国際生命情報科学会誌
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22 巻 , 1 号
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編集委員会・著作権
目次
ISLIS
第17回生命情報科学シンポジウム
  • 原稿種別: 付録等
    2004 年 22 巻 1 号 p. 20-
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: Appendix
    2004 年 22 巻 1 号 p. 21-24
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2004 年 22 巻 1 号 p. 25-28
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
  • 劉 超, 福田 健(劉, 町 好雄
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 29-40
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    外気功治療法は、中国の中医伝統治療法の一つである。流動大手印は、仏家の手印と道家の指訣から発展してきた治療行為の内の一つである。この気功法は、特に、手、指の活動における各姿勢の順番を組み合わせ、また、意識を心の感覚によって、心身統一させる外気治療法である。ここで流動大手印におけるいくつかの難病の治療結果(アトピー性皮膚炎、緑内障、糖尿病その他)を示し、また、流動大手印の考え方を紹介する。
  • 越井 裕之, 劉 超, 町 好雄
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 41-48
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    気功をはじめ、ヨーガ、座禅などの呼吸法は自律神経機能を調整する効果があり、人体の恒常性維持に有効であると先行研究において解明されつつある。これらは腹式呼吸が重要な役割を果たしている。そこで本研究では、意識的に腹式呼吸が行われている吹奏楽器演奏法に着目し、自律神経機能や生理機能へどのような影響を及ぼすかについて、気功時の呼吸法と比較し健康法として生体に与える影響を調査することを目的とした。自律神経機能の評価は心電図より解析し、時間領域解析(心拍間隔変動係数)と周波数領域解析(LF/HF)の指標を用いて評価を試みた。
  • 鈴木 真広, 劉 超, 町 好雄
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 49-57
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    本実験は「気」を活用しているとされる「気功」・「超能力」・「書道」に着目した。そして超能力を持つ気功師、気功書道を実践している書道家、気功教室に通う生徒の3人に協力してもらい、その時の生理データを解析し、比較検討した。その結果、気功、超能力、書道のそれぞれの呼吸パターン、生理データに同じような変化が見られた。これより、気功の時に出す「気」、超能力の時に出す「気」、書道の時に出す「気」というのは活用の方法はそれぞれ違うが共通しているものと考えられる。
  • 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 58-59
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    国際生命情報科学会(ISLIS)の設立趣意は、物質中心の科学技術から、こころや精神を含んだ21世紀の科学技術へのパラダイム・シフト(枠組革新)のための、実証的科学技術研究の発展を通じて健康、福祉、教育と社会および個人の心の豊かさを増進させ、自然と調和した平和な世界創りに寄与する事である。1995年の創設以来、17回の生命情報科学シンポジウムの主催と国際学会誌Journal of International Society of Life Information Science (ISLIS)を年2号定期発行し続けている。2004年8月には韓国ソウルで「Mind Body Science国際会議」を主催する。2004年3月13日に単行本「潜在能力の科学」を発行した。相補代替医療へ日本でも2004年度調査費が予算化された。
  • 河野 貴美子, 近喰 ふじ子, 吾郷 晋浩
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 60-64
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    コラージュ制作における精神的、心理的効果をPOMS等心理テストおよび脳波、血圧などの生理計測から考察した。被験者は青年健常者の男性10名、女性12名である。コラージュ作品を自由に制作してもらい、脳波、呼吸を計測、その前後に血圧測定および心理テストを実施した。後頭部のα波平均振幅値は最後の安静時に大きくなったが、男性ではコラージュ作成中の安静時にも多少大きくなる傾向が認められた。α波の周波数は幼少時をイメージしたときには速くなったのに対し、作成したコラージュ作品のイメージを思い浮かべたときには安静時と変わらなかった。左右後頭部のα波平均振幅比(0_2/0_1)は男性において、特に暗算や幼少時のイメージ想起で大きく、言語的思考が考えられた。また、コラージュ制作前後でPOMSの改善因子数が少ない者ほどこの比が大きく、コラージュの心理作用と思考形態との関連が示唆された。
  • 大島 章嘉
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 65-73
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    香りのリラックス効果は古くから言われてきている。ただし、慣れによる効果の低減も語られている。ネクタイを締めることによるストレスも一般に言われている。これにも慣れによるストレス軽減が認められている。本調査ではこれらの関係をα波測定により検証した。以上の2つの課題について80日間にわたる実証実験を行ったので報告する。
  • 大島 章嘉
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 74-83
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    α波活用が成果最大化に重要な役割を果たしているが、それ以外にタイムマネジメントの手法上の工夫によっても相当な効果が期待できる。1つは今日1日に何をやるかの「計画」の他に、何時から何時まで何をやるか細かい配分計画を立てることである。もう1つは配分計画に従って時間内に完成しなかった場合はその仕事を積み残し、次の配分された計画に進む方法をとることである。以上の2つの方法による効果を実証した。
  • 林 弘一郎
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 84-96
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    本報告で自己健康法として提案する統合身体制御法(Integrated Body Control Method with Image, Breath, Intention, Consciousness, Cognition, Qi and healing:IBC Method, IBC法)は、イメージ法(Image)、呼吸法(Breath)、意思(Intenlion)、意識(Consciousness)、認知(Cognition)、気(Qi)の流れとヒーリング(Healing)を統合して、「より多くの血液、栄養、免疫機能等や気を身体全体や患部へ意識的に送ろう」とする自分の積極的なイメージ、意思と意識を重要視して、実際の身体変化を認知し、積極的に自分の身体を変えていく方法である。IBC法は[緊張、能動的注意集中]と[弛緩、受動的注意集中]の瞬時の切り替えを繰り返し、交感神経と副交感神経のバランスを整える。IBC法はすぐに、かつ、急激に血圧、心拍数、血流量、体温、発汗量等を変化させる。IBC法は、器官、細胞、皮膚、神経等の再生能力、免疫、自然治癒力、新陳代謝等の身体機能を向上させることにより、自律神経失調症、肩凝り、痛み等の病気や神経損傷他の怪我の治療に利用できる可能性があり、健康になるために利用できるものと期待される。
  • 白井 喜代子, 山岡 聖典, 花元 克巳, 山本 尚武
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 97-102
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    マイナスイオンの身体への作用としては血液の酸性化を防ぎ、新陳代謝を高めることにより細胞機能の活性化、精神安定、疲労回復などが促されることが知られており、エアコンなどに組込みが行われている。これらの作用について科学的、定量的に検討された報告例がいくつかあるものの十分ではない。このため、本研究では被験者への吸入濃度を7,000個/cm^3あるいは20,000個/cm^3に調整したマイナスイオンによる自律神経系と循環器系への作用について、それぞれ皮膚電気活動と皮膚血流量を指標に測定した。その結果、皮膚血流量には有意な変化は見られなかったが、皮膚電気活動には有意な変化が認められた。これより、マイナスイオンが少なくとも自律神経系などの生理活動に作用していることが確認できた。
  • 足達 義則, 青木 孝志, 藤井 隆司
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 103-108
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    アロマセラピー等の研究においては、匂いの種類と強度の測定ができる装置の開発が必要である。匂い分子の検出のための基礎的研究として、空気中の水分子の影響を検討する必要がある。筆者らは、AT-cut水晶振動子の電気的特性(インピーダンスZおよび共振周波数f)の変化の振舞いを水晶振動子の表面に塗布した感応膜が漆とスクワレンの場合について、特に飽和水蒸気にたいする影響の点から検討した。エタノール分子および水分子に対するZの変化率〓Z/Zは、漆の場合は正であるがスクワレンの場合は負であった。一方fの変化率〓f/fはともに正であった。スクワレンの水分子に対する感受性は〓f/fが漆の場合の約100倍、〓Z/Zが約8倍と大きかった。本実験結果は、匂い検出において水分子の影響を低く押さえるためにはスクワレン脂質膜より漆膜の方が優れている可能性を示唆した。
  • 伊藤 正敏, 佐々木 雄久, 段 旭東, 渡辺 和彦, 瀬戸 小百合, 安士 光男, 熊谷 和明, 山口 慶一郎
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 109-116
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    ラベンダー香りの人体に及ぼす効果を心拍揺らぎと脳代謝を指標として検討した。ラベンダー香りを含んだ湿布を30分間添付したことにより、副交感神経優位型(HF上昇、LF/HF低下)となった。このとき、左後部帯状回の活動の上昇が、右側頭葉での活動の低下が見られた。これらの脳部位は、リラクゼーションのみでなく覚睡レベルの上昇の可能性を示唆するものであった。
  • 福岡 明
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 117-133
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    近年、限界に来た医療保険制度や社会構造や疾病構造の変化などにより、歯科医療にもピックバンが始まっており、ダイナミックな変化が現れてきている。すなわち、治療から予防へ、さらに幸福歯学へ、そして「アメニティ」ある歯科医療、全身との関連性の重視、東洋思想的自然観に基づいた全人的対応などが求められている。そのためにも統合医療の実践が必須で、CAMの適用は大きな手段となっている。統合医療の実現には医療担当者や患者サイドも含めてCAMに対する情報提供を密にするとともに、患者さんの医療に対するI.Q.を高めて貰い、実際の医療現場におけるCAMの費用効果の分析などによる経済的評価、さらに混合診療の実現、医療保険の適正化、民間活力の導入など、本来患者さんのための医療制度であるという意識改革を訴えながら、すでに現実的な議論をする時期にさしかかっているのではないだろうか。
  • 帯津 良一
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 134-141
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    Body、Mind、Spiritが渾然一体となった人間まるごとをそのままそっくり捉えるのがホリスティック医学である。Spiritを生命場のPotential Energy、そのEnergyが脳細胞を通して外部に表現されたものをMindとすれば、ホリスティック医学とは場の医学であり、エネルギー医学である。エネルギー医学の基本概念は、西洋医学におけるPathogenesisに代わって、Salutogenesisである。これは静止した身体の一部に病の原因を求めるのではなく、病を流れ行く生命の中の一つのストーリーとして捉え、その中に健康の要因を探っていくのである。まだエネルギー場の解明が進んでいない現在、私たちが理想のホリスティック医学を手にするにはなお、長い道程を残してはいるが、医療とは場の営みであって、患者、家族、医療者などの当事者のすべてがPowerful、Vulnerable、Memento-moriの三条件を満たし、主客非分離に徹しさえすれば、今すぐにでもホリスティックな医療を手にすることができるのである。代替療法の台頭から統合医学へと進む世界の潮流の先にホリスティック医学が姿を現すことを確信している。
  • 世一 秀雄, 小久保 秀之, 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 142-149
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    人が大勢集まり何かに集中するとき、その場所に設置された物理乱数発生器が、集まった人々が意識しなくても、統計的有意な乱数出力の異常を示したり、世界的な事件が起こり世界中が注目するとき、世界各地に設置した物理乱数発生器が出力異常を示すという報告がある。本研究は、前回の2001年〜2002年の年末年始(日本時間)における報告の続きである。今回は2002年12月27日〜2003年1月7日の年末年始および、その前後の区間の累積偏差の偏りについて検討した。その結果、対照実験である新年前後の5区間は偶然の範囲に留まったのに対し、年末年始のみZ値はZ=2.63(p= 0.009,両側)となり、統計的に有意な結果となった。また、2002年および2003年の新年のZ^2-1累積は統計的に有意な結果とならなかった。多数の人の意識が集中する出来事である年末年始のみ累積偏差は統計的有意な結果となり、前回の報告と同じであった。このことより年末年始による物理乱数発生器出力の変則性が示唆された。
  • 奥 健夫
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 150-159
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    本研究では、すべての物理現象を説明可能な量子重力理論の有力候補であるホログラフィック原理に基づく現代宇宙論の観点から、意識のメカニズムに関する一考察を行うことを目的とした。ホログラフィック理論によれば宇宙は一枚のホログラムにコード化されており、究極理論は場や時空ではなく情報に関する理論になる可能性が指摘されている。人間の意識は情報から形成され、また意識はエネルギーを有すると考えられる。情報理論におけるシャノンエントロピーは、すべての自由度を考慮すればエネルギーに変換可能であり、またエネルギーは物質へ可変である。本研究では、意識の一形態である情報がエネルギーに変換され生命エネルギーとなり、その一部が物質化して身体を形成する原子を形成しているモデルを提案した。宇宙の時空は4次元のため、すべての情報が3次元境界面に記録されていることになり、そのI_<HB>&le;.2R^2×10^66 bits のコード情報が意識に対応していると考えられる。
  • 陳 偉中, 張 〓, 世一 秀雄, 小久保 秀之, 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 160-168
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    気功時に、呼吸および脳血液量の変化に関する研究報告があるが、両者の相関関係については明白にされていない。本報は、気功の発気および非発気の対照課題時において、気功熟練者6名の大脳皮質の全ヘモグロビン濃度と呼吸の関係について分析・検討した結果、気功時の気功熟練者の脳血液量と呼吸量の間には相関関係が見られず、発気課題時の意識活動によることが示唆される。
  • 上馬場 和夫, 許 鳳浩, 立瀬 剛志, 田口 祐紀子, 小川 弘子, 久島 達也
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 169-178
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    伝統医学の代表的なリラックス法である頭部滴油療法(シローダーラー)の心理的・生理的効果について調査し、伝統医学的生命観に従って効果の仕組みを考察した。まず健常成人16名を対象として、文書による同意を取得後、オイル循環装置を使い、頭部滴油療法を用手で行った。同じ被験者が、無作為の順序で、臥位対照実験にも参加した。その結果、頭部滴油療法により、脳波におけるα波の前頭部へのシフト、1回換気量や二酸化炭素排泄量の有意な減少、心拍数の有意な減少など、対照実験では認められなかった変化を頭部滴油療法において認めた。次に、57名の被験者を対象にして、前の実験と同じ条件で施術する癒しロボットを試作し、全員同じ条件(オイル温度、オイル流量、オイル滴下パターン、オイル滴下部の移動速度)で施術した場合の、心理的変化について、斉藤らの開発した変性意識体験問診表、不安度検査表(STAI)を使って調査した。また、頸部、手背部、足背部の皮膚温も熱電対を使って連続測定した。その結果、施術者の80%近くが、何らかの変性意識体験をしており、状態不安の低下も有意なものであった。さらに変性意識体験の深さは、不安度の低下とも有意に相関した(r=-0.34,p<0.01、Spearman's method)。また、変性意識体験の深さと足背部皮膚温とが有意な相関性を示した(r=0.35,p<0.01、Spearman's method)。伝統医学特に古代インドの生命観では、意識→心→肉体という具象化の過程を過程している。頭部滴油療法の効果も、意識のレベルの変化を起こし、それが不安度の低下という心の変化を起こし、その結果、肉体的に足背部皮膚温の上昇という結果をもたらしたものと推定された。このような意識(情報)→心→肉体という具象化のプロセスを、「Spiritual Biotechnology」と呼ぶことを我々は提唱したい。それは、現代医学的な、ゲノム(情報)→プロテオーム→肉体というBiotechnologyと酷似している具象化のプロセスであるからである。このような現代医学の概念と対応させることで、伝統医学的な治療法の効果の仕組みと活用方法の発展、さらには現代医学の発展をもたらすことができるのではないかと思われる。
  • 古賀 良彦
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 179-186
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    我々は、香りが生体に与える効果を脳の機能の変化というレベルで評価する試みを行い、脳波の分析によってその変化を詳細に捉えることができることを示してきた。今回は、コーヒーの香りの効果について評価を行った結果について紹介する。コーヒーはその香りによってリラックス感を得たり、ほどよい緊張感を取り戻す効果があることが知られている。我々は、コービー豆6種を選び、脳波の分析によって豆の種類による効果の差異を検討した。リラクセーション効果の測定には、アルファ波の分析を用いた。グアテマラ呈示時のアルファ波パワー値は、マンデリン、ハワイコナに比べて有意に高く、コントロールおよびモカマタリと比較しても高い傾向がみられた。一方マンデリンは、コントロールに対しアルファ波を減少させる傾向がみられた。また、認知機能の生理学的指標としては事象関連電位P300を用いた。 P300潜時は、ブラジルサントスは無臭時、グアテマラ、モカマタリ呈示時に比べて有意に潜時が短かった。また、ブルーマウンテンよりも短い傾向がみられた。これらの結果は、コーヒーの香りは豆の種類によって影響が異なるので、目的に応じて豆を使い分けることにより、顕著な効果を得ることができることを示すものである。脳波をはじめとして、最近、目覚しい進歩を遂げた脳機能画像を利用することにより、今まで未知の部分が多かった匂いとヒトとの関わりに関する研究が飛躍的に発展することが期待される。
  • 木戸 眞美
    原稿種別: 本文
    2004 年 22 巻 1 号 p. 187-197
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
    遠隔作用が距離的に離れた生命系同士の間に見られることは、人間から動植物、バクテリア、DNAにいたる様々な生体系で研究されている。最近は人間同士の遠隔ビーリング作用についての研究も盛んである。特に、スピリチュアル・ヒーリングでは人間の意識や精神との関連が深く、応用を考える上でもその特質や機構の解明が重要である。ここでは、いろいろな遠隔作用を紹介するとともに、著者の行った3種類の遠隔ヒーリング実験の結果などに基づき、遠隔作用の研究の実態や問題点さらには今後の展望について考えてみる。
  • 原稿種別: 付録等
    2004 年 22 巻 1 号 p. 198-
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2019/05/03
    ジャーナル フリー
原著論文
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