労働科学
Online ISSN : 2187-2570
Print ISSN : 0022-443X
89 巻 , 4 号
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学会報告
  • 「労働科学」 編集委員会
    2013 年 89 巻 4 号 p. 117-139
    発行日: 2013年
    公開日: 2015/03/25
    ジャーナル フリー
    第1回労働科学フォーラムが,2013年12月14日(土)に日本教育会館(東京)で開催された。同フォーラムは,公益財団法人労働科学研究所に設置されている研究推進会議(委員長 櫻井治彦慶応義塾大学名誉教授)が主催するものである。フォーラムでは,産業界,労働界,大学,研究機関,関連団体等において産業安全保健を担う100名を超す中核人材による活発な討議が行われた。「労働科学」 編集委員会では,同フォーラムの総括をとりまとめるとともに,各講演者の発表抄録とフォーラムに連携して開催した労研特別セミナー 「論文の書き方 入門編」 への参加記録を,学会報告 「第1回労働科学フォーラム」 として 「労働科学」 特集号により公開することにした。(写真2)
原著
  • 椎名 和仁, 北島 洋樹
    2013 年 89 巻 4 号 p. 140-148
    発行日: 2013年
    公開日: 2015/03/25
    ジャーナル フリー
    本研究では,前報で報告した電気通信工事現場における 「ヒヤリ・ハット」 から,事故防止対策を探るために,(1)屋内工事と屋外工事の年齢別における項目の傾向,(2)「転落・転倒」 における 「作業内容」 と 「心身機能」 の関係性を詳細に分析した。その結果,屋内工事の18~30歳層では,「脚立作業」 や 「OA床開口部」 での報告が多かった。31~50歳層では 「誤接続・誤接触」 や 「ケーブル損傷・抜け」 に関する報告であった。屋外工事の18~30歳層では,「墜落」,「転落・転倒」 の報告であった。51~60歳と61歳以上の層からは,「自動車運転時」 の体験が多く報告された。「心身機能」 を分析した結果,「脚立作業」 は,屋内工事では 「作業行動」 が近い関係にあり,屋外工事は 「作業行動」 と 「感情・情動」 が近い関係にあった。これらから,ヒヤリ・ハットを活かした事故防止教育の検討が課題として挙げられた。(図5,表1)
研究ノート
  • 多田 恵, 松田 文子
    2013 年 89 巻 4 号 p. 149-153
    発行日: 2013年
    公開日: 2015/03/25
    ジャーナル フリー
    わが国では,近年の少子高齢化の進行を踏まえ,2013年4月からの新しい法律により,事業主には希望者全員を65歳まで継続雇用する義務が生じることとなった。現代の高齢労働者は,まだまだ活躍できる貴重な戦力である。K社においても,高齢者労働者には,若年層に対する技術および技能の伝承や,業務運営の裏方に至るまで多岐にわたる活躍が期待されているが,再雇用で働く60歳以上の労働者,および現在50歳代社員への質問紙調査やインタビュー調査から,働くことに対するモチベーションの維持向上の困難さが浮き彫りになった。その解決策の1つとして,一部の事業所において,高年齢労働者の活躍や意気込み等の 「見える化」 を推進し,社内ポータルサイトで紹介し称えることを試みている。これら高年齢労働者の個々の得意分野の 「見える化」 に加え,身体機能の 「見える化」 を進めることや50歳の時点で60歳以降のキャリアプランを事業所と本人の双方向によるコミュニケーションで考えておくことの重要性が示された。今後は,社内での水平展開を図るとともに,高年齢労働者に更なる活力を与える数々の 「見える化」 に産業界全体が取り組むことが望まれる。(図5,表1)
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