解消ができる音楽生成装置の開発を行い、手首からの脈像情報からストレス解消効果を測定した。
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菅野 久信, 白水 重憲, 白水 鋭子, 川俣 保美, 堤 巌
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
208-214
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
マイナスイオンが生体に及ぼす効果の評価に着手した。超音波加湿によりマイナスイオンを発生させ、被験者の心拍・血圧変動、加速度脈波及び末梢血流量を測定した。被験者の交感神経活動が大きい場合には、その抑制により血管の緊張を緩和する効果がある事が示唆された。
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大島 章嘉
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
215-225
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
標記研究その4では、内省を重視した計画と実行が大きな成果につながることが判明している。本研究ではこの「内省」を重視するか否かの差が成果にどの程度つながるかを実験的に測定し、把握した。更に成果を上げるために何が必要かも明らかにした。また、併せて(1)「歌を歌う」効果(2)音叉内臓時計の効果についても検証した。
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宮本 高行, 小澤 雅史, 大島 章嘉, 冨樫 聖代子
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
226-241
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
水辺に出て風にふかれたり、川で遊んだりすることにより、どの位リラックスするのかを明らかにすることを目的に、31人の小中学生を対象に、2地域で10指標について測定・比較した。血圧、皮膚温度などの身体項目や、不安化傾向アンケート(意識項目)では良好な結果が得られた。一方、脳波、 AMIなど無意識項目では1地域では顕著な結果が得られたがもう1地域では良い結果は得られなかった。
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栗田 昌裕
原稿種別: 本文
2002 年 20 巻 1 号 p.
242-247
発行日: 2002/03/01
公開日: 2019/04/30
ジャーナル
フリー
われわれは裸眼立体視を伴う訓練を通じて速読法を指導している過程で、視力が即時的に改善する現象を見出した。その現象の定量的評価を行うこととした。対象は、19歳から40歳までの集団(平均28.5歳)。「マジック・アイ」(ワニブックス刊)をテキストとして用い、各真の図で裸眼立体視を成立させた状況で、画像を(1)前後、(2)左右、(3)上下、(4)円周状に動かす訓練を約60分行った。その前後で視力を測定したところ、両裸眼視力は、平均0.32増加(全員の平均) 。両矯正視力は,平均0.40増加した(14名の平均) 。運動を伴う画像を用いた裸眼立体視の訓練は視力に即時的な効果を及ぼす。
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