VHFおよびUHF帯における四端子網の実挿入損の測定精度が, 入力端におけるミスマッチングの度合いによってどのように変わるかを実験的に明らかにするため, 実挿入損のばらつきを取扱うに当り, ミスマッチングの度合いを入力端における反射係数|
S11|で処理した場合と, 同じくスミス図表の中心と入力アドミッタンス軌跡により描かれた円の中心との距離ρにより処理した場合とについて, その結果を検討した結論として, 実挿入損の相対誤差をほぼ±5%におさめるとすれば, |
S11|については0.4以下, ρは40%以下ぐらいにとどめるべきであろうということがいえる.
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