書き換え可能光メモリーが実用化フェーズに入ってきた.まず, 直径130mmの光磁気ディスクが市販された.パソコンやワークステーション, 電子ファイル用の外部メモリーとして使われ始めている.記憶容量がディスク両面で600MBもある.転送速度はフロッピー以上である.開発フェーズでは, さらに高速化, 高密度化をめざし, オーバライト可能光磁気ディスクや, 相変化ディスクの研究が進んでいる.実効転送速度2MB/sと小型磁気ディスクに迫る性能も研究段階で出始めた.レーザ波長を短くするなど, 線密度を上げる工夫も盛んである.将来は, コードデータはもとより, 音声や静止画, さらにはディジタル動画, あるいはこれらを統合したファイルとなる可能性が高い.
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