発光ダイオード (LED) を用いてテレビ多チャンネル伝送を実現するのに有効な伝送方式として, VHF帯の低域 (42-84MHz) に隣接周波数多重して伝送する方式を提案し, 現用テレビ放送波7チャンネルの光伝送実験を行った.この方式では, 2次ひずみの影響がなく, 光源に対する非直線ひずみ補償が不要であり, また, VHFテレビ放送波帯から低域VHF帯へのチャンネル変換が, わずか3個の周波数変換器で実現できるなどの特徴が得られる.実験では, 発光素子に短波長帯LEDを, ファイバにコア径100μmの集束型を, また, 受光素子にAPDを使用し, 1km伝送して1チャンネル当たりの
C/N46dB, 3次相互変調60dB以下の良好な結果が得られた.
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