映像情報メディア学会誌
Online ISSN : 1881-6908
Print ISSN : 1342-6907
ISSN-L : 1342-6907
71 巻 , 11 号
選択された号の論文の35件中1~35を表示しています
ふぉーかす
第63回定時社員総会特別講演
特集A
衣・食・住に入り込む先端メディア技術
特集B
放送局のテレビ向けネット動画配信
技術解説
話題;見聞記
講座 UHDを支える映像の高画質化技術(第5回)
映像情報メディア年報2017シリーズ (第6回)
知っておきたいキーワード(第118回)
輝け! リケジョ(理系女子) (第37回)
異業種での映像情報メディア利用(第21回)
私の日本滞在記 (第12回)
思い出の1枚(第6回)
研究ハイライト(第5回)
ニュース
論文特集 映像表現とコンピュータグラフィックス~映像表現・芸術科学フォーラム2017を中心に~
巻頭言
特集論文
  • 向井 信彦, 江藤 祐介, 張 英夏
    2017 年 71 巻 11 号 p. J252-J258
    発行日: 2017/11/01
    公開日: 2017/10/25
    ジャーナル フリー
    多雪地帯では大量の雪が屋根上に積もり,天候の回復に伴って気温が上昇すると,雪間の結合力が緩んで屋根上で雪の分裂が始まると共に屋根との間に働く力も弱くなり,雪は屋根上を分裂しながら滑り,最終的には屋根から大量の雪が落下する.屋根から落下した雪は路面上に拡散するだけでなく,車上や通行人に衝突することもあり,非常に危険である.本稿では屋根雪が分裂しながら滑落する様子を表現する手法について報告する.雪は均一に見えても時間の経過と共に密度や含水率が変化し,屋根の位置に応じて雪質に違いが現れる.また,雪質の変化が原因となって,雪間に働く結合力が変化する.さらに,屋根上を滑る雪には重力や摩擦力以外に雪と屋根との間に働く付着力が影響を与える.したがって,我々はこれらの力を考慮することで,拡張個別要素法を用いて屋根雪の分裂と滑落のシミュレーションを行ったところ,実現象と同様な表現が可能であることを確認した.
  • 飛谷 謙介, 松本 達也, 谿 雄祐, 藤井 宏樹, 長田 典子
    2017 年 71 巻 11 号 p. J259-J268
    発行日: 2017/11/01
    公開日: 2017/10/25
    ジャーナル フリー
    素肌の質感表現はコンヒュータグラフィックス (CG: Computer Graphics) の分野や化粧品分野等, 幅広くニーズが存在する.しかしながら, 肌はその構成物質や構造に起因する複雑な物理特性を持つため, 正確な質感表現は困難な技術課題といえる.そこで本研究では, 素肌に対する印象の潜在的な要因を明らかにし, 印象と物理特性の関係性を体系的にモデル化することを目的とする.これにより, 直感的な肌の質感表現が可能になるだけでなく, 素肌に対する人間の認知機序の解明の一助となり得る. モデルを構築するにあたり, まず, 一般的に用いられる形容語の中から, 素肌を評価することに相応しい語を選定した.また, 素肌の物理特性に基づき正確な質感表現を行うことのできる手法について検討し, 素肌のCG画像を作成した.次に, 選定された語と作成したCG画像を用い主観評価実験を行うことで, 素肌の視覚的印象を構成する潜在的な要因を明らかにした.最後に, 主観評価実験によって得られた結果に対して回帰分析を行うことで, 素肌の物理特性から想起される印象を推定する体系的なモデルを構築した.これにより, 物理特性から印象を推定することや, 逆に所望の印象に寄与する具体的な物理量を予測することが可能となった.
特集研究速報
特集動画付き研究速報
  • 杉浦 裕太, 戸田 光紀, 菊地 高史, 星 貴之, 神山 洋一, 五十嵐 健夫, 稲見 昌彦
    2017 年 71 巻 11 号 p. J280-J282
    発行日: 2017/11/01
    公開日: 2017/10/25
    ジャーナル フリー
    電子付録
    本研究は,芝生の上に,広面積の絵を描画する手法を提案する.芝生は異方性を持つため,毛の角度に応じて光の反射が変化する.この現象を利用するとあたかも芝生に濃淡が生じているように人間は知覚できる.われわれは,芝の毛の方向の角度を変えるローラー型の描画装置を開発した.これを用いてデザインした絵や文字の描画をした.パブリックスペースにおいてデモンストレーションを行い,多くの来場者にシステムを体験してもらった.
  • 柏木 直諒, 杉浦 裕太, 宮田 なつき, 多田 充徳, 杉本 麻樹, 斎藤 英雄
    2017 年 71 巻 11 号 p. J283-J286
    発行日: 2017/11/01
    公開日: 2017/10/25
    ジャーナル フリー
    電子付録
    本研究では,物体に対する人間の把持姿勢を3D復元するシステムを提案する.ペットボトルやビンといった筒状の物体の蓋の上面に魚眼レンズを装着したカメラを付与し,肌色抽出やセグメンテーションといった画像処理を加えて指を認識する.取得した指位置をディジタルハンドモデルと組合せることで手全体の位置姿勢を復元する.本システムは,日用品の利用状況の計測に基づく製品改良や,スポーツのトレーニングに活用できる.
論文
  • 伊藤 良太, 藤田 和弘
    2017 年 71 巻 11 号 p. J287-J294
    発行日: 2017/11/01
    公開日: 2017/10/25
    ジャーナル フリー
    コーヒーの染みなど,目視では識別することが困難な淡い小さな布の汚れを鮮明化する画像処理手法を提案した.汚れが近紫外線で微弱であるが蛍光することを利用して,対象とする布を撮影する際の光源とし,白色LEDおよび近紫外LEDを用いて対象の布を撮影する.撮影画像の各RGB成分画像に対して,スパースコーディングにより求めた基底画像を用いて,テクスチャ構造成分の低減を行う.その後,各画素のRGB成分に対して,白色LEDを光源として撮影した画像と近紫外LEDを光源として撮影した画像との差の3乗を成分とする新たな画像を生成し,それに対して無相関化後,尖度を独立性の評価基準とした独立成分への分解を行う.
    実験により本手法の有効性を示した.特に,無相関化のみでは,汚れがすべての成分画像に現れるが,独立成分画像に分解することにより,汚れが単一成分画像にのみ現れ,画像成分分解として良好な結果となった.
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