国際生命情報科学会(ISLIS)は、1995年の創設以来、こころや精神を含んだ不思議現象の存在の科学的実証とその原理の解明を主目的として来た。13年間に生命情報科学シンポジウムを26回主催し、国際学会誌Journal of International Society of Life Information Science (Journal of ISLIS )を年2号定期発行し、総計5000頁以上の学術論文を掲載し続けてきた。この間不思議現象の存在の科学的実証には多くの成果を挙げた。しかし、その原理の解明はほとんど進んでいない。そこで、200名近くが箱根での標記の合宿に集い、下記を実施する。
スピリチュアル・ヒーリング、気功、アーユルベーダ、臨死体験、超常現象など、現代科学で説明が出来そうも無い不思議現象が多種存在している。各界の世界像を知り、不思議現象を説明可能な世界像を合宿討論で追求する。また、参加者による気功・セラピーなど各種実演等各界の交流を図る。オプションでは催眠療法などについて理解を深める。
不思議現象を科学の土台に載せて説明しようとするとき、現象の直接計測もさることながら、その影響を受ける側、また観察する側の生理計測も重要な要素である。生理データとして、脳の情報は一番求められるところであるが、通常、頭蓋を隔てた計測である上、科学したい現象に対しては間接的な情報にならざるを得ず、そこからの情報の引き出し方が難しい。脳においてはやはり、「意識」の問題をはずすことはできない。無意識の内に生理データに現れる反応をどのように考察するかが鍵である。そこで、筆者らが今までに行ってきた種々実験をそのような視点で捉え直してみたい。さらに、最近計測したブラジル人Jucelino Nóbrega da Luz氏の脳波解析も参考にしつつ、意識と無意識、夢、そして不思議現象を科学的にとらえるとは、など考えてみたい。