ディジタルデータを高密度記録した再生専用型の光ディスクシステムのデータ再生性能を、計算機シミュレーションにより調べた。この光ディスクシステムは、ピットエッジ多値記録方式により各々のピットエッジに3値のディジタルデータを記録し、2次元PRML(Partial Response Maximum Likelihood)再生方式により4個のピットエッジを同時に再生する。シミュレーションの結果、この光ディスクシステムはDVDプレーヤと同じ光ピックアップを用いながら、DVDの2倍もの記録密度を達成できることがわかった。また、記録補償技術とビタビ復号方式が性能向上に有効であることがわかった。