国際生命情報科学会誌
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36 巻 , 1 号
国際生命情報科学会誌
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編集委員会・著作権
目次
お知らせ
研究発表
  • 橋元 慶男
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 4-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    :笑いの効果には、①生理的効果(ストレス解消効果、坑炎症効果、鎮痛効果、抗ガン効果等)、②心理的 効果(気分転換の効果、緊張の緩和、カタルシス効果)、③社会的な効果(対人間の距離を縮め、社会的な相互 作用を促進する効果、集団の凝集性、仲間意識を強める)などが上げられている1)。Norman Cousins は1964 年 強直性脊椎炎の難病で10 分間の笑いが2 時間以上の痛みのない睡眠をもたらし難病を克服し社会復帰した笑い の効用が報告されている。カタリア博士の創案したLaughter yoga による心身に及ぼすストレス軽減効果とスト レスを緩和する睡眠との相関性も考察する。
  • 上杉 一秀, 足達 義則, 新谷 洋人, 合志 和洋, 角田 功, 清田 公保
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 8-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    職場環境の情報化に伴い悪い姿勢を継続することが増え、腰痛へのリスクが増していると言われている。また、これまでの研究で、脚力の左右差やO 脚等、歩行姿勢の悪さが腰痛の一因となっていることが分かってきた。姿勢が良い場合には、効率的に歩行することができるので比較的腰痛になりにくいが、O 脚では横方向に力が分散して効率の悪い歩行となり、これから派生する負荷が腰痛の原因になっていると考えられる。 本研究では歩行訓練の観点から歩行姿勢やO 脚等を改善し、腰痛改善に貢献する歩行訓練システムの開発を検討した。
  • 足達 義則, 笹山 雪子, 上杉 一秀
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 15-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    人にとって適度なストレスは仕事や勉強などの効率を上げると言われるが、許容できるストレス強度には個人差があるとともにストレスの種類に依存している。ストレスの病気原因説を唱えて以来悪者扱いされることが多いが、様々なストレッサーから逃れられない現代社会においては、いかにストレッサーとうまく付き合うかが健康な生活を送るうえで非常に大きな課題と言える。 本研究では各種のストレッサーに対する生体反応を、指尖脈波を通して経時的に検討することで、ストレッサーの生体に及ぼす影響が個性ある被験者でどのような変化となって表れるかを、R-R 間隔のウェーブレット解析によって検討した。
  • 橋爪 秀一
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 23-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    古くから、日本人は鹿に対して可愛らしい、高貴である等の好印象を持っており、神使或は神獣として崇めてきた。しかし、現在、毎年約40 万頭の鹿が害獣として駆除されており、駆除された鹿の大部分は、ゴミとして廃棄されているのが現状である。我々は、駆除された鹿を有効資源として利用すべきと考えており、鹿肉、鹿皮や鹿茸の天然資源としての価値を模索している。日本人は鹿と古くから深い絆を培ってきたことから、今後も鹿と共生するための方法を探っていくべきと考える。今回は、ニュージーランド、台湾及びモンゴルにおける鹿との共生方法と鹿の資源としての利用法について報告し、考察したい。
  • 高木 治, 坂本 政道, 世一 秀雄, 小久保 秀之, 河野 貴美子, 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 24-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    我々はピラミッド型構造物(pyramidal structure: PS)の未知現象を、生体センサ(食用キュウリ切片)を用いて科学的に研究している。これまでの研究成果として、PS 頂点に置かれた生体センサに対して、PS 内部で瞑想者が瞑想した条件でのみ、遅延を伴った非接触効果が検出されることが明らかとなった[1]。1 回の実験は、PS 内部に瞑想者が居る瞑想実験と、瞑想者が居なくなった後の瞑想後実験から成り立っている。瞑想実験では、30 分間の瞑想を午前3 セット、午後3 セットおこなった。セット間に10 分間の休憩があり、3セットを一つの実験単位とした。また、午前の1 セット目の瞑想開始時刻を基準時間とした。瞑想後実験は、基準時間から一定時間が経過した後に(5 時間、20 時間、2.5 日、6.5 日、11 日、20 日)、3 セットを一つの実験単位としておこなった。各時間における非接触効果は3 セットの平均値から求めた。最終的には、各時間における非接触効果は、全実験(最大n=12)の平均値である。我々は現在、PS 内部に瞑想者が存在しなかった場合、すなわちPS が単独で存在している場合の非接触効果の検出を試みている。その理由として、PS 頂点には時間的に周期変動をした非接触効果が存在する可能性が見えてきたためである。これまでの研究では、PS 単独での非接触効果は検出できなかった。それは、各時間の非接触効果は3 セットの平均、及び全実験の平均から求められたため、周期的な変化が消えて誤差の範囲でゼロになったためと考えられる。PS 自体の周期的な非接触効果を実証するため、我々はまずキュウリの生体反応リズムに連動したガス放出の特性を理解しておく必要がある。今回は、キュウリ切断面から放出されるガス濃度の時間変動に関する特性の一部を発表する。
  • 西本 真司
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 25-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    癌の統合医療として星状神経節ブロック、糖質制限食、漢方薬、気功などと低分子化フコイダンを組み合すことでより良い臨床経過を示す症例を以前の症例に加えて報告する。①(胃がんステージI であるが手術なしで3 年以上経過している60 歳女性の症例)、② 84 歳女性、1 年半前に左肺上葉肺癌であり、余命は半年長くても1 年との診断を受けた。家族は患者が高齢のため三大療法なしで統合医療療法での経過観察を希望して、当院を受診した、③経過は5 年のアポトーシスの指標の抗p53 抗体が明らかに低下した64 歳女性乳がんステージⅡA に関しては、統合医療としての3 日断食療法での自律神経調節能、血管年齢の変化、ケトン体データの変化について報告する。④73 歳男性、胃粘膜下腫瘍がんのセロトニン、アディポネクチン、ケトン体データについて報告する。 これらの4 症例における経過からのメッセージを今後の医療の良き提言として考察し、当院から報告したい。
  • 木村 真人, 秋山 友美, 肥田 道彦, 下田 健吾
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 26-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    背景:近赤外線分光法(NIRS)は、気分障害の病態生理を評価するのに簡便な臨床検査方法である。修正型電気けいれん療法(m-ECT)は、重症うつ病や治療抵抗性うつ病の治療法の1 つとして用いられているが、脳機能に及ぼすm-ECT の効果についてはほとんど研究されていない。目的:我々はNIRS を用いて気分障害に対するm-ECT の治療効果を検討した。方法:倫理委員会に承認された方法に基づいて、13 例の気分障害患者がNIRS を用いてmECT 前後に おいて言語流暢性課題中の脳機能を評価した。研究内容を十分説明し、全ての被験者から書面同意を得た。先行のNIRS 研究(Takizawa et.al, 2014)に前頭葉の酸素化ヘモグロビンの平均パターンよって、6 例のうつ病パターンと7 例の躁うつ病パターンに分類された。結果: 13 例すべての被験者のうつ状態がm-ECT 後に改善された。側頭葉活性は、うつ病パターンと躁うつ病パターンの両方の患者でm-ECT 前に比べてmECT 後に有意に増加した。前頭葉活性は、躁 うつ病パターンがうつ病パターンと比較してm-ECT 後に大幅に改善された。 躁うつ病パターンでは、両側中前頭領域および左眼窩前頭領域でm-ECT 前に比べてm-ECT 後に有意に増加した。結論:我々の結果は、m-ECT 後のうつ状態の改善に伴って、NIRS による言語流暢性課題中の側頭葉活性は、うつ病と躁うつ病パターンの両方の患者で増加するが、前頭葉活性は躁うつ病パターンの患者のみで増加することが示唆された。
一般発表
  • 朝日 舞
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 28-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    かつて日本では黒田藩の貝原益軒が、中国最古の医学書である黄帝内経をもとに、養生訓を編纂している。今日に至ってもその実践的養生法は、現代医学に通ずるものである。現在、日本の近代的医療に於て「未病を治す」という考え方が取り入れられる様になってきた。黄帝内経の基本は未病を治すことが中心と考えられるが、その秘術の行方は不明とされていた。ところが、この秘術は中国では秘法と呼ばれるもので、実践的に伝承され様々な病気の予防と改善に効果をもたらしている。縁の中で日本人では初めて火療法を伝授され、日本での紹介をする事になったが、時を経て火療法は病気の因子を焼却する領域より、更なる進化を遂げることになり、生命の深遠にあるカルマと呼ばれる負のエネルギーを抽出し、その姿を具現化することとなった。その結果、難治的な症状が完治する場合も起こり始めた。今回は、その様々な臨床例よりユニークな現象を報告したい。
  • よしだ ひろこ
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 29-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    近年、私がライフワークとして取り組んでいるグリーフケアサイエンス(GCS 療法®)では、従来のグリーフケアと異なり、死後のエネルギーを感知して「死者との対話」が容易である。予期せぬ出来事やトラウマティックな出来事などで生命を失ったりすると、その喪失感や悲しみに、日常の生活にも異変をきたす。そのような死別を経験した方には「癒しの科学」すなわちグリーフケアサイエンス(GCS 療法®)を勧めている。特に幼い子供や出産前の胎児との死別を経験した母親は自分自身を責める日々が続き、周囲の人にも心配をかける。このような苦しい心情に悩んでいる人に、「死の原因」さえも知ることの出来るこのグリーフケアサイエンス(GCS 療法®)が新たな癒しの科学として医療の現場にも活用される事を願っている。
ワークショップ
理事長講演
  • 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 31-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    国際生命情報科学会(ISLIS)は、2015年に創立20周年を祝し、新たな歴史を歩み始めた。ISLISの設立趣意は、物質中心の科学技術から、こころや精神を含んだ21世紀の科学技術へのパラダイム・シフト(枠組革新)を通じ、人間の「潜在能力」の開花により、健康、福祉、教育と社会および個人の幸福や心の豊かさを大きく増進させ、自然と調和した平和な世界創りに寄与する事である。ISLISは1995年の創立来22年半、現在の科学知識の延長で説明が出来そうも無い不思議なこころや精神を含んだスピリチュアル・ヒーリング、気功、潜在能力、超心理現象などの存在の科学的実証とその原理の解明を追求して来た。この間に生命情報科学シンポジウムを、韓国やブラジルでの開催や9回の合宿形式を含め、45回主催し、英文と和訳付の国際学会誌Journal of International Society of Life Information Science (J.Intl.Soc.Life Info.Sci. or Journal of ISLIS )を年2号定期発行し、総計6,000頁以上の学術論文と発表を掲載し続けてきた。また単行本「潜在能力の科学」も出版した。この間に、不思議現象の存在の科学的実証には多くの成果を挙げた。しかし、その原理の解明は世界的にもほとんど進んでいない。本学会は現在、世界の11カ所に情報センターを、15カ国以上に約190人の会員を、擁している。今回の第45回生命情報科学シンポジウムは、「未知なる科学への挑戦」を主テーマとして掲げ、2018年3月10・11日(土・日)に東邦大学医学部3号館(今までの道路の向かい側)にて主催する。次回第46回は2018年夏に合宿形式で和歌山県高野山近くで開催の準備を進めている。学術発表・講演と共に、一般人も含め楽しめる、実技指導を含む実践的なセミナー・ワークショプも多い。多くの発表や参加・入会を期待する。
講演
  • 杉森 賢司
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 35-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    わが国において,西洋医学が発達する以前,温泉は病気の治療に欠かせないものとして広く庶民に愛されていた。西洋医学におされ,昨今の温泉利用については娯楽目的としての役割と化している。しかし,ヨーロッパ諸国やロシア等において,温泉利用については医学的な見地から使用される事が大半を占め,温泉に関する医学的な研究やそれに関する学会等も多く開催されている。温泉の医学的利用法としてヨーロッパでは盛んに行われているFango 療法をわが国に導入すべくプロジェクトを立ち上げたが,今回,その有用性や温泉の医学的な利用等を中心に解説する。
  • 渡辺 恒夫
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 36-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    誰でも自己の死の当事者である以上は、誰しもが「私の死の謎」を探究する責務がある。演者らは15年ほど前から当事者死生学を唱え「人文死生学研究会」を創設して活動してきたが、このほど成果が『人文死生学宣言』(春秋社、2017)として出版されたので、研究会の活動と併せて紹介する。「人間の死の謎一般」ではない「私の死の謎」を、謎として把握するには、私たちの日常的存在様式である「多数の他者たちの間のひとりの他者」としてのあり方を脱却する必要があるが、その為のエクササイズ法も紹介する。
  • 高木 治, 坂本 政道, 世一 秀雄, 小久保 秀之, 河野 貴美子, 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 38-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    我々はピラミッド型構造物(pyramidal structure: PS)の未知現象について研究をしている。これまで、PS内部に瞑想者が入り瞑想することによって、PS頂点に置かれた生体センサ(キュウリ切片)に影響があるかどうかという実験がおこなわれた。瞑想に関する条件は以下である。(1) 瞑想はPS内部でおこなわれた。(2) 全ての瞑想は、共同研究者である坂本政道によっておこなわれた。(3) 瞑想は1回30分。午前中3回、午後3回おこなわれた。(4) ヘミシンクによる瞑想がおこなわれた。(5) 瞑想中、瞑想者はPS頂点に置かれた生体センサに意識を向けなかった。瞑想者と生体センサは接触していない。従って、生体センサに対する影響は非接触効果である。非接触効果の測定は、キュウリ切片から放出されたガス濃度の測定によっておこなわれた。研究の結果、次の3つの発見があった。 (1) PS頂点に設置された生体センサへの非接触効果は、PS内に瞑想者が居る時と居ない時とで異なった(p=3.13×10-10) [1]。 (2) 非接触効果は、PS内に瞑想者が居る時には検出されず、居なくなった後に、10日間程度検出された(p=3.51×10-6) [2]。(遅延を伴った非接触効果)。(3)非接触効果は、PS内に瞑想者が居た場合にのみ起こり、それ以外の条件では起こらなかった(p=2.19×10-4) [3]。PSの未知現象は、PS内部の瞑想者によって引き起こされた現象である。このことから、PSは生体センサでは検出が難しい瞑想者エネルギーを、検出可能なエネルギーに変換する、一種の変換装置であると結論された。瞑想者エネルギーや生体センサに非接触効果を及ぼしたエネルギーは、現代科学においては未知なるエネルギーではあるが、我々はその存在を実証した。
  • 栗田 昌裕
    原稿種別: 本文
    2018 年 36 巻 1 号 p. 39-
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/26
    ジャーナル フリー
    SRS能力開発法(Super-Reading system)は1987年に栗田が提唱した心身の能力開発の体系である。それは3レベル、180ステップからなる。第一レベルはSuper-reading systemと呼び、30ステップからなり、速読法を主軸とする訓練を行う。第二レベルはSubconsciousness reconstruction systemと呼び、50ステップからなり、潜在意識領域の再構築を行う。第三レベルはSuperconsciousness realizing systemと呼び、100ステップからなり、より高い意識レベルで充実した実り多い日々を送ることを目指し、多様な分野を含む実践的訓練を行う。SRSには速読法、心象法、記憶法、瞑想法、速書法、心身法、健康法、教育法と呼ぶ八分野がある。第一レベルでは知的機能を加速する訓練によって心身を総合的に活性化する。平均読書速度は訓練前の速度の10倍以上になる。第二レベルでは、八分野のより広く、より深く、より高い範囲の内容を順次学び、特殊な訓練を行う。第三レベルでは、200を越える多様な領域に関する内容を学ぶ。SRSの訓練の成果や研究の成果の一部は過去のISLISのシンポジウムで16回にわたって発表された。SRS訓練の中には末梢神経系を活性化するための2群の訓練がある。第1群は「四肢末梢訓練」と呼び、第2群は「12脳神経訓練」と呼ぶ。いずれも敏捷性と巧緻性を高めることを経て、中枢神経系を複合的、総合的に活性化することを目指す。第二群の体系は、初歩の段階から、より高度の段階まで、12段階の方法からなる。その過程で、心身の歪み(ストレス)を改善し、神経系の活性化を実現し、不定愁訴や睡眠状態を改善し、身体の柔軟度の高まりと、知的機能の高まりをもたらす。さらには、抗加齢、認知症、誤嚥、発達障害、夜間無呼吸症候群にも何らかの効果が期待される。
第45回生命情報科学シンポジウム
国際生命情報科学会誌
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