-
原稿種別: 表紙
p.
Cover1-
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
-
原稿種別: 文献目録等
p.
Misc1-
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
-
原稿種別: 目次
p.
Toc1-
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
-
塚根 みどり, 加藤 直樹, 浅田 智, 山本 義則, 津田 圭介, 分元 博文, 田窪 米治
原稿種別: 本文
p.
1-6
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
IPSモードは従来のTNモードと比べて、視野角が広いという特徴を持っているが、応答速度が遅く、開口率が低いという問題がある。大画面・高精細のモニター用のIPSモードTFT-LCDパネルを開発するに当たり、まず、セルおよび材料設計パラメータと駆動電圧、応答速度との関係を明らかにした。この結果に基づいて、大型パネルを低電圧で駆動でき、かつクロストークを解消できる新しい駆動法の特徴を生かしたセルおよび材料の設計を行い、IPSモードの15.2型ワイドパネルで広視野角でかつTNモードと同等の応答速度を実現した。
抄録全体を表示
-
寺本 和良, 松川 文雄, 森井 康裕, 春名 一志
原稿種別: 本文
p.
7-13
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
DCB(Double Cantilever Beam)試験によりLCDパネル用シール材の接着強度を測定し、次のことが明らかになった。UV硬化型シール材と熱硬化型シール材の接着強度を比較すると、初期強度では熱硬化型シール材の方が高い強度を示すが、60℃, 90%R.H.500時間の高湿度暴露試験後には, その差が小さくなった。また、UV硬化型シール材の剥離モードが凝集破壊であるのに対し、熱硬化型シール材はガラス基板との界面破壊であった。更に、シール材とガラス基板との間に有機膜が存在する場合は、UV硬化型シール材の接着強度が熱硬化型シール材より高い結果となった。上記結果は、材料硬化に伴い被着体界面に発生する内部応力が、UV硬化型シール材の方が小さいため生じたと考察される。
抄録全体を表示
-
川村 忠史, 宮下 哲哉, 内田 龍男
原稿種別: 本文
p.
15-19
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
表面配向力の定量的評価は液晶の物性の研究や応用上重要であるが配向力がある程度強い場合には適当な測定法が無かった。そこで本研究では相転移ドロプレット法を提案し、ラビングによる表面秩序度の評価が可能であることを示した。相転移ドロプレット法では配向力が非常に強い場合から弱く不均一な配向までの幅広い範囲の評価ができることが明らかになった。また、ラビング無しの状態から強くラビングすることによって表面秩序度が増加すること、ラビング無しでは基板に対して方位角方向にグイレクターが不均一であっても表面秩序度がある程度の値を示す場合があり、極角方向の表面秩序が高いことを示すことなどが明らかになった。
抄録全体を表示
-
菊池 裕嗣, 吉田 崇人, 梶山 千里
原稿種別: 本文
p.
21-24
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
ラビングされた高分子表面への液晶分子の配向吸着挙動を、液晶を有機溶媒に溶解した溶液の中にラビング処理された基板を浸漬し、その光学的リターデーション測定から評価した。液晶分子は、ラビング方向に平行に強固に吸着し、溶媒洗浄でも容易に脱着しなかった。また、分子間力の大きな液晶分子ほど低濃度で吸着平衡に達した。この結果より、混合液晶と基板との界面でのある特定の液晶分子の選択的な吸着が示唆され、界面近傍とバルクでの混合組成に差異が生じること予想される。
抄録全体を表示
-
宮本 哲雄, 中村 健一, P.J. Le Masurier, 杉村 明彦, B.A. Timimi, G.R. Luckhurst
原稿種別: 本文
p.
25-29
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
2枚のガラス基板で構成されるサンドイッチ型セル内のネマティック液晶ダイレクタ分布を、重水素化核磁気共鳴法(DNMR)を用いて詳細に調べた。印加電圧増加に伴い、観測される四重極分裂の幅は減少し一本のピークとなる。さらに電圧を増加させると分裂幅は増加し、印加電圧が0Vの場合の半分の値に収束する。これはダイレクタ分布が印加電圧に伴い、磁場と平行な状態から磁場に対して垂直な方向へと連続的に変化することを意味する。表面アンカリングを考慮し、磁場と電場にさらされたネマティック液晶ダイレクタ分布の電圧依存性を数値計算により明らかにした。このダイレクタ分布から得られるスペクトル電圧依存性は実験と良く一致した。
抄録全体を表示
-
井口 真由美, 樋口 章二, 鈴木 克宏, 湊 孝夫
原稿種別: 本文
p.
31-38
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
反強誘電性液晶(AFLC)において、初期配向状態としてジグザグ欠陥のない層構造を生成させ、それを外部の衝撃から保護できるパネルへとすることは困難であった。われわれは、この2つの問題は同時に解決すべきものと考え、ストライプ状の壁を形成した基板を対基板と加熱圧着することで、開口部以外が密閉された多数のトンネルを有する頑丈なセルを作成し、そのセルに温度勾配をかけた。これは液晶の体積収縮を利用して液晶分子を動かし、層折れ曲がり方向を制御する方法である。この結果、強誘電性液晶(FLC)ほどではないがAFLCでもジグザグおよび線状欠陥はかなり消失させることができた。
抄録全体を表示
-
本村 弘則, 亀山 忠幸, 高橋 直樹
原稿種別: 本文
p.
39-43
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
配向膜上に形成したコレステリック液晶ポリマー(以下Ch-LCPと記す)の配向過程について議論する。TEM(透過型電子顕微鏡)、DIM(微分干渉顕微鏡)、AFM(原子間力顕微鏡)を用いることにより、配向時間を変えたCh-LCPの断面及び表面を観察し、これらの配向過程を明確にすることができた。また、配向過程の初期段階に発生するCh-LCPのディスクリネーションは配向時間が経過するにつれて減少するのが分かった。また、これらの反射特性を測定すると、配向時間の増加にともない鏡面反射率は増加し、拡散反射率はそれとは逆に減少し、コレステリック特有の選択反射を示した。拡散反射率の減少はディスクリネーションの減少に起因するものであると推測でき、反射特性においても上記3種の顕微鏡写真から得られた配向性との相関を得ることができた。
抄録全体を表示
-
沢田 温, 中園 祐司, 苗村 省平, Kazuaki Tarumi
原稿種別: 本文
p.
45-50
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
液晶材料の複素誘電率の周波数特性において、低周波領域で現れる誘電分散、誘電吸収現象を、空間電荷分極の観点から複数種イオンの存在を想定して検討した。イオン間の静電的相互作用が無視できる条件においては、複数種のイオンによる分極が与える誘電率、誘電損率は各イオンからの寄与を加え合わせたものになると考えられる。この仮定の下で、液晶材料5CBにおいて観測される誘電率、誘電損率の低周波領域での変則的な挙動に対して、拡散定数の異なる複数種イオンからの寄与に分離して考察を行った。その結果、5CB中に4種類のイオンの存在を想定することにより、理論式を用いた計算により得られる周波数特性曲線を実測値にフィッティングできることがわかった。
抄録全体を表示
-
松井 秀彦, 宮田 知幸, 長谷部 浩史, 高津 晴義, 小林 駿介, 飯村 靖文
原稿種別: 本文
p.
51-55
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
強誘電性液晶に液晶性モノアクリレートモノマーを少量ドープし、SmA相でUV硬化させ、高分子ネットワークを形成する。そのとき、表面安定化型強誘電性液晶(SSFLC)セルのしきい値制御を実現した。SSFLCDにおいて、液晶性高分子ネットワークにより、モノマーのドープ量を増加すれば、しきい値電圧の低下を引き起こすことがわかった。このことから、もし、FLCD内で高分子ネットワークの密度が異なる領域が作製できれば、1画素内でしきい値電圧の異なる領域が作製されることになり、結果としてパッシブマトリックス駆動することによって中間調表示が実現されると考えられる。
抄録全体を表示
-
三村 広二, 住吉 研
原稿種別: 本文
p.
57-62
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
カラーフィルタや偏光板を用いないホログラフィックPDLC(HPDLC)は、高反射率、高色純度が期待できることから次世代の反射型液晶ディスプレイとして有望である。HPDLCとは、素子内に液晶液滴層と高分子層を交互に積層した構造であり、層間の屈折率差を利用した回折格子である。これまで回折效率に入射偏光依存性がよく、高い反射率が期待できると考えられていた。今回、HPDLCに関する偏光を含めた光学特性の数値計算を行い、その結果、入射偏光がS偏光の場合は、高い反射率(回折効率が1)を期待できるが、P偏光の場合は、多層構造の方位で決まる反射率が得られることがわかった。さらに、実在する高分子の屈折率の波長分散特性を測定し、HPDLC素子の光学特性予測を行なったので情報する。
抄録全体を表示
-
浅田 忠裕, 堀 美智子
原稿種別: 本文
p.
63-67
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
ポリマー薄膜でコレステリック液晶の小体積を包んだ小胞が積み重なった構造は強い光散乱により、光を透過せしめない。電界配向性のネマチック液晶をコレステッリック液晶にあらかじめ混合しておくと、電界によって液晶分子をホメオトロピクに配向させうるので、偏光板不要の光シャターとなすことができる。これを、受光型の液晶表示に用いる試みをおっこなった。二重の意味で省エネ型表示デバイスを実現するものである。
抄録全体を表示
-
欅田 昌也, 加藤 直樹, 増茂 邦雄, 大井 好晴, 結城 正記
原稿種別: 本文
p.
69-74
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
小型・高輝度のプロジェクタ実現を目的として反射型ライトバルブを試作した。高分子分散型液晶を用いたプロジェクタにとって光利用効率の良いライトバルブの大きさをシミュレーションで求めた。2インチで高精細のライトバルブを実現するため、ガラス基板上に低温poly-Si TFTで表示アレイおよび周辺ドライバを集積した。遮光対策として黒色樹脂を混合した平坦化膜をもちいて反射電極を形成し、40μmピッチXGAの高精細表示を得た。
抄録全体を表示
-
関根 裕之, 浅田 秀樹, 望月 和雄, 小川 康則, 小澤 一徳, 奥村 藤男
原稿種別: 本文
p.
75-80
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
TFTで構成されたアンプのオフセット電圧ばらつきを補正する方法を提案し、アンプ内蔵の駆動回路一体型液晶ライトバルブの開発を行った。アンプの補正は、全てのアンプのオフセット電圧を記憶し、これを映像信号にフィードバックさせることで行う。この補正によりアンプのオフセットばらつきを低減できることを確認した。またTFTアンプは、高精細ディスプレイを十分な速度で駆動することが可能であり、試作した2.7型液晶ライトバルブにおいて、十分な階調表示を得ることができた。
抄録全体を表示
-
田中 一成
原稿種別: 本文
p.
81-86
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
薄型・軽量・低消費電力を特長とする液晶ディスプレイにおいて、現在、さらなる軽薄短小(省)化が期待されている。これに対応するため当社は実装面より取り組み、ACF(Anisotropic Conductive Film)を用いたCOG方式を開発、実用化した。これにより、従来のTAB方式の課題を解決しただけではなく前述のようにさらなる薄型・軽量・コンパクトなLCDモジュールを実現し、表示品位や接続信頼性といった品質向上と、液晶パネル検査工程の簡素化やLSIの共用化などにより切り替えロスを最小限にした多品種対応の生産ラインの構築を可能にした。本稿では、AV機器向けを中心に広く採用されているCOG実装方式によるLCDモジュールのデバイス・プロセス技術を紹介する。
抄録全体を表示
-
井家 亮俊
原稿種別: 本文
p.
87-90
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
カ-TV・ナビゲーション等の映像表示用として、薄型、軽量、高輝度、広視野角を特徴にTFTアクティブマトリクス液晶ディスプレイが広く製品化されている。現在、光源の高輝度アップがなされる中で更なる高耐久性能化が求められており、本稿では高輝度と高耐久環境に耐えうる製品の信頼性表示品位向上に向けての取り組みの一つを紹介する。
抄録全体を表示
-
星野 真一, 堀 誠一郎, 井村 秀之, 村田 智浩, 山元 英嗣
原稿種別: 本文
p.
91-95
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
TFT液晶パネル製造において、実装・モジュール工程での生産ロスを抑えるため、液晶セル状態での画像検査が必須となっている。現在の画像検査方式では、走査電極・信号電極・対向電極の各端子にプローブを接触させて検査するのが一般的である。この方式では、プローブ精度確保のためのアライメント作業による生産性低下、液晶パネルの画面サイズ別に検査用プローブが必要, または検査用プローブの維持コストが高価といったような問題等がある。今回、TFT液晶パネルのセル状態での画像検査において、検査用配線パターンを液晶セル内に設けることにより、上記問題点を解決し、3〜7型TFT液晶に共通に対応した簡易画像検査を実現した。
抄録全体を表示
-
浅田 忠裕, 赤羽 浩一
原稿種別: 本文
p.
97-98
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
透過型が主であったこれまでの光学特性測定装置では、測定の簡便さと正確さに重点が置かれ、人がデスプレー・パネルの前に座り見ている、読んでいる、打ち込んでいる、事が考慮されていない様に見える。人は顔を向けて文字を読んでいる。体の重心はもちろんのこと体を容易に動かしてはいない。この実情を少しでも取り入れ、より正確に光学量を測定するにはどうすればよいのか。これを考察することから、評価装置の製作に取り組んだのである。
抄録全体を表示
-
大谷 俊哉, 木下 寛志, 藤田 晋吾, 水野 浩明, 山口 久典, 松浪 将仁, 小川 鉄
原稿種別: 本文
p.
99-104
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
一枚偏光板反射型カラーSTN7.8型VGA液晶ディスプレイにおいて低消費電力化を図るため、駆動方式、回路構成の検討を行った。駆動方式においては、APT方式の走査側電圧を低電圧化したIAPT方式よりも、APT方式の方が、低消費電力において有効であることを示した。回路構成については、各部での電力消費を解析し、高効率DC/DCコンバータの開発、電源供給部、電源バイアス部の最適化を図り、平均消費電力100[mW]以下の超低消費電力駆動を実現した。
抄録全体を表示
-
奥田 嘉晃, 松井 直久, 福田 一郎, 小谷 勇慶雄, 内田 龍男
原稿種別: 本文
p.
105-110
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
コンパクトで携帯可能な情報機器やAV機器の普及とともに、バックライトを必要としない明るく高精細な反射形LCDが強く要求されている。本報告では、その候補の一つとして、反射板を液晶セルの内部に設けることで用いる偏光板を1枚に減らし、かつ位相差板を付加した構成の新らしいECB方式の反射形STNLCDを提案し、この方式の電気光学特性を数値解析法で詳細に調べた。その結果、位相差板を用いない構成では良好な表示特性が得られないが、位相差板とセル条件を最適化すると明るいマルチカラー表示が得られることがわかった。
抄録全体を表示
-
佐藤 孝, 伊藤 康尚, 木村 直史, 水嶋 繁光
原稿種別: 本文
p.
111-116
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー
反射型LCDの表示方式として用いられている一枚偏光板方式の表示品位は液晶層のリタデーションと光学位相差板の波長分散に大きく依存する。本論文では一枚偏光板方式のノーマリーホワイトモードについて液晶層のリタデーションと光学位相差板の波長分散が変化したときの白及び黒状態の色付きをシミュレーションにより求め、表示品位の高い設定値を見出したので報告する。
抄録全体を表示
-
原稿種別: 付録等
p.
App1-
発行日: 1998/01/30
公開日: 2017/06/23
会議録・要旨集
フリー