労働科学
Online ISSN : 2187-2570
Print ISSN : 0022-443X
95 巻, 2 号
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原著
  • 今井 多樹子, 高瀬 美由紀, 中吉 陽子, 川元 美津子, 山本 久美子
    2019 年 95 巻 2 号 p. 41-55
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/04/10
    ジャーナル フリー

    看護実践能力向上に不可欠な主要因子を明らかにする目的で,看護師522名に無記名の自記式質問紙を配布し,記述文で回答を求めた。253名の回答者から臨床経験が5年未満の看護師71名を抽出し,テキストマイニングで分析した。結果,言及頻度が高かった主要語は『職場環境』『向上心』『知識』『意欲』『能力』『経験』『患者』『コミュニケーション』などで,構成概念として【学習意欲に寄与する医療チーム内の教育・指導体制】【知識・技術力】【研修参加機会と人間関係を基盤とした職場環境】【自己の学習に寄与する先輩看護師の存在】【主体的な行動力】が判明した。看護実践能力向上においては,養育的な職場環境因子を軸に,個人因子と,自分以外の他者による支援因子が上手く噛み合うことの重要性が示唆された。(図2,表3)

資料
  • 小山 秀紀, 鈴木 一弥, 茂木 伸之, 斉藤 進, 酒井 一博
    2019 年 95 巻 2 号 p. 56-67
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/04/10
    ジャーナル フリー

    本研究では昼寝を想定した椅子での短時間仮眠が睡眠の質,パフォーマンス,眠気に及ぼす影響を調べた。仮眠は昼食後の20分間とし,ベッドでの仮眠を比較対照とした。測定項目は睡眠ポリグラフ,パフォーマンス(選択反応課題,論理課題),精神的作業負担とした。分析対象は夜間睡眠統制に成功した6名(20.8 ± 1.6歳)であった。ベッド条件に比べ,椅子条件では中途覚醒数が有意に多く(p < 0.05),徐波睡眠が少ない傾向にあった。両条件で仮眠後に眠気スコアは有意に低下した(p < 0.001)。パフォーマンスは条件間で有意差はなかった。昼寝椅子における短時間仮眠は睡眠が深くなりにくく,ベッドとほぼ同様の眠気の軽減効果が得られることが示された。(図5,表8)

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