映像情報メディア学会誌
Online ISSN : 1881-6908
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69 巻 , 8 号
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論文特集 2014年年次大会・冬季大会講演
巻頭言
特集論文
  • 山崎 俊彦, 中村 新芽, 相澤 清晴
    2015 年 69 巻 8 号 p. J231-J236
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/25
    ジャーナル フリー
    ビデオチャットや鏡アプリなど,画面外にカメラを置いて画面上に顔を表示するシステムでは,カメラとディスプレイの位置が異なるため正面を向いた映像を撮影して表示することが難しい.本研究では1台のRGB-Dカメラから2.5次元形状を表す顔モデルを生成して,その顔モデルを適切に回転させることによって正面を向いた顔モデルを取得し,映像と合成することによって映像中の顔の向きをリアルタイムに補正する手法を提案する.従来の手法と異なり,RGB-Dカメラの深度情報と一般の顔モデルを相補的に使用することでシステムの利便性と合成の自然さの両立を図る.加えて,22名による主観評価実験によってその効果を確かめる.
  • 宍戸 英彦, 北原 格, 亀田 能成, 大田 友一
    2015 年 69 巻 8 号 p. J237-J244
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/25
    ジャーナル フリー
    複数視点から撮影した画像を用いて注目物体の3次元位置を推定する場合,各画像が同期撮影されていることが前提となるが,大規模空間で同期撮影が困難となるケースが頻出する.運動モデルを仮定すれば3次元位置を近似的に推定することができるが,被写体が高速かつ変則的に移動する場合はモデルのあてはめが困難である.本稿では,大規模な空間において非同期撮影された映像を用いて,高速かつ変則的に移動するバドミントンシャトルの3次元位置を推定する手法を提案する.露光時間を長く設定したカメラで撮影した画像を用いてシャトルの3次元軌道を復元し,そこに短い露光時間で撮影した画像で観測されたシャトル領域を投影することにより,正確な3次元位置推定を実現する.実写画像とCGシミュレーション画像を用いた実証実験により,提案手法の有効性を確認する.
特集研究速報
  • 森本 聡
    2015 年 69 巻 8 号 p. J245-J247
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/25
    ジャーナル フリー
    国策である700MHz帯の周波数再編により,FPU(Field Pickup Unit:放送事業用素材伝送無線局)は1.2GHz帯と2.3GHz帯に,ラジオマイク(ワイヤレスマイク)は1.2GHz帯と放送周波数帯ホワイトスペースに移行することとなっている.そこで,700MHz帯で用いられてきたアンテナと同等の利得,半値角を有し,かつ軽量な1.2GHz帯および2.3GHz帯アンテナを開発した.フィールドテストにより,開発したアンテナの受信特性を評価した結果,700MHz帯を利用する従来システムと同等の受信特性が得られることを示した.その結果,移行周波数帯において安定した中継システムを確立できることを明らかにした.
  • 福島 孝博
    2015 年 69 巻 8 号 p. J248-J252
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/25
    ジャーナル フリー
    本研究は,テレビCMの字幕として,どのような字幕が適切であるかを検証するため実際のテレビCMを素材とし,多種類の字幕を付与し主観評価を行った.その結果,従来からの字幕は比較的良好な評価であったが,縦字幕,スクロール字幕は,評価が低かった.
  • 山崎 俊彦, 中野 雄介, 相澤 清晴
    2015 年 69 巻 8 号 p. J253-J256
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/25
    ジャーナル フリー
    近年,精度の向上や価格の低下によって3Dプリンタが普及し,さまざまなものづくりに応用されている.しかし,3Dプリンタの精度には限界があるため,入力するデータを過度に高精細化しても印刷した時に違いが感じられない可能性がある.これまでの3次元モデルの圧縮品質に関する評価はCG上に限られており,実際にプリントした上での品質評価はほとんどなされていない.そこで本研究では,3次元モデルをポリゴン圧縮によって簡略化させ,それらを3Dプリントして13名の被験者により主観評価実験を行うことで,3次元モデルの圧縮品質とプリントされたモデルに対する主観品質の関係性について調査した.その実験結果から,面数やPSNRと主観評価値がモデルによらずほぼ一対一に対応するということを明らかにした.これにより,プリンタの性能や所望する印刷品質を考慮したうえで3Dモデルの圧縮を行ったり3Dモデルの生成を行ったりすることが可能となる.
  • 山崎 俊彦, 大島 辰之輔, 相澤 清晴
    2015 年 69 巻 8 号 p. J257-J260
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/25
    ジャーナル フリー
    我々は,一般物体認識において多クラス分類器が出力する各クラスへの帰属確率や各クラスの分離平面からの符号付き距離などの中間的な値を処理して認識結果に対する確信度を推定することで,正答の可能性が高い場合と誤答の可能性が高い場合を精度よく判別する手法について研究している.この確信度判定について従来の手法を拡張し,各クラスへの中間出力値を複数用いることで確信度判定の精度向上を図る.中間出力値を処理する手法として,数値計算によるものと機械学習を用いたものの二手法を提案する.これらにより,より高精度の確信度推定が実現でき,最終的な物体認識精度の向上が期待できる.また,これまでone-vs-all SVMに対してのみの実験であったが,最近注目を集めているConvolutional Neural Network (CNN)にも適用し,提案手法の一般性と有効性を確認した.
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