一枚偏光子型反射型液晶ディスプレイは高精細表示、中間調表示、高速動画表示が可能であるという点から反射型カラー液晶ディスプレイとして有望である。しかし, その光学特性は平行ニコルと等価であることから高品位モニタディスプレイとして必要な高コントラスト表示を実現することは必ずしも容易ではない。そこで本報告では広視野角範囲において高コントラスト表示を実現するために必要な液晶層、位相差フィルムの設計法について検討を行った。その結果、広視野角範囲においてコントラスト40以上を有する反射型フルカラー液晶ディスプレイを実現した。
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