人間工学的手法によりスーパーTFTモニタの印象評価, CRTモニタとのドットサイズ比較, TN-TFTモニタとの視角許容範囲の比較を行った。印象評価では広視野角特性により同サイズのTFTモニタに比べ好印象を獲得し, かつ画面サイズは実ドットサイズよりも大きい評価を得た。ドットサイズの比較において文字のポイント数とサイズを変え最適ドットを調べた結果, XGA表示でに17"CRTに相当するLCDは13.9"であった。視角許容範囲を広くするためには, コントラスト比よりも明るさと色調変化の物理量が重要であり, これらの特性が優れるスーパーTFTモニタは文字, 図形, 自然画の各画像で視角許容範囲に優位性を示した。
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