映像情報メディア学会誌
Online ISSN : 1881-6908
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ISSN-L : 1342-6907
71 巻 , 4 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
論文特集 選奨(技術振興賞/映像情報メディア未来賞)受賞者論文
招待フィールド論文
技術振興賞 コンテンツ技術賞受賞
  • 伊藤 正史
    2017 年 71 巻 4 号 p. J125-J130
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/03/25
    ジャーナル フリー
    地上デジタル放送で,HDと4Kを切替えながら視聴できる番組コンテンツ技術を実用化した.現在の地上デジタル放送では,放送波で4K映像を提供することはできない.しかし,ハイブリッドキャスト運用規定2.0版で,H.265/HEVCにより圧縮符号化された4K映像をMPEG-DASHで配信し,テレビ上で再生する運用が可能になった.そこで,ハイブリッドキャストを使って放送と同内容の4K配信映像を表示し,従来の受信機に影響を与えることなく,放送の使命である視聴者の安心・安全を確保した上で,現在の地上デジタル放送でHDと4Kを切替えて視聴できる番組を実現した.本稿では,4Kなどの新しい映像技術を放送サービスで提供する方法として,ハイブリッドキャストによる放送と通信のハイブリッド伝送の実現手法を示すとともに,実際の放送結果と,視聴地域に応じたCMを表示するアドレッサブル広告への応用について述べる.
招待論文
映像情報メディア未来賞 フロンティア賞受賞
  • 船橋 信彦, 金城 秀和, 青島 賢一, 加藤 大典, 麻生 慎太郎, 久我 淳, 町田 賢司, 菊池 宏
    2017 年 71 巻 4 号 p. J131-J136
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/03/25
    ジャーナル フリー
    電子ホログラフィによる立体像の視域角は,表示装置である空間光変調器(Spatial Light Modulator, SLM)の画素ピッチで決まるため,広視域化を実現するには,画素ピッチが狭い SLMを開発する必要がある.当所では,スピン注入磁化反転と磁気光学効果を利用したスピン注入型SLM(スピンSLM)の開発を進めている.スピンSLMは,微細な素子の駆動が可能であり,1μm以下の狭画素ピッチ化が期待できる.2次元アレイ化には,画素ごとに選択トランジスタを備えたアクティブマトリクス駆動回路が必須となるが,今回,小型のトランジスタでも駆動できるよう素子の低電流化技術を開発した.さらに,画素ピッチ2μm(画素数100×100)の狭画素ピッチに対応したスピンSLMを試作し,任意の2次元画像の表示と書換え動作に成功した.また,原理検証として,磁性ホログラムを用いて広視域表示実験を行った.
論文
  • 石原 聖司, 山本 貴弘, 長谷川 誠, 原 潤一
    2017 年 71 巻 4 号 p. J137-J143
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/03/25
    ジャーナル フリー
    本論文では,画像のウェーブレットフレーム分解によって得られる冗長なウェーブレット係数に対して,原画像の各画素に対応するサブバンド内の範囲(1画素当たりのドットエリア)を分解レベル毎の冗長性に応じて階層的に拡大する方法を提案する.具体的には,冗長なウェーブレット係数からなる特徴空間においてテクスチャ画像をGMRFモデルによりモデル化して各画素のクラスラベルを求める際に,モデルパラメータの推定に用いる係数の範囲および結合確率密度の算出に用いる係数の範囲を,当該ドットエリアに合わせてそれぞれ拡大して取り扱う.本提案法は,GMRFモデルに基づくテクスチャ画像の領域分割の際に使用する画素毎のウェーブレット係数の数を,当該ドットエリアを用いて増加させることで,クラスラベルが孤立する点の発生を抑制することができる.4種類のテクスチャを同時に領域分割する実験により,本提案法の有効性を示す.
動画付き論文
  • 大高 洸輝, 長 篤志, 長峯 祐子, 三池 秀敏
    2017 年 71 巻 4 号 p. J144-J150
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/03/25
    ジャーナル フリー
    ヒトの視覚では,注目している対象が静止しているよりも移動している状態を連続的に観察した方が,対象物体を鮮明に知覚する場合がある.この現象は,モーションシャープニングと呼ばれている.これまでにわれわれの研究グループは,この現象を説明する視覚の時間応答特性モデルを基に,モーションシャープニングを模擬した画像強調手法を開発した.本研究では,これまで議論されてこなかった視覚の時間応答特性における抑制性と興奮性の応答の時間差に着目した.そして,この時間差を導入した画像強調手法を提案した.提案手法をシミュレーション動画像,化学反応動画像に適用し,提案手法の効果を確認した.
研究速報
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