映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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24.6
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  • 原稿種別: 表紙
    p. Cover1-
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 原稿種別: 目次
    p. Toc1-
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 角本 英俊, 中 茂樹, 岡田 裕之, 女川 博義, 福本 滋, 山本 肇, 若林 守光
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-1
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    マトリクス有機EL素子の回路シミュレーションプログラム(EL-SPICE)を開発し, 擬似パネルの過渡動作解析を行った.その結果, ITO抵抗の上昇に伴い, 応答時間の遅れおよび実印加電圧の低下が顕著となり, 発光が見られなることがわかった.また, 高効率の素子を想定し, 高抵抗ITOを用いた場合には, 非選択点が発光してしまう不具合が生じることが明らかになった.大面積単純マトリクスパネルの均一性改善にはITO抵抗の低減が課題となる.
  • 三上 明義, 石川 貴博, 山村 尚希
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-2
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    発光源を含む多層薄膜構造に対する光学解析ツールの開発を目的とし、多重干渉効果と多層膜の特性マトリクス計算を組み合せた4分割モデルを用い、"Color by white"方式白色EL素子の発光特性と絶縁層材料の光学定数の関係を調べた。その結果、(1)光取出し効率における約50%の損失が発光層から絶縁層への光伝搬過程で生じており、絶縁層の光学設計が効率改善に大きな影響を有する。(2)光取出し効率に与える背面絶縁層の効果は小さく、前面絶縁層の光学定数に律速されており、例えばSiO_2絶縁層の場合、前面絶縁層の光学設計を最適化することで2〜3割の改善が見込まれる。(3)SiO_2絶縁層では発光効率および発光スペクトルの膜厚あるいは視角による変動が大きいのに対し、Si_3N_4絶縁層ではそれらの影響が少なく、良好ら変動の少ない発光特性が得られるなどの結果を得た。これらの知見を基に誘電体多層膜の設計に代表される等価膜理論に対し、屈折率が連続的あるいは周期的に変化するような"屈折率傾斜型絶縁層"を提案している。
  • 荻 季彦, 三浦 登, 松本 皓永, 中野 鐐太郎
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-3
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    二重絶縁構造薄膜EL素子において、不純物を添加したZnSバッファ層が発光層へのキャリヤの注入を促進し、輝度向上に寄与するかどうかを実験的に検証した。不純物として、AI^<3+>、Cu^, l+>、Li^<l+>を用いた。これら素子の伝導電流、Q-V特性、L-V特性を測定し不純物を添加していないundoped ZnSバッファ層を用いた素子やバッファ層を用いなかった素子の特性と比較した。また、不純物を添加したバッファ層と不純物を添加していないバッファ層をそれぞれ上部・下部に持つ非対称構造の素子を作製し、その発光波形を観測した。これら測定から不純物を添加したバッファ層を用いることで、発光層へのキャリアの注入が増加し、輝度が向上することがわかった。
  • 川西 光宏, 三浦 登, 松本 皓永, 中野 鐐太郎
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-4
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    フルカラー薄膜ELディスプレイの青色成分として要求される特性を十分満足する青色発光薄膜EL素子の試作に成功した。作製した素子は、発光層に2価のEuイオンを添加したBaAl_2S_4薄膜を用いた。BaAl_2S_4:Eu薄膜の成膜には、組成制御が困難な多元化合物の成膜に有用である2源パルス電子ビーム蒸着法を使用した。EL素子の発光は、470nm付近にピークをもち、CIE色度は、(x=0.12, y=0.10)であった。発光輝度は、50Hzパルス波駆動で最高輝度65cd/m^2を達成し、従来のチオガレート系材料では得ることのできなかった高輝度で高純度な青色発光を実現した。
  • 山本 一郎, 中 茂樹, 岡田 裕之, 女川 博義
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-5
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    Cs系合金は低仕事関数を持ち, 光電面電極として実用化されている.本研究では, このCs系合金を有機電界発光(EL)素子の電子注入陰極として検討した.ITO/トリフェニルアミン誘導体(TPD)/アルミキノリノール錯体(Alq_3)/Cs_2O/Al構造で, 印加電圧6.4V, 電流密度100mA/cm^2において1500cd/m^2の輝度を得た.これはAlLi陰極を用いた場合と同等の特性である.ショットキー放出に基づく電子注入機構の解析結果より, Cs_2O/Al電極のAlq_3に対する電子注入障壁は0.39eVであると見積られた.
  • 中谷 敏邦, 白井 徹也, 宮田 俊弘, 南 内嗣
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-6
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    簡易な成膜技術であるディップコート法を用いて遷移金属元素または希土類元素を添加したGa2O3蛍光体薄膜を作製し、それを発光層に用いるBaTiO3セラミック絶縁形薄膜EL素子のEL特性について検討した。その結果、 Ga2O3蛍光体を母体材料とし、発光中心に遷移金属元素であるCr、 CoおよびMnまたはSnを用いた薄膜EL素子において、それぞれ赤色、緑色および青色発光を実現し, また希土類元素であるSm、 Nd、Eu、 Dy、 Er、Ho, CeまたはPrを用いた薄膜EL素子で多色発光を実現できた。中でもGa2O3蛍光体にMn、 CrおよびEuを添加した薄膜EL素子において、それぞれ1kHz正弦波交流電圧駆動で1018[cd/m^2]の緑色、 375および309[cd/m^2]の赤色の高輝度発光が実現できた。
  • 宮田 俊弘, 中谷 敏邦, 三上 明義, 南 内嗣
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-7
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    スパッタ法もしくはディップ法によって作製したGa_2O_3:Mn及びZnG_2O_4:Mn酸化物蛍光体薄膜を発光層として用いるBaTiO_3セラミック絶縁層形薄膜EL素子を作製し、高周波駆動時における動作特性について検討した。正弦波交流電圧駆動において、輝度、発光閾値電圧および輝度の印加電圧に対する立ち上がり等のEL特性は、駆動用波数を60Hzから10kHzに増加させるにつれて大きく改善された.10kHz駆動において、120V以下の印加電圧で、1000cd/m^2以上の緑色発光がGa2O3:Mn及びZnGa2O4:Mn薄膜を発光層に用いたEL素子において実現できた。一方、パルス電圧駆動時においては、EL特性は駆動周波故にほとんど依存しなかった。正弦波交流電圧駆動における高周波駆動時のEL特性の改善は主として発光層と絶縁層の誘電緩和時間によって説明される。
  • 中谷 敏邦, 鈴木 信吾, 宮田 俊弘, 南 内嗣
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-8
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    発光層に各種酸化物蛍光体を用いる薄膜EL素子における高周波駆動時のEL特性の経時安定性について検討した。BaTiO_3セラミックを基板兼絶縁層に用い, Zn_2Si_xGe_<1-x>O_4:MnあるいはGa_2O_3:Mn薄膜を発光層に用いる片絶縁層構造薄膜EL素子を作製し、特別な封止処理を施さすに、大気中、室温下で、 10kHzの正弦波交流電圧で素子を駆動した時のEL特性の経時変化を測定した. Ga_2O_3:Mn薄膜EL素子は, 10000時間以上の長期間にわたり安定に動作を示した。
  • 藤原 敏彦, 大澤 龍, 深田 晴己, 大観 光徳, 田中 省作, 小林 洋志
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-9
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    青色EL材料として注目されているSrS:Cu, Agの発光効率の向上を目指し、材料交互供給型Hot Wall蒸着法によりSrS:Cu薄膜を作製し、結晶性やフォトルミネッセンス(PL)特性に対するCu濃度の依存性、成膜後のアニールの効果を調べた。SrS:Cu薄膜からは472nm付近にピークを持つ青色のPL発光が観測された。Cu濃度を増加させると、グリーンシフトを起こすことなく、PL発光強度のみが増加した。アニールにより更にPL強度が増大したが、同時に発光ピークが15nmほど長波長側にシフトした。X線回折の測定結果からはアニールによるSrS薄膜の結晶性の改善はほとんど認められず、アニールは主にSrS格子中へのCuの拡散を促進する効果があるものと思われる。
  • 佐藤 祐一, 佐藤 進
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-10
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    GaN系マイクロUV-LEDアレイを用いた新規フルカラー・フラットパネルディスプレイの発光特性をモンテカルロ法によりシミュレーションし、高精細、高輝度を実現できるデバイス構造を検討した。 4から6μmの直径を有する蛍光体粒子をランダムに配置することにより蛍光体膜を構成し、励起光源としてのGaN系マイクロUV-LEDをその蛍光体膜の前面に密着させた。蛍光体膜の前面から放出される蛍光強度は背面からのものに比べ2倍程度大きく、透明なGaN系マイクロUV-LEDを用いることでその前面発光を利用することができる。また、背面からの発光が大きく散乱されるのに対し、前面からの発光は散乱が小さく高精細ディスプレイに適している。蛍光体膜の膜厚やUV-LEDの面積等、他のパラメータに対する発光特性の依存性も併せて検討した。
  • 楠原 豊典, 青木 徹, 畑中 義式, Look David C.
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-11
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    燐原子を含むZn_3P_2をドーパント原料としてエキシマレーザードーピングすることで単結晶ZnO基板上にp型ZnO層を形成させた. PL測定により検討した結果, エキシマレーザー照射によりZnO表面で酸素欠乏が生じるが高圧酸素雰囲気下ではそれが抑制できることがわかった.さらに, 低抵抗n型ZnO基板上にp型ZnO層を形成したところ, ダイオードのI・V特性を得ることができ, 110 Kのもとで白紫色の発光も観測できた.この発光スペクトルには370 nm付近でのピークも含まれ, このピークはバンド端発光によるものと考えられる.
  • 三宅 亜紀, 小南 裕子, 立岡 浩一, 桑原 弘, 中西 洋一郎, 畑中 義式
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-12
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    励起子発光を示すZnO薄膜をエピタキシャルZnSパッファ層を用いてSi基板上に作製することを試みた。作製したZnO薄膜は全てc軸配向を示し、熱処理による結晶性の向上が見られた。基板温度400℃以上で作製したZnO薄膜において、エピタキシャル成長が確認され、その方位関係は(0002), [1120]ZnO//(111), [110]ZnS//(111), [110]Si(111)であった。1000℃でアニールを行った膜では、20KでのPL測定におてい、3.35eV付近にピータを持つ励起子発光を示した。これに対し、室温では約2.2eVにピークを持つブロードな可視域の発光が支配的であった。
  • 浦壁 隆浩, 橋本 隆, 岩田 明彦, 伊藤 篤, 有本 浩延, 牧田 勇
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-13
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    多数の発光素子を一括して形成できる、プラズマディスプレイ(PDP)と同じようなXeの誘電体バリア放電を発光に利用した大画面用のディスプレイ素子を開発した。画素ピッチ10mm、16×16で1ユニットが構成された、ディスプレイ素子を配列し、スタティック駆動により64インチのフルカラー動画表示をすでに実現している。今回、我々は、画素ピッチ10mmに加えて、6mmのガス放電ディスプレイ素子を開発した。本研究会において、まず、素子の構造、駆動原理も含めた駆動方式について述べる。次に、素子の発光特性、および実際に想定される駆動条件下において、ピーク輝度800nit、パネル効率21m/Wの性能が得られることについて述べる。最後に、低電圧パルスでセル選択が可能な駆動方式について述べる。この方式により、個別電極に印加する電圧を25Vまで低下させることができた。
  • 吉岡 俊博, 沖川 昌史, 土岐 薫
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-14
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    PDPではXe励起原子からの147nm共鳴線及びXeエキシマからの172nm分子線を蛍光体励起に利用している。特に現在使用している放電ガス組成など比較的低Xe分圧領域では14.7nm共鳴線が優勢であると考えられており、 PDPの高効率・高性能化のためには共鳴線閉じ込め効果の影響を把握することが不可欠である。通常PDPに用いられるセルディメンジョンやガス組成では、閉じ込め空間内の再分布の影響は小さく、閉じ込め距離に依存した境界壁面への離脱が重要である。 1次元計算から求めた離脱係数を用いてモデルを簡易的に3次元に拡張し, 実際のPDPセル構造での共鳴線利用率及び実効減衰時定数の放電発光位置依存性を評価した。その結果、ストライプセル構造の底面及び隔壁面に蛍光体が塗布された漂準的なNe/Xe(4%)400torrガス組成のPDPセルの場合、前面基板から放電発光位置が30μm離れていると仮定して、共鳴線利用率は40%程度である。また、実効減衰時定数は80〜90nsであった。この減衰時定数とレーザ吸収分光法により求めたXels_4密度分布から、共鳴線生成量は1.5×10^8[光子/セル・パルス]となり、分子線生成量とほぼ同じであった。
  • 原田 茂樹, 岩田 明彦
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-15
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    面放電型AC-PDPにおいて、維持電極は、透明電極とバス電極で構成されており、それぞれの電極幅は、輝度、電圧マージンに大きな影響を与える。透明電極、バス電極の電極幅と輝度、動作マージン、コストの相互の関係は、大画面PDPにおいては重要であるが、意外と明確にされていない。本報告では、これらの関係がトレードオフであることを明確にし、セル設計の一つの考え方を提案する。
  • 萩原 啓, 後沢 瑞芳, H.S. Jeong, 高野 善道
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-16
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    面放電形AC-PDPのセル内における放電現象を解析するため、その放電発光の空間時間変化の様子を透明なリブ障壁を通して高速ゲートカメラで観察した。Xeから放射される823nm及び828nmの近赤外線とNeから放射されるオレンジ色の発光の空間時間変化を比較し、電子エネルギー分布及び電子密度分布に関する定性的な解析を行った。さらに828nmの発光領域について、ガス圧や電極配置による影響を調べ、リブ高さが100μmと200μmのとき発光領域の厚みはほとんど変わらず、駆動電圧を上げてもあまり変わらないことを明らかにした。これらの結果は2次元放電シミュレーションの検証及びPDPの発光効率改善に有効であると考えられる。
  • 谷口 均志, 小牧 俊裕, 雨宮 公男, 中村 英人, 徳永 勉, 鈴木 雅博, 三枝 信彦
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-17
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    50インチ型のXGAワイドPDPの更なる高画質化を、新しいセル構造と駆動方式を開発することで達成した。セル構造では『ワッフルリブ』を採用することで、輝度・発光効率、コントラスト比、及び垂直解像度の改善を実現した。駆動方式では『CLEAR方式』を採用することで、コントラスト比を高め、動画擬似輪郭妨害の解消に成功した。1999年7月に発売された『PDP-502HD』は、これらの技術で560:1のコントラスト比と560cd/m^2の最大輝度を実現している。
  • 池田 裕一, 鈴木 敬三, 福本 英士, 柴田 将之, 石垣 正治
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-18
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    AC-PDPのアドレス放電における電荷クロストークの機構を粒子法により解析した。卒解析により電荷クロストークが電子の輸送現象による事を初めて見出した。さらに、輸送電子量を削減するようにセル形状を設計できる見通しを得た。
  • 中村 智彰, 坂本 渉, 余語 利信, 堀田 裕, 林 真紀子, 左合 澄人, 平野 眞一
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-19
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    AC-PDPの低コスト化のために、化学溶液法によるAC-PDP用誘電体保護膜の形成について検討を行った。当研究グループでは、以前、金属マグネシウムと2-メトキシェタノールを用いた有機溶媒系プロセスについて報告した。今回は、溶媒として水を選択した水系コーティングプロセスについて報告する。酢酸マグネシウム、各種添加物を水に溶解させたコーティング溶液を用い、パネル上にスピンコート、焼成を行うことによりMgO膜を作製した。このMgO膜(透過率90%以上)を用いて試作したPDPパネルについて放電電圧を測定した結果、この膜は有機溶媒系プロセスによって得られたMgO膜と同等の特性を有することを確認した。
  • 平川 貴義, 内池 平樹, 一ノ瀬 隆, 木村 准治, 井手 義章
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-20
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    ac形プラズマディスプレイ(PDP)の発光効率を改善する方法の一つとして、放電により発生する真空紫外線の利用効率を高めることが挙げられる。これを達成するために真空紫外線を透過する保護層材料が注目されている。本研究では真空紫外線透過率が高いMgAl_2O_4の組成比を変えた資料を作成し、イオン衝撃による二次電子放出比γl特性を測定した。
  • 椎木 正敏, 岡崎 暢一郎, 岩永 昭一, 古川 正, 鈴木 輝喜
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-21
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    プラズマディスプレイパネル(PDP)では, 蛍光体の焼成工程での輝度劣化が問題視されている。本報告では, PDP蛍光体のプロセス劣化に着目し, 焼成時の各蛍光体での劣化度合い及び劣化要因について検討した。特に, BaMgAl_<10>O_<17>:Eu青蛍光体は, 赤, 緑のPDP蛍光体に比べ, 顕著な輝度低下を生じる。この青蛍光体のペースト焼成では, 主に蛍光体結晶の励起効率の顕著な低下が生じていることが明かとなった。さらに, この蛍光体中に新たな深いトラップ準位が形成されていることが確認された。青蛍光体のペースト焼成劣化は, 蛍光体結晶の劣化が主因であると考えられる。
  • 只木 進二, 石本 学, 岩瀬 信博, 福田 晋也
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-22
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    プラズマディスプレイパネル(PDP)に用いられる青蛍光体BaMgAl_<10>O_<17>:Eu^<2+>はパネル駆動時の輝度劣化率が赤、緑蛍光体と比較して大きく、劣化率改善が課題になっている。本発表では、劣化メカニズムを解明する為に、X線、真空紫外線を照射した時の蛍光体表面の構造変化をTEMにより直接観察した結果を報告する。
  • 後沢 瑞芳
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-23
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    蛍光体の特性改善によるPDPの高輝度・高効率化のため、青色蛍光体(BaMgAl_<10>0_<17>:Eu)のプロセス劣化を評価したところ、最も輝度劣化の少なかった試料は83%の輝度維持率を示した。劣化率の違う試料の励起スペクトルから、254nm励起時の劣化と147nm励起時の劣化の仕方が異なっていることが分かった。劣化の仕方の異なる3つの試料について化学分析を行ったところ、蛍光体粒子のごく表面のEuの価数が二価から三価へと変化する事が劣化の原因で有ることが分かった。当初予想されたカーボンの汚染はどの試料からも観測されなかった。
  • 岡崎 暢一郎, 椎木 正敏, 鈴木 輝喜
    原稿種別: 本文
    セッションID: IDY2000-24
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    プラズマディスプレイパネル(PDP)用蛍光体について、励起光強度に対する蛍光体の輝度飽和特性を調べた。PDP用蛍光体をArFレーザ(波長:193nm、パルス幅:25ns、周波数:10Hz)で励起し、励起エネルギ密度-蛍光体発光輝度特性を測定した。その結果、励起エネルギ密度0.2mJ/cm^2・pnlse以上で、今回使用したすべての蛍光体で輝度飽和特性を観測した。
  • 原稿種別: 付録等
    p. App1-
    発行日: 2000/01/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
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