胃のX線診断に用いる12インチ型イメージインテンシファイア間接撮影の画質を改善するため, 電子光学的拡大, X線拡大およびこれらの併用について, 解像度, 粒状性 (ノイズ) および被写体散乱線によるコントラストに関するモデル比較を行った.視野を12インチ, 9インチおよび6インチに限定して6モードを選び, システムの9条件にあてはめて検討した.その結果12インチ密着撮影を標準とした場合, 9インチ視野は電子光学的拡大で, 6インチ視野はこれをさらに微小焦点X線拡大して得るのが最善と結論された.後者の場合はほぼ直接撮影なみの画質が期待される.
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