民生用カメラやスマートフォンで撮影した映像を簡単な操作でHD-SDI信号として再生できるメディアプレーヤを開発した.放送用として要求されるFS機能やHD-SDIコンバート機能など,従来は外部機器が必要であった複数の機能をFPGAに集約し,PCと一体化することで小型・低コスト・高運用性を実現した. 現在,放送局を中心に300台以上が出荷され,テレビ報道の速報性向上に貢献している.
本研究ではスマートフォンを用いた簡易型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)による立体視(3D)コンテンツの観察において,画面サイズの変化がユーザ体験に及ぼす影響とその補正方法について,実験的な検討を行った.具体的には,簡易型HMDを用いて3Dコンテンツの呈示サイズを変化させた際のユーザ体験として,立体感,自然さ,臨場感,見やすさ,視覚負担の5項目について7件法で回答を求めた.呈示サイズと水平方向のシフトによる補正の有無を要因とした検討の結果,呈示サイズがユーザ体験に影響し,補正によりその影響が軽減されることが確認された.
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