国際生命情報科学会誌
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26 巻 , 1 号
選択された号の論文の80件中1~50を表示しています
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編集委員会・著作権
目次
Announcements
第24回生命情報科学シンポジウム
特別講演
講演
討論会
研究発表
  • 尾崎 真奈美
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 43-48
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、大学での心理学授業実践を通したスピリチュアル・ヘルス実現のメカニズムを提出することである。スピリチュアル・ヘルス実現を目的として、身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな、人間存在すべてのレベルに働きかける統合的な教育プログラムを行った。授業評価は、参与観察・感想シート分析・半構造化面接と、SBAS-TESTの試行によった。分析結果は、超越的次元へのつながりに対する気づき・意志・喜びに基づくスピリチュアル・ヘルス実現を示した。これより、スピリチュアル・ヘルス3因子モデルで説明されるスピリチュアル・ヘルス実現メカニズムが明らかになった。すなわち1)気づきと他の二つの要素(意志・喜び)が共時的に実現する。そして2)心理的・超越的次元の2段階の気づきを前提としながら、心理的次元から超越次元へ向かう意志の働き(上昇)と、超越次元から心理的次元に降りてくる喜び(下降)との振動運動によりスピリチュアル・ヘルスが実現するというものである。以上よりスピリチュアル・ヘルス実現は、意識のホラーキーな進化におけるダイナミックな過程とモデル化された。
  • 樋口 雄三, 吉村 ひろ子
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 49-52
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    患者は42歳の男性。連日深夜までの勤務による過労から倒れ、MRIにより小脳における脳梗塞と診断され、さらに脳血管造影検査により、後下小脳動脈に2個所の脳動脈瘤が確認された。ベサトールSR、アムロジンなどによる治療を受けたが、手術は行わず、退院して経過観察とされていた患者に対して霊的施療を6回行った。霊的施療は患者には全く接触せず、無侵襲で霊的エネルギーで施療したが、施療後の脳血管造影検査により脳動脈瘤の消失が確認された。その後の定期検査においても異常は認められていない。
  • 小久保 秀之, 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 53-64
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    キュウリなどの植物体に傷をつけると、その傷口から通常よりも非常に強いバイオフォトン(極微弱生物光)が発せられる。切断したキュウリの自然発光には複数のメカニズムの存在することが想定された。本研究では、キュウリの生物光の発光機序を検討し、1)アスコルビン酸の酸化反応、2)スミレ葉アルデヒドなどの緑の香りの生合成反応、3)緑の香りの生合成反応に誘発される別種の生体防御反応の3種を主な発光起源と推定した。キュウリ切片に、α-リノレン酸、リノール酸、アスコルビン酸オキシダーゼ、脂質過酸化酵素を添加すると発光強度が増したことから、1),2)の反応系の発光が確認された。3)の反応の発光の確認と、1),2)の発光が自然発光に占める割合の同定が、今後の課題として残った。
  • 奥 健夫
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 65-70
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    The purposes of the present work are to investigate reality and consciousness from a scientific view point and to propose a concept for future work. Extended science explaining all of reality would include consciousness science, biological systems and quantum physics. A holographic model of consciousness of a human being which includes information on the space and time of the whole universe even though it is diluted information, is proposed by reviewing various types of consciousness and biological models with complex systems. In addition to this, an approach for first person's science is described. Consciousness science is also important for psychosomatic medicine since the quality of life and health condition of human beings would be influenced by the consciousness level. An extended unified theory is expected as future scientific-based philosophy.
  • 前田 豊
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 71-81
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    人間の特異潜在能力によって、不思議現象が発現することは、科学的にもその存在が証明されてきている。その原理やメカニズムとして幾通りかの説が提案されているが、必ずしも全ての現象を説明できるものではない。本発表では、時空間と意識を含む新しい多次元空間を仮説化し、各種の不思議現象をほぼ矛盾なく説明しうる「意識科学的宇宙論」の提言を行う。特に予言を含む超時間的な現象の説明を試みる。つまり、不思議現象は気によって起こされるが、気は意念であり、超極微的存在のために量子論の不確定性原理によって、時空間宇宙内で普遍的存在となり、太古から未来まで、また宇宙全体に希薄な分布状態で存在する情報と考えられる。人間の想念は、気となって意識空間(潜在意識層)に導通され、対象物と共鳴が生じたとき不思議現象を起こす。ユング説の集合無意識層は、意識空間に保存された情報であり、時空間と意識を加えた多次元空間の現象と考えるとよく説明できる。
  • 鈴木 昭二, 足達 義則, 青木 孝志, 奥野 正明, 米川 純樹, 岸田 公太
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 82-88
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    手にある合谷のツボを刺激したとき、印堂のツボに発現する電気的特性を測定した。5人の被験者について、印堂のツボに直流電圧をかけ、電流量の変化を測定した。その結果、すべての被験者において刺激した直後は電流が増加し、その後次第に減少していくことが分かった。また、刺激前後における顔面の皮膚表面温度の変化をサーモグラフィーで測定し、上昇することを検出した。次に、運動の前後における合谷のツボに印加した交流電流の電流量および位相の変化を測定した。その結果、運動後では電流量が約10%増加し、位相が5〜10%遅れることが分かった。最後に、ツボの状態変化を正確に把握するため、合谷のツボの等価回路について検討した。つまり、ツボを刺激しない状態で、かけた交流電圧の電流と位相の特性変化を測定し、それと同じデータが得られる等価回路を決定した。
  • 青木 孝志, 足達 義則, 北出 利勝, 鈴木 昭二
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 89-98
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    20Hz周期的点滅光の刺激が心拍変動および良導絡の皮膚電気反応に与える影響を調査した。ここで良導絡とは皮膚電気反応の観点から定義された経絡である。被験者は22-23歳の健康な男子であったが、この刺激で気分が悪くなる被験者はいなかった。心拍数に有意な変化は見られなかった。また、心拍変動のパワースペクトルのlow frequency成分LFおよびhigh frequency成分HFにも変化は見られなかった。しかし、LE/HFは刺激中および刺激後の4分間有意に減少した。従って、本刺激により交感神経の活動の抑制が起こることを示唆している。また本刺激により良導絡の皮膚電気抵抗は刺激中および刺激後に増加したが、これも交感神経活動の抑制が起こることを示唆している。LE/HFおよび皮膚電気抵抗の変化は、それぞれ、刺激後4分および8分間刺激効果が持続することを示した。
  • 足達 義則, 青木 孝志, 鈴木 昭二
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 99-104
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    生体は、生体維持のため、刺激に対して特有な反応を示す。色々な反応があるが、自律神経を通して脈波形にも変化が現れる。通常、刺激の受容機構として五感があるが、本研究では、視覚、聴覚、および嗅覚からの反応について検討する。与える刺激として、音刺激(音楽)、光刺激(周期的点滅光)、匂い刺激(香水)を取り上げ、脈波形を加速度脈波計で計測し、脈の周期性、波形のフラクタル次元等について刺激前後の脈波形の変化から検討した。当然、個人性が大きく現れるため個々の被験者について一様な値とはならないが、何らかの変化が現れることを確認した。
  • 古賀 良彦
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 105-
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    CPT遂行にハンドマッサージが与える影響を生理学的に検討することを目的とした。対象は、インフォームド・コンセントを得た、平均年齢33.2±6.7歳、右手利き健常女性18例。CPTは、モニターにランダムに呈示される数字のうち、偶数の次に3が呈示された場合のみ、左手第一指でボタンを押すものとした。CPT遂行中、条件1:ハンドクリームを使わずに右手マッサージ施行、条件2:マッサージにハンドクリーム使用、条件3:マッサージにクリームの基剤のみ使用の3条件について、NIRSにより左側前頭及び側頭部の酸化ヘモグロビン濃度を比較した。その結果、ハンドクリームを用いてマッサージを行なった場合は、とくに側頭部における酸化ヘモグロビン濃度の低下がみられた。
  • 渡辺 恒夫, 小久保 秀之, 高澤 健司, 河野 貴美子
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 106-111
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    自然の修復的効果を、皮膚伝導水準(SCL)と心拍(HR)という心理生理学的指標を用いて評価することを試みた。12名の大学生が2つの実験条件の双方に、心理生理学的計測の被験者として参加した。自然条件では被験者は10分間のストレス課題の後、自然環境AVをパソコン画面上で8分間視聴し、都市条件では同じ手続きで都市環境AVを視聴した。ストレス課題は70-80dBの騒音中でクレペリン検査を受けることであり、自然環境AVは無人の海岸風景の映写、都市環境AVは幹線道路の交通混雑の映写だった。両条件ともAV視聴中にSCLは低下を続け、条件の間に有意差は見られなかった。一方HRは都市環境AVで上昇し、自然環境AVでは低下し、両条件間で有意な差が認められた。SD法によるこれら環境刺激への心理的評価等に基づいて、自然環境刺激はリラックスを、都市環境刺激は退屈をもたらしたと解釈された.
  • 上杉 一秀, 服部 隆裕, 岩田 大助, 清田 公保, 足達 義則, 鈴木 昭二
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 112-116
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    歩行に適した音楽や映像を提示した屋内環境下において、被験者の心拍数や脈波形などの生体情報を実時間で計測し、歩行訓練の強度をコントロールできる『患者にやさしい』歩行訓練機システムを提案する。我々はこれまでに、手のひらの電位や脈波形などの生体情報とストレスの関連づけの研究を行っており、癒しの音楽にはストレス解消と正の相関があることを見出している。本研究では、音楽を併用したトレーニングの試行実験の結果、曲調を変えることで心拍数が増減することを見出し、音楽を使って心拍数のコントロールを実用化できる見通しを得た。また、ビデオ録画による風景の実写投影と連動させることによって、歩行訓練が効果的に行われるかを調査した。スクリーンに提示する映像として、マイナスイオン効果で歩行に適していると考えられる田園や緑の多い公園等の風景を用いている。また、音楽も歩行訓練に適したリズムを持つものを選曲している。こうした環境下における歩行・映像・音楽の関係を調査し、それらによるストレス抑制効果を検討した。
  • 奥 健夫, 喜田 圭一郎, 中村 泰治
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 117-122
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    本研究では、屋久島で録音された自然の音を植物に照射して変化を観察し、自然音の効果を調べることを目的とした。自然音を照射した菊は水を吸収する代謝機能を強く維持し、多数の新芽の成長も観察され、自然音による生命体健康促進への有効性が示唆された。
ミニ・シンポジウム
  • 桂川 秀嗣, 河野 貴美子, 小久保 秀之, 山本 幹男, 橋爪 秀一, 鎌田 明彦, 渡辺 恒夫
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 123-
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
  • 河野 貴美子, 桂川 秀嗣, 小久保 秀之, 山本 幹男, 橋爪 秀一, 鎌田 明彦, 渡辺 恒夫
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 124-128
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    太極拳の実施中およびその練習過程における脳波の変化を、各種生理指標とともに計測した。被験者は、初心者から鍛錬11年以上の師範格の者まで計6名である。通常の安静時に比較し、立位で行う瞑想、立禅では後頭部のα波が大きくなる傾向が見られたが、動きを伴う太極拳実施中は、特に初心者では小さくなり、終了後にリラックスして大きくなる傾向が認められた。上級者ほど、前頭/後頭α波平均振幅比(Fp_2/O_2)が大きく、前頭-後頭間α波の位相時間差は初心者ほど短かった。初心者は太極拳の動きを追うことに集中し、緊張しているが、上級になるほどリラックスしてできるようになると思われた。
  • 橋爪 秀一, 河野 貴美子, 桂川 秀嗣, 小久保 秀之, 山本 幹男, 鎌田 明彦, 渡辺 恒夫
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 129-133
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    精神的ストレス指標であるクロモグラニンA(CgA)を用いて太極拳がストレスを軽減するかを検討した。その結果、被験者数は少ないが、太極拳は暗算のみ或いは暗算及びソロバンのストレス負荷により上昇したCgAレベルを低下させる傾向が認められたことから、太極拳はストレスを軽減する効果を有することが示唆された。更に、CgAはアンケート調査結果から得られた疲労度スコア或いは皮膚電気伝導度と相関する傾向が認められた。一方、リラックスの指標である後頭部α波とは逆相関の傾向が認められた。
  • 小久保 秀之, 山本 幹男, 桂川 秀嗣, 鎌田 明彦, 河野 貴美子, 橋爪 秀一, 渡辺 恒夫
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 134-137
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    太極拳実施時の脳血流の変化を、近赤外分光血流計を用いて測定した。熟練者1名(男,66歳)と初心者1名(男、61歳)を各2回ずつ測定した結果、前頭前野の血流増加が共通していた。また、皮膚電気活動の変化パターンは両被験者でよく似ていた。
  • 鎌田 明彦, 河野 貴美子, 桂川 秀嗣, 小久保 秀之, 山本 幹男, 橋爪 秀一, 渡辺 恒夫
    原稿種別: 本文
    2008 年 26 巻 1 号 p. 138-145
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/12/21
    ジャーナル フリー
    自律神経は興奮と抑制をコントロールし、一般にリラックスによって抑制はつよまると考えられている。瞳孔運動(対光反応)を測定することにより、自律神経(交感神経と副交感神経)拮抗バランス度が太極拳実施によって変化することが観察された。本実験結果から、太極拳は生体を適度に活性化させることを含め、実施者の個体差に応じた自律神経を調節する作用をもつ可能性が示唆された。
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